
長泉町→国道1号→三島市坂→広域農道→月光天文台→
①函南 原生の森公園
→旧熱海街道(県道11号)→
②熱海峠
→旧伊豆箱根十国線(県道20号)→十国峠→湯河原峠→箱根峠
→元箱根→旧伊豆箱根湖畔線→竜宮殿
→県道75号湯河原箱根仙石原線→湖尻
→旧伊豆箱根早雲山線→桃源台→仙石原→
③ポーラ美術館
→強羅→小涌谷→国道1号→宮ノ下
→国道138号→宮城野→仙石原→はこね金太郎ライン→
④金時見晴パーキング
→矢倉沢→足柄街道(県道78号)→足柄峠→
⑤誓いの丘
→金太郎富士見ライン→足柄→
⑥道の駅ふじおやま
→国道246号→新御殿場IC→新東名→長泉沼津IC→長泉
4月27日の走行記録
【①函南 原生の森公園】
ゆっくり流すつもりで走り始めましたが、山裾を縫う広域農道に入ったら、ほとんどクルマが来ない林間のワインディングはすこぶる楽しくて、やはり気合いが入ってしまいます。
月光天文台を過ぎたところで、いつもはわき目も振らず走り抜けていますが、今回は初めて横道にそれて「原生の森公園」を覗きに行きました。公園のある「函南原生林」は「箱根禁伐林」とも呼ばれて,水源涵養林として江戸時代以来何百年も伐採を禁じて手厚く保護されてきたところです。

ここから林道になりますが、保護のため通り抜けが禁止されています。ここで引返しましょう。

ゆっくり写真を撮りに来たいところですが、今回は先を急ぐので場所の確認だけにします。
【②熱海峠】
旧熱海街道(県道11号)はもうすっかり慣れた道ですが、この日は様子が違いました。森の中なので前日の嵐で道の上に大きな枝まで散乱しています。

やっと辿りついた熱海峠。今回はトイレだけ拝借して伊豆スカイラインには入りません。
ここからは、かつて東急と西武による「箱根戦争」の舞台になった道を順に通り抜けます。
まず熱海峠から箱根峠までの十国線(現在は静岡県道20号熱海箱根峠線)ですが、外輪山の尾根を走るこの道は霧の名所です。この日はまさにその洗礼を受けてしまって何も見えません。そのまま芦ノ湖スカイラインに入れば「サーキットの狼」に登場する公道グランプリコースですが、こんな状況で芦ノ湖スカイラインに入ったら、恐い思いをするだけなので元箱根に下りました。
霧の中では運転に神経が集中するのしょう、元箱根で買うつもりだった五郎稚児饅頭も、すっかり見落としました。
芦ノ湖畔からは、やはりかつての伊豆箱根の有料道路だった湖畔線を通り抜けます。
湖尻から早雲山線(現在は神奈川県道734号大涌谷小涌谷線、735号大涌谷湖尻線)に入り大涌谷をかすめながら早雲山に出ようとしましたが、なんと桃源台から先が通行止になっています。前日の風による倒木が道を塞いでいるそうです。
仕方がありません。仙石原からポーラ美術館前を抜けて強羅に向かう林道を回りましょう。仙石原の草原なんか霧に包まれてすっかり幻想的な世界です。
【③ポーラ美術館】

ポーラ美術館の前はこの通りです。

美術館の看板なんか、すっかり霞んでいます。
ボーラ美術館から強羅に抜けて、彫刻の森の前を小涌谷に上がってから国道1号を下ります。宮ノ下の富士屋ホテル前を左折して、今度は国道138号で再び仙石原を目指しました。
【④はこね金太郎ライン 金時見晴パーキング】
そのまま乙女トンネルを抜けて御殿場に下りれば良いのに、阿房自動車はわざわざ「はこね金太郎ライン」に向かいます。アスパラは用事なんか待っていないという気儘なご身分です。

トンネルを抜けた頂上に「金時見晴パーキング」があります。元々眺望はないところですが、この日はその上に霧の中です。

トンネルの中なら視界は利くと思っていたら、このトンネルでは中もしっかり霧が流れています。
【⑤誓いの丘】
そのまま矢倉沢に下りて、今度は足柄街道(県道78号御殿場大井線)で足柄峠を目指します。
この日は霧に悩まされ道に散乱する枝と戦うドライブだと、もう諦めていましたが、足柄峠を過ぎて小山町へ下り始めたら、あら不思議、富士山がくっきりと姿を現わしました。

ここにある新田次郎文学碑では、「誓いの丘」を「富士山眺望日本一」と謳っています。まあ地元の思いでしょうが、それでもなかなかのものです。

雲に隠れた太陽を入れて撮ってみました。
【⑥道の駅ふじおやま】

ここまで来れば、やはり「道の駅ふじおやま」に立ち寄ります。
凄く遅い昼食だか、少し早い夕食だか分かりませんが、「鯖のしお焼定食」をいただきました。
写真が欲しいところですが、あんまりお腹が空いていたので、やっぱり撮り忘れました。
退屈を紛らすためだけのお散歩ですから、眺望なんか期待しませんでしたが、最後の最後に望外のプレゼントをいただきました。「出かけなければ何も撮れない」とは先輩からの教えですが、本当にその通りだと良く分かりました。