前回10/20(木)、なんにも用事が無いけれどBMW ActiveHybrid 3に乗って、富士山麓に阿房(あほう)自動車を運転しましたが、これはなかなかおもしろい、もっと続けてみることにしました。
そこで10/25(火)、今度も用事が無いけれど、大菩薩峠に阿房自動車を走らせてみようと思いました。
毎回一人の気ままな旅というわけにはいかず、今回はアスパラ奥様同行です。
用事というのは、冠婚葬祭があるとか、片付けるべき仕事があるということで、名所旧跡を訪ね見聞を拡げようなどといったら、これはもう立派な目的で、用事になるでしょう。
紅葉を訪ねるのはどうなんだと言われれば、いくらか曖昧な部分はありますが、まあ行かなければ行かないで済むところに出かけるのだから、これは阿房自動車と呼べるでしょう。
今回は山梨県なので、入口の大月ICまでは、高速を使い(東富士五湖道路須走IC→中央高速 大月IC)移動しました。

大月からは国道20号線(甲州街道)を進みます。
難所の笹子トンネルは緊張しますが、内部では片側通行にして壁の補修の真っ最中でした。古いトンネルを維持することはとっても大変なことでしょう。
笹子トンネルを抜けた初鹿野(はじかの)ですぐに右折。県道218号大菩薩初鹿野(だいぼさつはじかの)線に入ります。初鹿野という地名は中央線の撮影ポイントとして鉄ちゃんには懐かしい名前なのに、最近聞かなくなったと思ったら「甲斐大和」に駅名が変わっていました。

しばらく走ると竜門峡(りゅうもんきょう)。
外はすっかり寒くなっていました。
ここからは本格的な山道ですが、交換も容易で難しい道ではありません。

天気はイマイチですが、紅葉は盛り。写真も楽しめます。

色の組み合わせが気に入っています。
そうこうしているうちに、上日川(かみひかわ)峠に到着。

大菩薩嶺案内図

ここが大菩薩峠の入口になりますが、一般車はここから入れず、登山者はここに車を置いていくため、大きな駐車場が整備されています。

上日川峠の紅葉。見事に赤くなっています。
寒いし、眺望は利かないし、大菩薩峠に用事が待っているわけでもなし、下山することにします。
ここからは、県道201号塩山停車場大菩薩嶺(えんざんていしゃじょうだいぼさつれい)線。

途中で見かけた紅葉に思わず停車。赤い色に目を惹かれますが、手前の木が邪魔します。
景色を楽しんで下ってくると、国道411号(大菩薩ライン)に合流。この道は八王子を起点に青梅を抜けて、柳沢峠越えで甲府に至る道で、甲州裏街道とも呼ばれます。良く整備された走りやすい道でしたが、途中で左折して東部東山広域農道(東山フルーツライン)に入り、勝沼を目指しました。
知らなかったのですが、このフルーツラインは甲府盆地の夜景が美しい道とのことです。
帰り道を只まっすぐ帰ったのでは、帰宅するという用事になってしまうので、まだふらふらとおいしい道をたどります。
まずは、国道137号(御坂みち)。新御坂トンネルを抜けて河口湖に至る道ですが、一宮から御坂に向けた登りは全線2車線化された上に、走っている車のマナーもすばらしく、すいすい追い越して気持ちよく峠越えができました。

河口湖からは、ゆっくりと湖北道路を楽しみます。
河口湖の北岸に沿って、湖越しに富士山を眺める道ですが、当日は生憎の天気で富士山は見えません。しかし、湖岸の道は色づき始めたところで、雨の中でいたく風情がありました。
そのまま西湖に出て、同じく北岸をのんびり流していきました。
国道139号線に出て、本来は右折して精進湖経由で南下するのでしょうが、左折して青木ヶ原を目指します。少し走って県道71号富士宮鳴沢線に入ります。

青木ヶ原樹海
この青木ヶ原がとても良かったです。ちょうど色づき始めたところで、その色合いがなんとも言えずすてきで、前にクルマもいなくて気持ちよく流してきました。
豊茂から先は、前回富士山麓阿房自動車のコースを逆に戻り、朝霧高原、富士山南麓道路をたどって帰宅しました。

当日の走行記録です。
7:55出発、15:43帰着。その間の走行時間5時間37分。
走行距離は意外に伸びて259km。
楽しい走りを満喫しすぎたせいか、先週接種したインフルエンザの予防注射が災いしたのかわかりませんが、帰ってきてからすっかり体調を崩し、3日間伏せってしまいました。
とあるみん友さんに刺激され、11月上旬に黒部にトロッコ列車に乗りに行く計画を立てましたので、早く体調を戻し、その日に備えたいと思います。
Posted at 2016/10/27 19:48:59 | |
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