
昨日(12/15)は、アスパラ奥様が東京に出かけてしまったので、さて私はどうしようと思案に暮れました。
用事もないのに車を走らせる阿房自動車には、絶好の機会です。
しかも、アスパラ奥様を8時前に三島駅まで送迎したため、早起きして時間もたっぷりあります。
静岡市清水近辺の三保松原(みほのまつばら)、薩埵峠(さったとうげ)を目指そうと走り始めました。昼は由比で桜エビのかき揚げでも食してみるつもりです。
ところが走ってみると、けっこう雲が出ており、富士山とのコラボが命の三保松原、薩埵峠ではいささか不向きではないかと感じ始めました。どうしたものか。
急遽方針を変更して、伊豆半島南部に向かいます。伊豆白浜では、いまアロエまつりをやっていることを思いだしたのです。

昨日徘徊した軌跡です。よく走った~。
阿房自動車は先を急ぎません。まず立ち寄ったのは

浄蓮の滝(じょうれんのたき)。
しっかり準備運動をした上で、滝壺まで階段を下りました。
行きはヨイヨイ、帰りは恐いです。

浄蓮の滝です。
下流に目を転じると、清流を利用してわさび田になっています。
続いて天城峠を越え、河津に向かいます。
今日は時間もあるので、横道にそれて旧天城トンネルを通ろうと思いましたが、国道からの分岐点にはしっかり柵がされており、通行止めでした。ここは、またの機会にしましょう。
河津からは海に出て、国道135号は高いところに登ります。
立ち寄ったのは、

尾ヶ崎ウイング。
国道沿いのパーキングスペースで大人気スポットですが、駐車スペースが少なく、なかなか入るチャンスがありません。今回はちょうどスペースが空いていました。

尾ヶ崎ウイングからの眺望
伊豆諸島が望めます。タイトル写真は大島ですが、上の写真は左から利島、新島、式根島、神津島だそうです。
ここを出ると、すぐに白浜です。

白浜アロエの里
アロエの里を見つけるのに少し迷いました。入るところがわかりにくいのですが、この写真に写っている後ろの崖の上が、先ほどの尾ヶ崎ウイングだったと後でわかりました。
12/1~1/4までアロエまつりを開催中で、日曜日には味噌汁が振る舞われますが、平日なので気合いが全然入っていません。

暖かくてのどかです。
他に写真を撮りに来ているカップルが1組いたものの、地元の人さえほとんどいません。

ゆっくり写真が撮れました。
さてこの後ですが、暖かさに誘われて南伊豆を徘徊します。

下田の先の弓ヶ浜。 海岸線がきれいな弧を描いています。
40年前の夏に、会社の慰安旅行で来て以来です。

目の前には、休暇村南伊豆。
ここのレストランで遅めの昼食。

金目鯛炙り茶漬け定食。
わたし的にはハズレでした。近くの地元食堂に入った方が良かったのでしょう。
ここからが、南伊豆のハイライト。
燦々と太陽が降りそそぐ海岸の道を、気持ち良く駆け抜けます。オープンだったら最高ですね。
石廊崎にも寄りましたが、駐車場が高い(¥500-)上に、灯台までずいぶん歩くようなので、すぐにUターン。

次に行ったのは奥石廊崎。数台分の駐車スペースしかありませんが、誰もいません。

駐車場からの遊歩道は、きつい上に、かなり恐い道です。

登ってみれば、この雄大な景色。
270°位の大パノラマです。

カップルのためでしょうか、記念写真用のモニュメントもあります。

それにしても誰もいない。
伊豆半島でも、ここまで足を伸ばす方は少ないのでしょう。
阿房自動車は行く先に用事がないからこそ阿房自動車なのですが、ここまで来てしまうと帰らなければならないという用事ができてしまいます。しかも、今日は夕方17時半に三島駅にアスパラ奥様をお迎えに行くという約束なので、ぜひとも帰らなければなりません。
もう14時を過ぎましたので、時間がかなりタイトです。
帰り道は転調して、スピードあげた走りにしてみましょう。
徹底して海岸線のコースです。
妻良(めら)、子浦(こうら)、波勝(はがち)、雲見(くもみ)、岩地、松崎、堂ヶ島、田子(たご)、安良里(あらり)、宇久須(うぐす)、土肥(とい)、戸田(へだ)、大瀬(おせ)、三津(みと)と、並べただけでも魅惑的な景勝地を、快適にドライブウェイが結び、まさに涎が出るところです。
あんまり快適な走りが続いて、途中からいささか食傷気味で気が緩むという、とんでもない贅沢ぶりでしたが、無事17時10分に帰着できました。

戸田の先の出逢い岬では、富士山も拝んでいます。
現役の皆様が、師走の忙しさに追いまくられている中で、とんでもなくのんきな話ですが、老い先の短い者がやっている道楽なので、どうぞ大目に見てください。
Posted at 2016/12/16 13:41:26 | |
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