
先週木曜日(7月20日)は大井川に出かけてきました。
夏休みが始まると、混雑して気ままなドライブも難しくなるでしょうから、いまのうちにという気持ちがありました。
何の用事がある訳でもなく、さてどこに行こうかといつものように思案に暮れました。あまり行ってない方向で、大井川方面に決めました。
桜の時期に撮影に行こうかと狙いましたが、イマイチ土地感に乏しくて行かずじまいだったので、少しは勉強して来ましょう。
大井川といえば大井川鐵道で、鉄道写真の名所でもあります。HPでも「
撮影スポット 」が紹介されていますので、今回はロケハンのつもりで気楽に出かけました。

最初の目的地は家山。新東名を島田金谷ICで下りて、国道473号を北上していくと、桜で有名な家山の桜トンネルに出ます。

普通電車を撮ったり、(21000系 元南海高野線のズームカー)

撮影スポットのひとつ、家山橋梁を確認したり、

家山駅でレトロな気分に浸ったりと、ゆっくり寛ぎました。
次は、沿線随一の人気スポットである大井川第一橋梁を確認しに向かいます。
ここからは県道63号に入って北上。大井川は右岸が国道、左岸が県道です。
国道と県道を使い分けながら進むことになります。

「SLの見える丘公園」に立ち寄って、大井川第一橋梁を俯瞰して、
坂を下りると、すぐ「道の駅 川根温泉」です。ここにクルマを置けます。

道の駅 川根温泉
【① 大井川第一橋梁】

道の駅の裏が、まさに大井川第一橋梁です。
撮影のために道の駅があるというローケーションです。
カメラを構えている方とお話してみると、今日は予定表に載っていないが蒸気機関車トーマスの運転があって、あと10分位でやってくるとのことです。招待客だけを乗せる特別な列車だそうで、これはついている。
5分前になると10名位ですが、クルマで飛んできたカメラマンも加わりました。

トーマス登場
驚いたことに、もう1台の人気者ジェームスと重連です。たいへん貴重な機会に恵まれました。
1カ所で撮影したらもうおしまいだと思っていたら、みなさんはクルマに乗って追っかけるそうです。それならばと私もついていきます。
ここから、トーマスと抜きつ抜かれつの大レースです。
左に待避しているのは、大井川鐵道が運行する「バスのバーティー」。
これもトーマスを追っかる人気者です。
列車の前に出られるか出られないかという真剣勝負で、平日で車が少ないのを幸い、みなさんエラくぶっ飛ばします。この集団が近づくと、よく知っているのでしょう、地元の車は道端によけて止まってくれます。
【②塩郷】
走っているうちに、偶然ですがトーマスと併走になりました。神様がくださったなんともありがたいチャンスです。速度を抑えて、しっかりドラレコで撮影しました。
後ろから「バスのバーティー」も近づいてくるし、独り占めでは申し訳ないので先を急ぐことにして、場所を譲りました。
【③塩郷-下泉】
その先では路側にクルマを止め、カメラを抱えて走ります。蒸気機関車が近づく音がどんどん迫って来て焦ります。

畑の中を駆けるトーマスとジェームス
撮影を終えたらすぐに追走。慣れているらしいクルマに後ろから煽られたので、先に行かせて後ろにつきます。
【④田野口】

先行車が急に右折したので、慌てて私も右折し追走。
そうしたら、なんと絶好のポイントに出ました。

田野口駅手前 トーマスとジェームス
慣れたクルマに先導してもらうので、撮影スポットにどんどん案内して貰えます。効率は良いのですが、とにかく忙しい。

バスのバーティーを先頭に、パパラッチ達が列を作って進みます。

駿河徳山駅でバスは列車を待って停車。我々は終点千頭での到着場面を狙うため先を急ぎます。

半分位のクルマは大井川第二橋梁を目指して右折しますが、ここでも我々はひたすら千頭を目指します。

千頭駅手前の橋を渡っているときに、もう画面左にトーマスが来ています。
ヤバい、間に合わない。

ホームでは、既に到着を待ち受けています。
【⑤千頭駅】
大井川鐵道本線の終着駅は千頭。
タッチの差で、到着場面は撮れませんでした。

千頭に到着したトーマス&ジェームス

機関車ジェームスのアップ

構内では、トーマスフェアを開催中。
そこには

左:パーシー 右:ヒロ
静態保存されている蒸気機関車が並んでいます。
クルマの運転も、写真の撮影も、たっぷり楽しめて、いい体験でした。
このあとは、長島ダム経由で井川湖を目指しましたが、ここからはナビにミスリードされっ放し。

この先、車両通行止めです。手前の新しい道を案内すべきです。
仕方がないので、そのまま寸又峡(すまたきょう)を目指すことに変更。

山奥の温泉 寸又峡
行き止まりなので向きを変え、自宅を目的地にしてもう帰途につきます。
ナビ様は、千頭から今度は国道362号を山越えして、直接静岡方面へ向かえと指示します。

ナビ様を過信して、道端の案内を気にしませんでした。
時間帯通行止めの案内です。

誘導員のおじさんに停められて、「すみません。3時まで通行止めです」って、いままだ1時半です。
「左側の道は、狭くて、急坂で、カーブがきついですが、ここを通れば、静岡方面に行くことはできます」と案内されたので、礼を言って迂回路に入りました。

あらかじめ「狭くて、急坂で、カーブがきつい」と断わられてはいますが、ホントにこれが国道の迂回路とは信じられません。写真ではわかりにくいですが、道幅は乗用車でほぼ一杯です。さらに路肩がまことに心許ない。前からクルマが来たらバックで下がる自信はありません。
「絶対に対向車が来ませんように!」と強く念じ、願いが通じて1台も遭遇しなかったのは幸いです。
そこら中が通行止めでしたが、山間部の道路を維持管理するのはたいへんなことだと、あらためて認識させられました。

本日の走行記録
パパラッチ走りと、山間部隘路の恐怖と、いつもはなかなか味わえないドライブでした。
Posted at 2017/07/23 12:55:04 | |
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