
昨日(3/20)は、所属する写真クラブの定例撮影会でした。
なにかと忙しいとか、花粉が舞っているとか、言い訳ばかり口走って、ちっとも写真を撮りに行っていませんが、そういうときにクラブの恒例行事は良いきっかけになって、たいへんありがたいものです。
参加者は8名(男性6名、女性2名)。全員60歳以上で最高齢は88歳の長老です。もちろん時間の融通はメンバーばかりであり、空いている平日に出かけています。その方が、写真を撮るにはずっと効率的です。
今回は「伊豆西海岸 大田子(おおたご)の夕陽」をメインターゲットにします。いつもは日の出直後で光線が良い時間を狙おうと、5時とか6時に集合しますが、今回は夕陽ですからゆっくり出発できます。どうせなら朝早くから出かけようという元気の良い意見もありましたが、1日中撮っていると肝心の夕陽になる前に体力を使い果たして、もう帰りたくなりそうだとの意見が通って、12時出発となりました。

3/20の行程図
沼津→国道136号→大仁→県道18号修善寺戸田線→だるま山高原
→西伊豆スカイライン→船原峠→県道411号西天城高原線→仁科峠
→県道410号仁科峠宇久須線→宇久須(うぐす)→安良里(あらり)
→神洞滝(じんぼらのたき)→堂ヶ島→大田子海岸
→国道136号→土肥→船原トンネル→下船原バイパス
→天城北道路→修善寺道路→伊豆中央道→駿河湾環状道路→沼津
【①だるま山高原】

定番の「だるま山高原レストハウス」からの富士山です。
実は、春霞というか花粉混じりの黄砂のせいで遠景は霞んでいましたが、写真編集ソフトでどこまで直せるかというチャレンジをしています。
どうですか、まあ一応見られるでしょう。

これが写真クラブの面々です。今回もこのプリウスPHVとアスパラのActiveHybrid3の2台に分乗して出かけました。こちらはプリウス組の男4名。ActiveHybrid3には、最高齢の長老様ご夫婦と、もう一人のご婦人をお乗せします。
【②西伊豆スカイライン 戸田(へだ)駐車場】

プリウスPHVとActiveHybrid3
戸田峠からは西伊豆スカイラインを走りますが、今回はプリウスの後ろをゆっくりジェントルに走っています。なにしろ車内は4名乗車で、合計300歳を超えている状況ですから、こういう走りもできることをご披露します。

見下ろせば戸田の集落と駿河湾
肉眼では、対岸は霞んでいますが、写真は調整すればこれくらいになります。

長老が駐車場から真っ先に山を登り始めてしまい、アスパラもおつき合いいたします。
やはりここへ来たら、せっかくですから富士山を眺めておきましょう。
【③仁科峠(にしなとうげ)】
船原峠(同じ場所を土肥峠とも言うようですが)からは行幸道路(県道411号西天城高原線)で稜線伝いに仁科峠へ。

仁科峠では遠望は利かないので景色はあきらめて、そこにいたライダーをとり囲んでいます。
スナップ写真系の人は、こういうときに声をかけるのが上手です。会話をしながら上手に写真に収めています。
ライダーさんは「僕のバイクは小さいですよ。750ccです。」と謙遜されます。
確かにいまや1,500ccなんてバイクもあるようですが、私らは「ナナハンライダー」に憧れた世代ですから、750ccには十分な迫力を感じます。
【④ミツマタ群生地】
仁科峠からは県道410号仁科峠宇久須線で海岸に下りますが、その途中にミツマタの群生地がありました。

光の具合もおもしろくて、みんなでワイワイ楽しく撮りました。

良い場所をご存知の先輩に、今回も助けられます。
【⑤神洞滝(じんぼらのたき)】
安良里(あらり)から少し山に入ると神洞滝という滝があるらしいと話題になりましたが、誰も行ったことがありません。近くのお店や、歩いていた中学生に道を尋ねましたが、どちらも要領を得ません。どうやら地元でもあまり知られていないようです。

地図を頼りに危なっかしい道を頑張って登っていきます。道幅はギリギリで、これでは引き返すことさえできません。
どん詰まりにその神洞滝がありました。

今回は水量が少ないようです。

見どころは大きく落ちるところではなく、その下で2つに分かれて流れる部分のはずですが、右側には水が流れていません。
場所を覚えましたが、もう一度あの難所を越えて行くかは迷うところです。
【⑥大田子海岸】
いよいよ、今日のメインイベントの大田子海岸です。

大混雑の大田子海岸
春と秋のお彼岸前後が絶好ということで、お彼岸前日の20日に行ったのですが、平日にもかかわらずこの人出です。
日没の2時間くらい前にはもう駐車場が一杯になります。無料駐車場ですが、ボランティアの方がしっかり誘導してくれます。きれいなトイレを使わせて貰い、無料で車を駐めさせて貰うのに、自販機でお茶を買ったくらいでは地元も元が取れないだろうと思うのですが、「また来てください」と気持ち良い声をかけてくれました。「西伊豆の夕陽を知って貰いたい」という心意気のようです。心豊かな土地です。

海岸から笛を吹いて餌をやり、鳥を呼び寄せてくれました。
夕陽を狙っていたカメラマン達は、一斉に鳥を狙いますが、
「シャッター速度に気をつけてね~。そのままだとブレブレだよ~!」と、親切にご注意をいただきました。
夕陽は感度を落として、スローなシャッターで撮っているので、動きの速い鳥を追うなら、とにかくシャッター速度を稼ぐのが大事です。慌てていると、こういう切替えに頭が付いていきません。

いよいよ、夕陽です。
このまま右側に落ちていき、水平線ではゴジラ岩の穴の辺に行く予定です。

夕暮れの賑わい
この辺まででした。水平線近くは厚い雲が残っていて、このあとは残念ですが太陽は隠れました。

陽が落ちたところで、粘っていた地元のベテランから
「縦構図も撮っといた方が良いよ。」とアドバイスをいただきました。
そうです。忘れていました。
日の入り後に空が赤く染まらないかと未練がましく粘り
ましたが、残念ですがそれはありませんでした。

帰り道はいたって順調でした。大田子を18時12分に出発して、国道136号線で船原トンネルを抜け、開通したばかりの下船原バイパス、天城北道路、修善寺道路、伊豆中央道、駿河湾環状道路と進み、19時40分にはもう沼津に帰り着いています。
まことに実り多い一日でした。
Posted at 2019/03/21 23:13:40 | |
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