
写真クラブの撮影会がいよいよ始動しました。昨年11月に山中湖方面に紅葉を撮りに行っていますが、師走は忙しいと12月の開催は見送りましたので、久し振りの撮影会です。
今回は初春の風景を撮そうと、東伊豆白浜の「アロエの里」、下田爪木崎の「水仙」、昨年新装オープンした「石廊崎オーシャンパーク」を計画していました。普段は平日に出かけていますが、土曜を希望するメンバーに配慮して1月18日(土)を設定していました。そうです、関東地方に雪が降ったあの日です。
前日から幹事さんは天気予報とにらめっこしながら、みんなと連絡を取って調整に大忙しです。早朝5時半に長泉町(沼津の隣)を出発して、天城トンネルを越えて伊豆白浜に向かうという計画を立てていましたが、雪の天城峠は通行止になりそうで、大幅に計画を変更しました。
風景写真を狙う方々には、雪が降るから中止しようという考えはありません。箱根に行って雪景色を撮ることになりました。それでも道路状況が心配なので、出発は8時に繰下げました。
いつもはアスパラのActiveHybrid3と先輩のプリウスPHVが出動していますが、AH3はノーマルタイヤなので今回はレッドカードです。もう一人の先輩で、しょっちゅう雪景色を撮りに出かけられているF先輩が乗るアクアに、ピンチヒッターをお願いしました。

1月18日(土)の行程図
長泉町→駿東広域農道→
→御殿場→乙女道路→
①仙石原 長安寺
→ポーラ美術館(Uターン)→湖尻→姥子
→早雲山→小涌園→強羅
②強羅 箱根美術館
→国道1号→小田原→真鶴道路
→熱海ビーチライン→
③熱海 姫の沢公園
→熱函道路→伊豆中央道→長泉町
いや~、思っていた以上にたいへんでした。箱根は見事なまでに銀世界でした。
【①仙石原 長安寺】【②強羅 箱根美術館】に行きましたが、箱根の中を右往左往したり、遭難するといけないので小田原、熱海に大きく迂回したりと、大アドベンチャーです。
初めは仙石原を目指しますが、裾野から湖尻峠を越えて箱根に入ろうというF先輩を押しとどめて、御殿場から乙女トンネルを抜けました。
【①仙石原 長安寺】
最初の撮影地は、五百羅漢で有名な仙石原長安寺です。
この辺で写真を撮るなら一度は尋ねてみたいところで、私も前から気にしていましたが今回が初めての訪問です。

雪の羅漢像

長安寺境内
山の中ですから、風が吹くと、とにかくたいへんです。

慣れない雪の中で撮影するのに、メンバーも戸惑っています。
いい作品は撮れないが、次回例会で指摘をいただいて、それを糧にステップアップしようなんて、もう言い訳モードです。
次は、強羅を目指します。仙石原の仙郷楼前からポーラ美術館を抜けていくのが近道ですが、ポーラ美術館の手前でスタッドレスのクルマでも滑り初めたので、大事をとってUターンしました。

道端にクルマが立往生しています。ノーマルタイヤかもしれません。前夜温泉にゆっくり泊っていたら雪が降り始めて困っているのでしょう。冷たいかもしれませんが、巻き込まれないように早々に逃げました。

湖尻に向かう途中にある有名なすすき原ですが、すすきは雪の重みで頭を垂れてしまい、とても絵にはなりません。
湖尻から桃源台、早雲山を抜けて、用心して小涌園を経由してやっと強羅に到着。
箱根美術館は強羅から早雲山に登るケーブルカーの途中駅「公園上」にあります。クルマは強羅からケーブルカーに平行して登るため、もの凄い急坂です。前を走っていた代行バス(ケーブルカーは更新工事中でいまはバスが代行輸送中)が坂の途中にある停留所で止まりましたが、抜くわけにはいきません。バスはチェーンを巻いているので、なんとか発進していきましたが、我々のスタッドレスでは急坂で空転してしまうので、何度も後退してヒヤヒヤしました。そろそろ危険を感じるレベルになっています。
【②強羅 箱根美術館】

苔と雪のコラボを期待したのですが、苔庭はすっかり雪に埋もれています。

紅葉シーズンは入るのもたいへんな箱根美術館ですが、今回は我々グルーブと親子連れが2組だけで、閑散としています。

やっと雪の中に咲く花がありました。
強羅で散々恐い目に遭ったので、もう箱根峠は避けようと、小田原に下りて熱海経由で帰ることにします。
【③姫の沢公園】

迂回した熱海で、トイレ休憩に立ち寄った姫の沢公園サザンカ駐車場。
雪と花のからみを狙った方が良かったのかもしれません。
しかし1年分の銀世界を見てきた気分です。
乗せていただいたプリウスPHVの助手席はシートヒーターがあり、これは大いに助かりました。
運転せずに助手席で寛いで、今回の撮影旅行は楽をさせていただきました。
ところで、タイトル写真は箱根美術館の展示品です。
こういうものを見るときは、「ひとつかっぱらうならどれにしよう」と思いながら、しっかり見るように心がけています。
今回アスパラが盗むならこれと選んだのは、このお皿です。
Posted at 2020/01/22 13:15:38 | |
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