
師走に入りましたが、アスパラは毎年この時期になると箱根駅伝の予想に励んでおります。
昨年は12/19に「
さあどうなるか 2021箱根駅伝 」をアップしていますが、今年もそれを踏襲して「さあどうなるか 2022箱根駅伝」を書いてみましょう。
予想を立てるための情報は、例年通りベースボールマガジン社の「箱根駅伝完全ガイド」に頼ります。今回は前哨戦となる全日本大学駅伝もきちんとテレビ中継で見ましたが、細かい情報を持っていないアスパラですから、あくまで統計を頼りにして予想しています。
今年のガイドブックではタイトルを「超・戦国駅伝」としていますが、どうもしっくりきません。2022年に優勝する可能性があるのは駒澤と青山2校だけではないでしょうか。昨年のタイトルは「高速駅伝」と謳っていましたが、結果は前年優勝タイムを10分以上オーバーしたタイムでした。予想なんて、まあその程度のものかもしれません。
2021年は、レース後に「
2021箱根駅伝は感動した! 」を書きましたが、予想を外しまくったと反省しています。その程度の内容だとまずお断りしておきます。
【2022年の顔ぶれ】
今回2022年も出場校は20校とオープン参加の関東学生連合を加えて21チームです。

最多出場は中央の95回。最多連続出場は日体大の74年であり、箱根駅伝の伝統を感じます。

これがアスパラの秘宝であるデーターシートです。
パッと見たって分からないでしょうが、多くの情報が詰まっていていろんなことが見えてきます。
ここを出発点にしています。
[復帰組]
今回は中央学院(予選7位)が復活しました。2018年まで5年連続でシード権を確保している大学で、2021年に予選落ちしたのはさぞや屈辱だったことでしょう。
駿河台(予選8位)は初出場ですが、新顔が登場するのは2016年の東京国際以来なんと6年ぶりです。
[落選組]
前回シードを得られなかった大学は予選会に回りますが、10位までに入らないと本戦に出られません。
昨年の出場校の中から拓殖(予選11位)と城西(予選15位)が予選を通過できずに姿を消しました。
かつて常連校であった日大も、いまでは予選21位と低迷しており寂しい限りです。
【優勝校の予想】 駒澤
ずばり
駒澤でしょう。
昨年優勝、全日本2連覇中(2020,21)ですから、押しも押されぬ大本命です。
ベースボールマガジンが調査した、チーム上位10名の自己ベスト平均も堂々のトップであり、もう隙はありません。
ひっくり返す可能性があるとすれば全日本2位の青山くらいでしょう。
だけど全日本最終区で駒澤との一騎打ちに敗れたように、最後は原監督の思惑通りになると思われていた原マジックの神通力が無くなって、いまでは駒澤大八木監督のカリスマ性の方に説得力があります。
本来優勝候補に入れたいその他の前年上位校は、昨年2位の創価が全日本では予選落ちだし、3位の東洋は全日本10位、5位の東海は全日本12位です。箱根の順位と全日本の成績は相関が深いので、これらの大学はもう優勝圏外だとアスパラは見ています。
【シード権】
難しいのは、シード権(10位以内)確保の予想です。
昨年は、創価、國學院、東京国際がシードを落とすだろうと予測して大恥をかきました。
今回はじっくり検討してみましょう。

過去4年間のデータを分析したところ、下記の現象を確認しました。
①「前年順位」
・前年1位と2位は次年度確実にシードを確保している。3位であってももほぼ確保できるでしょう。
・前年15位以下と予選落ちでは次年度はシードに届きません。
②「直近全日本」
・直近全日本の1,2位はほぼ確実にシードを確保しているし、3~6位でもシード確保は固いでしょう。
・直近全日本で11位以下と予選落ちだとシードには届きません。
③「平均タイム」
・上位10名の平均タイム1,2位は◎、3~7位は○、8~10位は△、11位以下は×で評価してみます。
④「予選順位」
・予選会1位通過は例年確実にシードを確保しています。
・予選会9,10位はシードを得ることはありません。
⑤「初参加」
・初出場の大学がシード権を確保したことはありません。(昭和30年以降)
[シード権の総合予想]
以上をベースにして評価したところ
・駒澤、青山、明治のシード確保は盤石。
・早稲田、順天堂、國學院、東京国際、中央もシード確保が有力。
・シード校である帝京はシードを落とす。
・シード校である創価、東洋、東海のうちどれかがシートを落とすだろう。
・法政、中央学院はシードを得るかもしれない。
ということで、シード権を確保する10校の予想は次の通りと予想します。
駒澤、東洋、青山、東海、早稲田、順天堂、國學院、東京国際、明治、中央
これだけ大胆に予想しておけば、正月の駅伝中継も身を入れて見られます。
無責任な内容ですから、まあ年寄りのたわ言と聞いて、選手のみなさんは発奮材料として下さい。
大学の3大駅伝と言えば出雲、全日本、箱根ですが、このうち箱根だけは関東学連主催の地方大会です。他の2つが全国レベルなのに、地方大会である箱根の人気が飛び抜けています。
箱根に出場できる関東勢が、出雲では1位~10位までを、全日本でも1位~15位までと上位を独占しています。関東と他地域では顕著に差がつきました。実力のある高校生が、箱根に出られる大学に進学してしまうのでしょう。
箱根駅伝の人気とは、それほど強大なものです。
さあ、1月2日、3日が楽しみです。
長々と駄文におつき合いいただき、ありがとうございました。
Posted at 2021/12/08 00:06:33 | |
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