
5月29日(水)、写真クラブの月例撮影会で天城に行きました。
前回撮影会に参加したのは3月27日でしたから、約2ヶ月ぶりになります。4月の撮影会には京都・奈良・吉野に出かけていたので参加できず、次に5月13日(月)に予定された撮影会も、警報級の大雨との予報が静岡県に出たので延期となっていました。
天城での撮影会は去年の4月(
深緑の伊豆・天城 )にも行っていますが、なにしろ雲や霧に包まれた森が大好きな風景写真の鬼F先輩にご指導いただいてますので、この時期に天城に行くのは自然な流れです。
今年は雨が良く降っていますが、今回も静岡県下は前夜に猛烈な風雨となり、朝になったら本当に出かけるのかいというレベルで、さすがに長老ご夫妻は「参加見送り」と判断されました。
ところが先輩方はまるで違います。ネットで雨雲予報を見たら3時頃に暴風雨は収まるようだから、5時に出発するなら雨に濡れた山の中での撮影は期待できると舌なめずりしています。参加者は4人だけになったので、アスパラのActiveHibrid3にみんなを詰め込んで出発です。
【行程】

長泉町→三島萩IC→伊豆縦貫道→伊豆中央道
→修善寺道路→修善寺
→県道修善寺戸田線→戸田峠→
①達磨山北側登山口
→西伊豆スカイライン→
②船原峠
→県道西天城高原線→
③逆川橋(さかさがわばし)
④風早峠
→仁科峠→西天城高原牧場の家→持越→
→もちこし来楽歩(くらぶ)
→吉奈→
⑤吉奈温泉 東府や[昼食]
→湯ヶ島→県道伊東西伊豆線→国士峠
→筏場→
⑥萬城の滝(ばんじょうのたき)
→県道伊東修善寺線→修善寺駅
→大仁南IC→伊豆中央道→伊豆縦貫道
→長泉IC→長泉町
【走行記録】

出発時刻: 5時04分
帰着時刻:16時27分
走行距離:140km
伊豆縦貫道→伊豆中央道→修善寺道路と進んで、修善寺ICから県道18号修善寺戸田線を登り始めましたが、山に入るとさあたいへんです。嵐の直後で道路には枝が散乱しています。早朝で道路管理のクルマがやっと出始めたくらいで、危険なことこの上もありません。新品タイヤに交換したばかりですが、大きな枝を踏んだらあっさりパンクでしょう。
戸田峠の手前では、散乱した枝を手作業で片付けています。
【①達磨山北側登山口】

ここからは修善寺方面の雲海を狙います。

雲海とそこに射し込む朝陽ですが、なかなか難しいです。

振り返ると、瞬時富士山が姿を見せています。
【②船原峠】

西伊豆スカイラインの終点近くから、霧が絡む森を狙ってみます。

船原峠を過ぎて県道411号西天城高原線に入ったら、すぐに知合いのクルマに遭遇。我々も森に入って光芒を狙いましたが、薄くなったり濃くなったり、なかなかいいタイミングを捕まえられません。

森の中の蜘蛛の巣は雨に濡れてしっかり見えてしまい、これでは乾くまで虫もかからないでしょう。

空を見上げれば森の上に青い空が拡がって、これは気分爽快です。
【③逆川橋(さかさがわばし)】
西天城高原線の途中にかかる逆川橋は、風景写真仲間には有名な場所です。

地図で探しても橋の名前が分かりませんでしたが、現物の銘板を確認しました。
これで間違いありません。

ミツバツツジ
もう大分遅かったです。

橋のたもとから撮りましたが、1ヶ月早かった昨年の方がもっと絵になりました。
【④風早峠(かざはやとうげ)】

我々のお気に入りの風早峠です。
山脈の尾根にあるので名前通りに吹き抜ける風が早くて、この写真のようにくっきり見えていても、すぐに雲が流れて霧に包まれたりします。

林道を上に向かいましたが、前日の雨で川になっています。
とてもクルマで登る気になんかなりません。

森に入れば隔絶した世界です。

雨に濡れた森は魅力的です。
でも夢中で撮っていたら仲間とはぐれ、道を見失いました。人里離れたところですからスマホにも電波は届かずこれは遭難したかと、かなり焦りました。やっと稜線の道に出たら力が抜けて、もう写真を撮る気力なんか無くなって早々にクルマに戻ってしまいました。危ない、危ない。
【⑤吉奈温泉 東府や】

こちら方面に来たときの昼食は女性メンバーの強い希望があって、吉奈温泉にある「東府や」の「Bakery&Table」が定番です。
パンがメチャクチャ美味しい上に、イスの座り心地が良く、森に囲まれて寛ろげるという、もう究極の癒しスポットです。何もかも忘れてのんびりしました。

腹が一杯になったところでお庭を散策、レトロな雰囲気を撮ってみます。

東府やの本館

お庭にはテーブルとイスが配置されて自由に寛げます。この大らかさがなんとも言えません。
【⑥萬城の滝(ばんじょうのたき)】
ゆっくりしたら元気も出て、最後に萬城の滝に向かいます。
湯ヶ島から県道59号伊東西伊豆線で国士峠を越えますが、この峠を通り抜けるクルマなんてほとんどいないのか、昼を過ぎているのにまだ枝が道路上に思いっきり散乱しています。広い道を迂回すべきでしたが、途中の「荒原の棚田」とワサビの産地「筏場(いかだば)」を覗きたかったのでこちらに来てしまいました。

先日地元の新聞に、滝のまわりに新しく展望デッキができたと紹介されたので、どんなものかと見に行ったら、観光バスも期待した立派な駐車場もできていました。
前夜の大雨で水量は多いです。

輝く緑と滝
メインの滝の近くに小さな滝があり、射し込む光りと豊富な水に感動して、ここからは「滝撮り」修行です。
滝の上流の萬城渓流に移動します。

渓流に射し込む光と勢いよく流れる水流を狙い、
良い練習になりました。
夕方はラッシュ前に帰れたので、それほど疲れていないと思いましたが大間違いで、次の日からどんどん疲れが出てきて回復するのに時間がかかりました。
老体は疲れていることを検知する能力も鈍っているのでしょう。
「無理は禁物」と肝に銘じます。
Posted at 2024/06/01 21:46:28 | |
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