スポーツカーだこりゃ

社長を自宅に降ろし、私はクラウンの運転席へ･･･

ブレーキペダルを踏み、イグニッションスイッチを押す
「ヴォン」という音と共に軽く身震いをしたが、後は何事もなかったように静寂の世界が広がる。

ここまでの平均燃費１１キロ
予想以上にいい数値である。



パーキングブレーキをリリースし、アクセルの上の右足に軽く力をいれる。
「フォー」という音をたて、クラウンは滑るように走りだした。

社長の自宅から近い、とある丘陵地帯のワインディング。




まず人は歩いていない、小動物も出てこない隠れスポットである。
いるのは立て看板のおまわりさんぐらいである　「ふっ」

一度、軽く全工程を流し、故障車、落下物、道路工事がないことを確認し、Ｕターンをする。

クラウンを路肩に止め、しばらくクルマをやり過ごす。

オープンラップを取るためだ。

クルマが途切れて、３分ほど経っただろうか･･･
「さぁ 行くか」とつぶやき、アクセルを床に踏みつける。
メーター内でオレンジの点滅が･･･
トラクションコントロールが警告を発している。
「おっと！」と少しアクセルを戻すが、強烈な加速は変わらない


シフトをＤモードからＳモードに切替え、最初のコーナーでシフトダウン
「フォンフォン」とのマフラーからの音と共にタコメーターが跳ね上がる！

コーナーが迫る！
軽くブレーキング　と同時にハンドルを切り込む
クラウンは少しのロールを伴ないながらコーナーを抜けていく
コーナーを立ち上がったところで右足に力を入れる。
またも強烈な加速が体を襲う！



とすぐに次のコーナーが！




いやぁ～　たのしがったぁ～