「ふぅ~」
昨日の夕方、男は京都駅のホームにいた。
会社をでてすでに4時間
ずっと座りっぱなしであるが、逆にそれが疲れにつながっていた
しかし、これから先も3時間、新幹線で移動が続くのである
新幹線の中で携帯を操作している男
最近はトンネルの中でも電波がとどくのか、快適にネットを楽しんでいるようだった。
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カシュン
パタン
自動改札を抜ける男
「飯でも食べにいくか」
製造部門のトップが男に声をかける
「はい」 男は返事をした
心の中では「らー」の文字が頭をもたげていたが、急にしぼんでいくの感じていた
10分後、男は炉端焼きにいた
お酒を飲みながら世間話しに華がさく。
しかし、ときおり仕事の話がはいる
しかも、かなり重要な内容だ
男は酔うに酔えない状況であった・・・
小倉に到着してから数時間が経過していた
男はキャリーバックを引きながら、鍛治町を歩いていた
食事もおわり、ホテルに向かう男
小倉一の夜の街も、平日だからか、あまり人通りがない
ホテルの部屋で荷物を整理する男
「さぁ いくか」
飲んだのか飲まないのか、食べたのか食べなかったのか
中途半端な状態の男は、小倉駅を右手にまっすぐあるいていく・・・
「おっと」
あやしい通りを抜け、ちゅうぎん通りにでる男
ちゅうぎん通りの向こう側には、ピンク色のネオンがたくさん見えていた
呼び込みのおにいさんが、手ぐすねを引いて待っている
「ちがうちがう」
男はちょっと後ろ髪をひかれながら、ちゅうぎん通り沿いに歩みを進める。
さすがに遅い時間である、通りを歩く人の姿はすくない
どれくらい歩いただろう
男の歩くスピードが速くなる。
「やっとついた」
男の目の前には
「丸和前ラーメン」
屋台である。
ここは男のお気に入りのラーメン屋さんでもある。
「ねぎラーメン!」
男は席につくやいなや注文をした。
裸電球のため、薄暗い
しかも屋台から少し離れた空の下である
屋外でたべるラーメンもまた乙なものである。
この屋台のラーメンはシンプルな豚骨ラーメンである
だからこそ、男のお気に入りなのだ
「ごちそうさん」
男は満足そうな顔をして、ホテルに向かってあるきだした。
ホテルに戻る手前・・・
男がホテルをでたとき、満席であった
「いやいや 明日は大事な会議だからなぁ」
と つぶやいて通り過ぎる男
10分後、男の目の前には・・・
「チャーシューメン」が。。。
ちょっと甘めであるが、昔懐かしの醤油ラーメンである。
男はにんまり笑いながらホテルに戻った。
その後、大浴場でまったりする男の姿があった。
その頃・・・
男の自宅では、箱のなかでまったりするゴンの姿があった
つづく
Posted at 2012/05/31 22:06:16 | |
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