
男は固まったままその場に立ち尽くした・・・
そう 目指していた
お店がもう閉店していたのだった・・・
「どうしようっかなぁ~」っとつぶやく男に脳裏
にいろいろなお店が浮かんでは消える
とりあえず男は適当に歩くことにした。
魚町銀天街を小倉駅に向かって歩いていたときである。
「お~!」っと大声を上げた。
前を歩いていた女性がびっくりして振り返る。
しかし、男は周りのことはまったく気にせずに、来た道をもどっていくのであった。
そして、旧電車通り、銀天街入り口の交差点を右にまがり、そのまま井筒屋の前をかすめ、新勝山橋を渡る
NHK北九州放送局の前を通りすぎ、リバーウォーク北九州前まできた。
今日の彼の歩きは、いつのもウィーキングの半分のスピードだ。
先日の自転車50キロの張りがまだ彼の足に残っていたのである。
しかも、街は雨上がりで湿度がかなり高かった
男の額に汗が滲む・・・
引き返してから20分ほど歩いただろうか
表通りから一本裏通りに入る。
ちょうど警邏中のパトカーとすれちがう。
助手席の警官が彼をにらむ。
何を思ったのか、彼も警官をにらみ返した・・・
パトカーはそのまま進んでいった
彼は内心職質されないかとどきどきしていた
別に悪いことしてるわけじゃないのに、いっそう汗がふきだす
そしてようやく男は目的のお店の前に立った。
それは「麺8-34」(めんやさんし)であった。
このお店は、男がひそかにハマっているお店である。
こってり系のとんこつらーめんが多い小倉でやさしいあっさり系のラーメンである。
以前、男は
しょうゆや
ぱいたんを食べたことがあり、感心していたのだ
今日の注文は塩ワンタンメン
あいかわらずスープはあっさりとしており、おいしい
人によっては物足りなくおもうかもしれない
こってりが好きなあの男がなぜこのお店にハマったのかよくわからない
しかし、彼がこの店をお気に入りにしていることは事実である。
このワンタンであるが、お肉が大きい
彼はそのまま一口でワンタンをほおばる
「はふぃ!」
「はふはふぅ」
熱かったようである(笑
しかし、しっかりとした歯ごたえと、薄く味付けがなされており、うまい!
また、皮がツルツルなので、ちゅるんっと喉を通っていく
「ワンタンいけるじゃん!」とつぶやく
そう このお店にはチャーシュー麺がないのである。
でも、ワンタンがおいしいので特にチャーシューが必要であるとは感じさせないのであった。
「ごちそうさまでした」
っと 会計をすませ店をでる
彼がホテルに着いたのは、このお店をでて、3時間後であった。
どうやらそのままウォーキングにでたようである・・・
と思っていたのであるが、彼は私に「はしごしてたことは内緒にしといてね」と・・・
そして大浴場へ向かったのであった
あっ 言っちゃった(滝汗
Posted at 2009/09/28 22:47:58 | |
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