「ウ----・・・」
お昼12時を知らせるサイレンが響く
「さぁ 行くか・・・」
男はステアリングをポンとたたき、愛車を駐車場から発進させた
空は曇りであるが、薄日が差している
男は順調に愛車を走らていた
しかし、男の心はもやもやしていた・・・
「ラン」ちゃんデートも考えていたのだ
だが、「ラン」ちゃんとのデートをふってまでいくところ
そこは どこなのか・・・
しばらくして
男の愛車のフロンガラスに光るものが・・・

雨粒である
「やっぱきたかぁ~」
男はつぶやきながら、ワイパーを作動させる
じつは「ラン」ちゃんデートは、雨の可能性もあったのであきらめたのである
んっ この画像 いつもと違う
男のいつもの行動範囲なら、海は右側にくるのである
いったいどこに向かっているのだろう・・・
海岸沿いを走る男の愛車
男の自宅を出てから約30分が経過していたが、一度も止まることもこともなく
景色のいいワインディングロードのドライブを楽しんでいた
そう 30分走った
このあいだに信号機はないのだ
「おっ あれかな?」
いままで信号機がなかった場所に真新しい信号機が
ナビにも載っていない交差点であるが、男はステアリングを右に切った
しばらく田んぼ道を走っていたが
自動車専用道路を示す、緑色の看板が
左に曲がり、アプローチに愛車を進める

ここは先月開通した新しいインターから進んできたところである
やはり新しいだけあって、トンネルの中でも明るい
クルマの通行もまばらである
男は愛車とのドライブを楽しんでいた
どれくらいの時間がすぎただろうか
男の愛車はとある駐車場に止まっていた・・・

ここはどこなのか?
わかる人にはわかると思う
そう するどい読者は「場所」が問題なのではなく
ここが「なに屋」さんなのかということが・・・
男は期待を裏切らなかった
男の目の前に

「ラーメン 大」
「ライス」
「生たまご」
が並んでいる
そう ここは「富山ブラックラーメン」の元祖、「大喜」さんである
しかし、男の顔に緊張感が浮かんでいる
男にとってはかなり久しぶりのラーメンである
いきなり「大喜」さんのラーメンで大丈夫なのか・・
そう それだけ強烈なラーメンなのである。
どう強烈なのか
かなり塩っ辛いのである
メンマ、チャーシューともに味が濃い
もとがごはんのおかずとして発展してきたお店だ
と 私がぐだぐだ言ってる間に

完食である
店をでる男・・・
その顔には満足感が漂っていた
しかし、今日の男の目的はラーメンだけではない
ラーメンの満足感に浸りながら、愛車を走らせる
そうそう ラーメンのあとのデザート
それは

「富山ブラックサイダー」
この方のブログで見てから気になっていたのだ
味は よくぞブラックラーメンをサイダーで再現したものだ! と感心する
かなりいい感じで再現はしている
おいしいかどうかは別にして・・・
男は思った
もう一本買っといてよかった と
おっと 男のもう一つの目的は「ブラックサイダー」ではない
某クラブのオフ会
駐車台数が1300台ほどある
高速のインターからも近く、男がお昼を食べたお店からも近い

雨が降ってもフードコートがある
クルマの中古部品量販店も近くにある
夕方になれば、希望者だけで第二ラウンドもあるだろう
男は勝手に頭の中で妄想を描きながら・・・

夕日を横から浴びながら、海沿いのワインディングロードを走るのであった
つづく
Posted at 2012/04/14 21:14:14 | |
トラックバック(0) |
ラーメン | グルメ/料理