「おはようございます」
「ぐお~!」
男は目覚めない
「おはようございます!」
「ふにゃ」
ようやく目が覚めた
「おやすみのところ、ごめんなさいね」
午前6時
昨日より10分遅い時間だ
少し明るい
「じゃぁ 採血させていただきます」
この男、採血は鬼門である
一昨昨日の検査、点滴でそれぞれ針を3回刺されている
今朝は・・・
女性看護師は小さな声で
「まよったらダメ! 一気に・・・」
「おいおい(^_^;)」 男の眠気はどこかに飛んでいった
「はい チクっとしますねぇ♪」
今朝も一発で血管を捉えてくれた
やはり注射に『迷い』は禁物なのであろう
『勢い』も必要なのか?
これが最後の採血だ
昨日の朝から食前、食後など計8回採血された
7時を少しまわったところで、1台のパワーショベルが動き出す。
写真にブラインドが写りこんでいるが
七曲署の「ボス」をまねた訳ではない
単純に

故障したようだ・・・
今日は特にすることがない
というか 主治医との面談である
主治医は午前中、一般外来の診察で忙しい
テレビを見ても面白くない
窓の外は
イイ天気☀である
今日も忙しそうに稼働している
画像右側・・・
おじさんがショベルから降り、いろいろ確認している
男の脳裏に、ふと疑問が
「この山🗻の削りかたってだれがどうやって決めてるんだろう?」
ただやみくもに削っている訳ではないだろう
だが特に山肌に印があって指示がなされている様子もない
男はしばらくパワーショベルの動きを追っていた
やがてお昼になり男の前には
お昼ご飯が
けっこうボリュームがある
ウォーキングはしているが、廊下をうろうろするのも看護師さんや他の患者さんの邪魔になるので30分がいいところだ
6階から1階まで階段を昇り降りしたが2往復で
目が回った・・・
あとはベッドでごろごろするか、椅子に座って仕事をしている
あまりお腹が減らないのだ
窓の外ではおじさんたちが見事に砂の斜面を滑りおりていく
お昼の休憩に向かうのだろう
向かいの建物の窓からは、仕事をしている看護師さん、事務の方が見える
ほんと 何処で誰に見られているかわかったものではない・・・
「ふっ 俺もどこかで見られているかもな」
どこかで「現場監督の監督」なんてブログがあがっているかもしれない
工事現場に静粛が広がる・・・
次に動き出すのは何時ごろだろうか・・・
だが、男はそれを見ることはなかった
お昼ご飯が終わったあとすぐに主治医に呼ばれたのだ
パソコン画面の中で動く男の「単気筒4バルブ」エンジン
7月の術前の状態、術後の状態、そして今回の状態と詳しく説明を聞く
特に動きに問題はなく、元気に動いている
だからといって、過去のような暴食、爆食はできない
男はさらなる減量を誓い、代車のシルフィで病院を後にする・・・
2時間後
男の姿は
愛車のエクストレイルと共に、金沢にあった
『現場監督』 シーズンⅡ
『完』
シーズンⅢにつづく・・・
のか?
Posted at 2014/10/24 21:43:17 | |
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