「ふぅ~」
男は地下鉄の長い階段をんぼりきった
地上にでる
周りは薄暗くなっていたが、ちょっと「むっ」とくる気温と湿度であった
いつもならクルマの往来で渋滞してしている「赤坂通り」であるがガラガラである
遠くからカネと太鼓の囃子が聞こえる
男はその方角へと歩いていく
「赤坂通り」が通行止めとなっており、お神輿が真ん中でかつがれていた
ホテルへの近道の階段を上る
この町内のお祭りなのだろう
チェクインを済ませ、晩ごはんをもとめ赤坂の街へくりだす
さすがに日曜日の夜である
「みすじ通り」も人がまばらである
男は行こうとしているお店をめざす
がっ
準備中であった orz
途方にくれる男
夜の赤坂界隈をうろうろする男
営業しているお店は基本飲み屋さんだ
ご飯ものとしては「吉野家」さんや「松屋」さんもあるが、今日は牛丼の雰囲気ではない・・
パスタでもない
ラーメン屋さんはいくつか開いているが、すべて男は食べていた
「う~ん なにたべよう」 歩き出してから30分が経過していた
ふつうならコンビニ弁当でもと おもうのであろうが、この男なにがなんでも外で食べたかったようだ
とある路地で 「らーめん」の看板を見つける
そこは男がまだ入ったことがないお店だ
最近できた風な感じではない
昔から営業している感じだ
だが 男はお店に入ることを躊躇した
この男が躊躇するような店とは・・・
それから さらに30分が経過していた
男はかなりのペースで歩き回り、うっすらと汗をかいていた
「う~ん・・ どうしよう」
「よし!! きめた!!」
男は何かを決心したようである
そこからやく5分
男が到着したのは
躊躇したお店だった
「梅干しらーめん」の文字が
店先にはかなり色あせた雑誌の記事が
どうも この「梅干しらーめん」の記事らしい
ちょっとガラス越しに店内を覗く
店内にお客のが見えたので入ることにした
店内には若い女性が数名
会話は日本語であったが、呼び合う名前、その内容からは韓国の女性たちであった
しばらくして男の目の前に
「梅干しらーめん」である
大きな梅干しの果肉が載っている
かなり肉厚がある
それほど酸っぱさはないが確かに梅干しである
スープはふつーーーーの醤油である
麺は細縮れ麺・・・
お酒を呑んだあとならさっぱりとして・・・
まぁ この味が好きな人にはハマる味だろう
この男、過去にいろいろらーめんを食べてきている
それはらーめんカテゴリーを見てもらえばわかるだろうが
この男 まず「まずい」と言わない
過去のらーめんブログでも たぶん言ってないと思う
いや1回くらいは言ってるか?(^_^;)
基本的にそのお店がこだわりを持って作っているらーめんである
それを「まずい」とは言わない
とうぜん 「口にあう あわない」はある
自分の口に合わないからといって「まずい」とはいえない
その味が好きな人もいるかもしれないからだ
だからこのラーメンの『味』は皆さん自分の「舌」で判定してください(笑
男がお店を出るとき、二人の若いきれいな女性が入ってきた
どうも このお店がたまり場になっているようである
「一ツ木通り」をホテルに向かって歩く男
ほとんど人通りがない
「おっ セブンイレブンだ」
ホテルに戻る前に買いものをする男
「もうすぐ営業終了でぇ~す」 「え?」
お茶やつまみを買い込み、レジにならぶ
どうやら「セブンイレブン」だと思って入ったい店は、となりのドラッグストアだった
ホテルに戻る
このホテル 部屋に湯ぶねがない
ちょっと見にくいが、システムシャワーなのだ
この男、ここ数週間湯ぶねに浸かっていない
毎朝シャワーなのだ だからちょうどいい
シャワーのあと
「セブンイレブン」で買ってきた『黒霧島』を呑みながら
明日のプレゼン資料の確認をする男であった
つづく・・・
Posted at 2015/09/13 23:41:56 | |
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