「ふふふふ ふん♪ ふぅ~ふ ふふふん♪」
男は鼻歌を歌いながら愛車をすすめる・・・
会社を出たときは雨であったが、標高が上がるにつれみぞれがまざってくる
道路もシャーベット状になりつつある。
それでも男は「ZARD」の「負けないで」を歌いながら順調にクルマを走らせている
ん 標高が高い?
男の通勤経路に高い山などないはずである
いったいどこへ行くつもりであろうか・・・
20分後、とある商店街を歩く男の姿があった。
ここはいったい・・・
そう ここは氷見市である
昨日も氷見市に来ていた男だが・・・
5分ほど歩いただろうか
男の足がとまる
「ファミリーレストラン ホリエ」さんである。
以前は、氷見市民病院の近くで営業していた。
男はとある情報をチェックをしていたが、いつの間にか閉店していたので、悔しい思いをしていたのだ
店にはいる男
「いらっしゃいませ」
奥からおばちゃんの声がする
男はカウンターに座り、メニューを見る。
さすがファミリーレストランである。
定食メニューが豊富だ
しかし・・・
写真に男は違和感を覚えた
みなさんもそうだろう
それは・・・
定食にすべてラーメンがついているではないか(驚
男はいろいろ目移りして、注文を決めかねているようだ
「すいませ~ん」
「チャーシューメン大盛り」
あれだけ迷ってけっきょくいつもの注文かよ!
しばらくして、出てきたのが・・・
これだ!
見た目においしそうだ
そしてみなさん お気づきだろうか
チャーシューが炙ってあるのだ!
いつも、チャーシューメンを頼むと、スープが冷えてしまうが、ここは違う!
またチャーシューも炙ることによってさらに香ばしさがますのである。
男は唸った
そして昔チェックをした項目
「黄色い麺」
そう ここはたまご麺を使うのだ
「そうこれこれ!」 とつぶやきながら、男は麺をすすりこんだ
「うまい!」
中太の縮れ麺は、よくスープともからみ、おいしいのだ
普段はスープを飲み干さない男であるが、昨日に続いて完飲してしまった
お会計の時に男は以前のお店のことを聞いてみた。
どうも以前の場所は、旦那さんがやっていて、現在のお店は昔からここでやっていたらしい
「ファミリーレストランで、こんな本格的なラーメンを作るのは大変ですね」と聞くと
「うち ラーメン屋だから」
「ちゃんとげんこつを砕いてスープ作ってるよ」
意外な答えであった
そのまま おばちゃんはあちこち食べ歩いたこ、スープ作りの苦労、たまご麺のこだわりなど熱く語りだした
レジを挟んで立ち話・・・
やがて10分ほどしたところで、お客さんが入ってきた
男は「ごちそうさま」というと、後ろから「遠いところありがとうございます。気を付けてお帰りください」と優しいことばで送り出された。
男は心の中で「次回は黒レンジャーだな」
と つぶやき、愛車を発進させた
恐るべし氷見の「紋食堂」
恐るべし氷見の「ファミリーレストランホリエ」
ラーメン屋さんの暖簾をあげていないのに、本格的なラーメンに巡り合えた
今日の余韻で、雪道が苦にならない
これからは氷見の普通の食堂、レストラン巡りをしたくなる
氷見市は奥が深い街だと男は思った。
続く
Posted at 2011/01/19 22:54:18 | |
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