「いってらっしゃい」
妻の声を背に受けて
男はホテルを出る。
今日は珍しく男の妻の許可を得ての外出だ
とうぜん、男の妻は男がどこへいこうとしているのかわかっている。

ホテルを出て、長横通りを歩く男
すると
道路反対側で手を振る人影が・・・
男は無視して歩き出した。
良いのだろうか?
男は小さいときから母親に「怪しい人には絶対に近づいちゃダメよ」っと言い聞かされていた
ここは男の地元から遠く離れた八戸の地だ
知人はいないだろう
暫く歩く男
呼び込みのお兄さんが「こんばんは」とよってくる
軽く手をあげ、断る仕草をして無言で歩き続ける
そして「赤ちょうちん」に らー の文字が
しかし、男はお店の前を素通りする
ん?
ここは男が求めているモノがあるお店ではないのか?
どれくらい歩いただろう
角を曲がり、路地へと進む男
飲み屋さんが立ち並ぶ
この先に男の求める物があるのか?
『寅○』(とらまる)さんである
食べ放題のお店だ
まさか「らー」の食べ放題?
胸にトキメキを感じる男
ここは「某某プ○サー○ゅ」と言う団体の八戸を
いや八戸の表も裏の情報にも通じた人から情報だ
間違いないであろう
暫くして
「お待ちどう」
「濃厚魚介ラーメン(こってり・あっさり・大盛り)」
濃厚魚介ラーメンであるが、あっさりも選べるらしい
ひとくちスープをすする男
すると 向かい側から
「旨い!」の声が
ん?
相席ナノカ?
いや 詳しい説明はやめておこう
一説によると、某プレのなかで「ラーメン倶楽部」なるモノが存在するらしい
この情報はさすがの八戸をしきる御仁もつかんでいない情報だと思う。
男は満面の笑みをたたえて店をあとにする
八戸の夜はまだまだ賑わいの様相である
通りを一本外れると・・・
人通りもまばらである
このあと男は1時間ほど歩き回っていた
新たな出会いを求めていたのだろうか
本当の事は男にしかわからない
ただ、間違いないのは
今年も男は八戸を満喫したということだ
とあるクルマを買い
某某プレと言う倶楽部に出会わなければ、八戸で埼玉県の人とラーメンを食べる事もなかっただろう
そうゆう意味では、この倶楽部を立ち上げた総裁、今回八戸までくる機会をつくってくれた八戸の表も裏側の情報にも通じた御仁には感謝してもしきれないくらいである
ホテルの朝食をガッツリ食べながら、そう思う男であった。
このあと、せんべい汁をおかわりしたことはナイショである。
つづく
Posted at 2013/07/07 06:56:11 | |
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