さて。後編をば。
約300kmの道程を踏破してむらてっく殿を補足した秋水。ここからどうするのか!
某ファミリーセンターでむらてっく殿がお昼ご飯をどうしようかと悩んでいたので。店内を物色。めぼしい物がないでござる!
という事で私が持参した米を炊く事にして、イワシの糠漬け(つまりへしこ)を買って食すことに。
そして…少し先のパーキングにて水を調達。ここは海沿いのこと。風が少しあるので、風防があるか尋ねてみたらばないとの事なので。建物の軒先を借りることに。
…ガソリンストーブを使っているところを見るのは初めてだったようで、ストームクッカーと火力の違いに圧倒されておりました。
ひとしきりお腹が満足した後は〜
おじいさん(秋水)は一路七尾に…おっちゃん(むらてっく殿)は能登最北端へ足を運ぶのであった…
そして秋水さんはここまで仕事終わりに寝ずにかけて来ていたので穴水に入った辺りで眠くなったので少し寝る!隣でおばちゃんが三人寄って世間話をしているが気にせず寝る!
そして目が覚めたので。夕食の買い出しを…穴水で済ませるのです。
いつもは1人分だけれども。今回は2人分。そして相手はハラヘリーである。肉も魚もここ1ヶ月近く食べていないようである。米もか。
今回持参した米は3合だが。明日の朝の分を考えてもどう考えても足りない。もうすでに昼に半分食っているのである。1人で1泊2日で3合なら予備分含めても十分だ。
ということで悩む。脂こいのはむらてっく殿も苦手なようだ。私も苦手である。
せっかく能登にいるのだから、能登の地物がいい。という事で見つけたのは朝獲れのチヌ(黒鯛)が二匹。しかも半額である。
それに安くて脂こくない豚の部位。鶏もも肉が良いと言うので鶏もも肉と米を…1キロは無いから2キロで能登産の「のとひかり」と「こしひかり」で悩む。値段は一緒だ。地場産なら地のものを味わうのが本筋だ「のとひかり」を2キロ購入である。
そして、能登最北端から富山湾側に下ってくるむらてっく殿と合流するべく北上するのです。
到着予想からこっちの方が早かろうと〜
恋路海岸に寄り道したり〜
見附島に寄り道したり〜
道の駅すずなりに寄り道したり〜
しておったらむらてっく殿の方が先に目的地に到着してしまった模様…にゃんということだ…
そして合流して、野営地を探す。
海沿いの良さげな草地に日がある内に天幕を張って〜
同デザインの本家と亜流…というのか発展系というのか…イロモノというのかが並ぶ光景…
ちなみに今回は肌寒かろうかとHPの方でございまする。
…シワの出方とか見る感じだと作りはMSRの方が上手な模様(シワが無ければ無いほど撥水性が上がって雨漏りしにくくなる)
むらてっく殿はなんぞゴソゴソ出てこないので。私の方は日がある内にチヌを捌くのです。
そしてひとしきり調理が完了して日が暮れた頃に〜むらてっく殿が戻ってくるという。
うん。日がある内…明るいうちの行動だけでこれだけ時間の差が出るとは…と思ったりしつつ。そんな事よりも早く鍋を出すんだ!(笑)
そしてわかったこと。
道具の違いも大きいのだけれど、調理スキルの問題が物凄く大きいようだ。そうか…旅先でこうやって調理する人間は確かに少ないかもしれん。
そして2人分には明らかに多い晩餐が始まるのですが〜
むらてっく殿が7割くらい胃の中におさめてしまう。そんなに腹が減っておったんだのぅ…(´・ω・`)
…今回は例の鉄板(ちっこい方)と新調した鍋の初陣だったりしたのですが〜(ストーブはギガパワーWG(赤ガス仕様)
鉄板は十二分以上に焼物をこなしてくれて。鍋の方は美味しい米を炊いてくれましたとさ。
漁火を沖に眺めつつ。夜は更けていくのです。
…などとやっておったら、町内放送が鳴る。
曰く「津波警報が発令されました。云々」
そしてここは…海抜ほぼ0メートルである。何事かと思ったら、向かいの方で地震があったという。
という訳で〜津波が到着する前にバイクは国道の方に。そしてテントや野宿道具は〜近くの建物の二階のテラスに移動するのです。
そして…夜半に雨が降り始めたので〜
雨が降ると思わなかった秋水さんは油断してヘルメットをR125に。そして後ろのバッグ類の口もしっかりとしまって居ないので〜モゾモゾ起きてメットとバッグ類の口を締めに行く。
そして戻ってきて〜テントをテラスに張り出していた軒下に移動したついでに他の外に出ている道具も軒下に入れておく。
そしてむらてっく殿に軒下に入れるように言ってみるものの〜むらてっく殿は気にせずそのまま就寝。
〜朝〜
べさべさになった黄色いテントと。湿っているものの乾いている緑のテントがそこにあった。
朝5時にむらてっく殿が目覚ましを仕掛けたので、起こしてくれるだろうというつもりで寝たのだけれど。謎か4時過ぎに目が覚める。
まだ早かろうと思ったので二度寝するも5時前に再び目が覚める。完全覚醒である…
むらてっく殿はまだ寝ているようだ。野宿者の哀しい性である…(´・ω・`)
仕方ないので起きて、ちゃっちゃか撤収をするのである。軒下に全部入れてた分、撤収も早いのだ。
津波の方は何事もなかった模様。調べてみたら最大で10㌢だったとか。念には念を入れて間違いがないけれど、内海の出身の人間としては外海の怖さを思い知ったのであった…
そして朝ごはんを食べて〜完全撤収である。
4バック…じゃなくて6バックかな?
凄いでござる。私だとどうやってバッグを埋めるかものすごく悩みそうだ…衣類で3つくらい埋めればちょうど良さそう。
そして雨の降りしきる中でお別れするのです。
…私の方は七尾の辺りで雨が止んで。氷見に入った辺りから路面も乾燥して。
岐阜県に入った辺りから晴れ始めたのですが〜
能登半島にいたむらてっく殿は夕方まで雨に降られた模様…
誠に恐るべしは…晴れ男ぱわーなのかもしれない…(´・ω・`)
今回の総走行距離!
流石にちと疲れたでございまする…(´・ω・`)
了