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2023年06月07日 イイね!

ライズ試乗レビュー

ライズ試乗レビューご無沙汰しております。2年以上アップしてなかったんですね・・・

久しぶりとなる今回は、トヨタ ライズのレビューを書きます。

背景として、オーリスのサスペンションがストロークするたびにギシギシと鳴って気になるため、ディーラーに持ち込んで状態を見てもらったのですが、確認の過程で部品を外していたら、ロアアームとスタビのリンクを折ってしまったそうです。
この状態ではスタビが機能せず、保安基準を満たすことができないため走行不可となりました。
かくして、帰る足を失った私に用意されたのが、レンタカーのライズでした。

外観は力強そうなSUVで、オーリスと比較したら明らかに腰高です。登場当初はよく見かけましたが、今はライズが走っているシーンをあまり見かけなくなった気がします。
今時ヘッドライトはみんなプロジェクター式になってますが、ライズはリフレクター式でした!
ポジションランプとしてLEDのラインが光るのは、いかにも今風。

ライズは確か、ダイハツで生産されているモデルですよね?ダイハツではロッキーという名前でしたっけ?
ダイハツ生産の車は初めてかもしれません。

中は価格重視の側面を持つ車だけにチープです。ですが、シフトレバーはストレートじゃなくゲート式になってて凝ってる面は一応あります。

エンジンは1Lターボ。発進加速は1Lエンジンであることを忘れるほど十分なトルクがあります。これでパワーモードにするとさらにトルクが盛り上がるんですよねぇ(正直やりすぎじゃないかとw)
なお、タービンはエンジンフードを開けたらすぐに見えるのですが、インタークーラーはないためターボの効果はあまり強くないかもしれません。
高速での加速⇒合流も楽々いけます。
ミッションがCVTだからということもありますが、アクセルを踏み抜くシーンはありませんでした。
CVTなのですが、加速時はATのような段付きがあります。
マニュアルモードにすると、ギア比が高くなってエンジン回転数が増すのですが、そこからシフトアップできるようになっています。
メーター読み70km/hになると、マニュアルモードで一番低いギア比である7速に入りました。
マニュアルモードの7速のギア比は、オートモードの最高速ギア比と同じようで、マニュアルモードの7速からオートモードにしてもエンジン回転が落ちることはありませんでした。
というわけで、70km/h以上の速度で巡行できるときは、マニュアルモードの7速ホールドで走行することをお勧めします!
なぜなら、ちょっとしたはずみでアクセルをダフってしまっても、7速のギア比を維持したままになるため車は静かなままです。
CVTはオートモードにすると、アクセル開度のちょっとした違いに対してエンジンが過敏なほど回転数を変えますので、ギクシャクしてしまいます。
マニュアルモードではいらないシフトダウンも起こりませんし、スムーズな走行に寄与します。
また7速のみならず、2速から6速も案外低い回転数からシフトアップを受け付けてくれます。おそらく、シフトアップ後の回転数が1500rpm以上であればシフトアップを受け付ける制御なのだと思います。
これなら、Dレンジを使わないから燃費が悪化するなんてこともないかもしれません。

ステレオカメラやソナーが付いているため、ADAS機能はあるのですが、ACCは装備されていません。
警告音は割と早めに鳴るため、煩わしいシーンもあるかもしれません。

四角いボディーがもたらす視界は良好で、前後左右はもちろん、後方視界もよく、斜め後方も十分すぎるほどグッド!
後部座席から前席が近いため、圧迫感はありますが、頭上はクリアです。
ラゲッジは使わないで見ただけですが、四角いボディーがもたらす広い空間を持っていました。

四角いボディーで背高であるため、横風の影響は結構強く、走行時はしっかりステアリングを掴みましょう!
重心が高いためにユラユラした乗り心地にならないかと心配しましたが、足回りがしっかりしており心配無用でした。
ただし、高級車のような防音性能はありませんので、風切り音は気になります。

ヘッドランプはLEDで信じられないほど明るくクリアな視界を確保してくれます。
ですが、ヘッドランプが点灯している状態で走行してみて驚きました!前方に車両を確認できないときは頑固なほどハイビームに切り替わります。オートハイビームはハイビームポジションではなくローポジションからでも強制的に入ります。
前方に自転車や歩行者がいてもお構いなしにハイビームで走行しようとします。
しかも、オートハイビームをキャンセルするスイッチもない!
つまり、車両がハイビームに切り替えたら、ドライバーがロービームに落とす手段が存在しないのです!
これ、絶対トラブルの原因になりますよ!
トヨタのAHBなら、確かハイビームにレバーを倒さなければAHBが作動しなかったと記憶しています。
この辺りはダイハツとトヨタの考え方の違いなのでしょうねぇ

トヨタ ライズ・・・トヨタ車と違ったテイストが見られ、実用性が高く、多くの人が購入を検討する車種になりえると思います。
私も意外過ぎるほど出来が良いと感じていて、割と気に入っていました。
しかし、AHBがすべてを台無しにしていました。
私がダイハツの車両評価担当であるとすれば、絶対NG判断します!
夜間、歩道を歩く歩行者を幻惑しちゃえ!って許容しちゃう考え方が気に入りません。

もしマイカーがライズなら、間違っても夜間は走りたくありませんね!
Posted at 2023/06/07 22:32:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2021年05月19日 イイね!

GRヤリス試乗 その2

GRヤリス試乗 その2ご無沙汰しております🙇
前回の記事がGRヤリス試乗でしたが、今回はよりたくさん試乗できたため、結果をレポートしたいと思います。
なお、私はGRヤリスを次のマイカーにしたいと考えていることもあり、試乗できることに興奮して昨夜はなかなか寝付けなかったものです💦

タイトルの通り、GRヤリスに試乗しました。RZ "High Performance Package"という最上級グレードです。


ボディはヤリスを大幅にワイドフェンダー化しており、一目で普通のヤリスと違うことがわかります。この中に225という純正では割と太いタイヤが入っており、タイヤだけで普通のヤリスより80mmもワイドフェンダー化が必要になってます。またリアのトレッドは90mmも拡げられている。
結果的にヤリスより110mmも車幅が拡げられています。
見た目でも数値でも、普通のヤリスと違うことはよくわかると思います。


特にリアをワイド化しており、リアの安定性が高められているようです。
つまり、プロフィール上はアンダーステア傾向を狙っていると受け止められますが、裏を返すとオーバーステアを出しやすいステア特性になっているのではないかと考えられます。


GRヤリスの華は、何といっても直列3気筒の1.6リッターターボエンジンです。
カタログ上は272psとかなりハイパワーですが、1280kgと軽めな車重と相まって半端ない加速をします。
エアフィルターを通った吸気はエンジンの後方に回り込んでおり、タービンがエンジンの後ろ側にあることがわかります。そのため、他の部品により邪魔されてターボチャージャーを拝むことはできませんでした。
エンジンは横置きでトランスミッション直付けとなっておりファイナルも一体化しているトランスアクスル方式です。つまり、4WDではありますが、FFベースの4WDです。


少々わかりにくいのですが、インテークマニホールドは下方からパイピングされております。
加給された吸気はエンジン横を通って前方に延びているため、前置きインタークーラーであることがわかります。
インタークーラーをエンジン上に配置していないため、それをすぐに認識することはできず、一方で走行風で加給された吸気を冷却できることから、ボンネットにエアダクトは必要なくなっています。

なお、ロングストロークエンジンでエンジン高が高いため、エンジンの上にインタークーラーを搭載することが物理的に不可能になっていると思われます。


エンジンルームの画像から違和感を持たれる方も多いと思いますが、バッテリは車両後部に配置されています。
重量物の一部を車両後部に置くことで前後重量配分を均等に近づけています。
4WDという駆動方式なので、理にかなっているレイアウトです。


225の幅広タイヤを4輪に履いています。フロントの場合、ホイールの奥には対向4ポッドキャリパーのベンチレーテッドディスクブレーキを持っています。しかも2ピースのローターで、パッドと触れる面にはスリットも入っています。
このようなプロフィールのブレーキであるためサイズ自体が大きくなり、ホイールサイズを18インチにしています。扁平率は40でかなりの扁平タイヤです。
リアは対向2ポッドキャリパーのベンチレーテッドディスクであり、こちらもパッドと触れる面にはスリットが入っています。リアブレーキにも抜かりがなく、高い車速から一気に減速するには最高でしょう。

ルーフはカーボンなのですが、これはただのシートです。いわゆるマジカーボンとは違います。確認はしていませんが、カーボンシート下の材質は樹脂でしょう。

さて内装ですが、シートはセミバケットシートに近いスポーツシートで、腰のホールド性は問題ないものの、肩はサポートがないため抜けます。足元がやや窮屈なペダルレイアウトになっており定常的に足を壁に付けるスタイルになるため、下半身のホールド性は問題になりませんでした。

ペダルはブレーキとクラッチがかなり近く、フットレストはかなり小さい。
クラッチの操作はやや軽めでストローク中に変動することはありませんでした。

シフトレバーはかなり短くしてショートストロークに仕上がっています。
シフトレバーが短いものの、操作はまったく重たくなく、節度感もあってフィーリングは上々です。


やや小径のステアリングホイールがあり、その向こうに2眼式メータがあります。メータの中央にはマルチインフォメーションディスプレイもあります。
タコメータにスピードメータ、燃料残量に水温計とアナログメータはごくスタンダードですが、スピードメータは280km/hまで刻んでおり、この車のポテンシャルを窺い知ることができます。
なお、マルチインフォメーションディスプレイは、ブーストメータの他に油温計と油圧計を表示させていますが、駆動力配分だったり、運転時間など表示を切り替えることができます。

さて、以上が見た目の話でした。
みなさんが知りたいのはドライブフィーリングでしょう。

まずエンジンですが、加速はかなり強烈です。2000rpmを超えるとトルクが太くなっていき、3000rpmから加速は最高潮に達します。そしてトルク感の鈍りを持たないまま7000rpmまで吹け上がります。
通常の街乗りであれば2500rpmまであれば十分で、3000rpm以上を使う必要はありません。
マイカーのオーリスRSは1.8LのNAですが、これに慣れているとあまりにも痛快な刺激を与えてくれるトルク感です。
ターボタグは一応あるものの応答性はよく、またリニアにブーストが立ち上がるためドッカンでもなくターボの効き具合に悪戦苦闘することはないでしょう。
ターボのインターセプトは2500rpm付近であると思われます。

アイドル回転は1000rpmと高め。もちろん3気筒エンジンなので多気筒エンジンと比較して高いアイドル回転数になるのはやむを得ないところではありますが、せめて850rpmぐらいに抑えて欲しい。
アイドルの回転数が高いため、燃費を稼ぐためアイドルストップ機能を付けざるを得なかったという感じでしょうか。
なお、高めのアイドル回転であるため、アイドル中のエンジン振動はほぼありません。

クラッチペダルを踏み込んでギアインしてクラッチをつなぎ始めに行くと、エンジン回転は1500rpmまで高まり、スタートをかなりイージーにしてくれます。
なお、試しに乱暴なクラッチ操作をしてみたところ、エンジンは簡単にストールしました。結局のところ、半クラッチ操作は必要ということになります。
発進時は1500rpmを保ったままクラッチがつながっていき、発進を完了します。

これが意味することは、1500rpm以下の回転域は実用外だということです。
1500rpmを下回るとエンジンがバラバラ言い出し、早くクラッチを切れとせがんできます。
これは3気筒エンジンだからこそ起こるものと思われますが、普通ならアイドル回転数を下回るまではバラバラ言わないで欲しい。この辺はエンジンの作り込みが甘いと感じられます。
そんな状況であるため、減速時は迅速にシフトダウンをしない限りすぐにクラッチを切れとエンジンが悲鳴を上げだすし、ターボエンジンでトルクがあるはずなのに、再加速前の減速ではシフトダウンが必須となります。
例えば、車道から歩道の縁石を乗り越えて敷地に入るような場面では、通常2速でクリアできるところを、このエンジンだと1速にする必要があります。
マイカーのオーリスRSの4気筒エンジンでは、絶対必要ないだろうシフトダウンも発生するのです。
3気筒エンジン故にそんな不便なエンジン特性となってしまうと思われますが、そこはチューニングでかなり改善されると思います。つまり、パワー感だけ求めてあり、実用域のエンジンチューニングがかなり甘いということです。

また、1500rpmとやや高めのエンジン回転を保ったままでクラッチがつながるため、どんなに繊細なクラッチワークをしても、クラッチがつながった瞬間に車がガクつく。ギクシャクする。
これは提案であるが、最初は1500rpmでも、クラッチがつながっていくにつれてエンジン回転が下がっていき、1000rpmぐらいで完全にクラッチをつなぐような制御をすると、発進時のフィーリングが良くなると思われます。
なお、シフトダウン操作を助けるためにシンクロレブ機能であるiMTが備わりますが、レスポンスが悪くまた回転数合わせの煮詰めが甘い。シフトダウンをしてクラッチをつないでもスロットルが残っており、ブレーキング中でありながらシフトダウン操作で一瞬加速してから再び減速を始めるという矛盾を持ったフィーリングとなる。躍度が出るため当然フィーリングが悪い。
また、シフトアップ時もレスポンスが悪く、アクセルペダルを完全に離してからクラッチを切っても、スロットルが残っていて一瞬エンジンが吹け上がってからエンジン回転が下がっていく。
iMT機能は正直邪魔。使わないで通常のマニュアル操作をした方が良いでしょう。

ギア比はいたって普通の5速MTのさらに上に1速を足した感じで、6速MTらしいワイドレンジぶりが良い。6速100km/hのエンジン回転は2500rpmである、今回は試していないものの、高速道路ではそれなりに燃費を期待できそうです。

この車にはアダプティブクルーズコントロールが付いているため試してみました。
30km/h付近からセットすることができ、自動制御で減速もしてくれます。
シフトチェンジをしてもセット車速まで引き続き加速します。
前方に車両がいても認識するのがやや遅く、前走車が止まっているあるいは減速していてもまだアクセルを開けたままだったりして怖い。
また、何もないところで急に減速を始めてしまうパターンもしばしばあり、誤検知もやたらと多くてだめです。
自動制御のブレーキは雑。かなり唐突に強めのブレーキが入るため躍度がきつく、まるで下手くそドライバーのブレーキ操作です。
つまり、アダプティブクルーズコントロールは実用性がないという結論になります。
もっとも、GRヤリスはスポーツカーなので、アダプティブクルーズコントロールなんか使わないで自分で操るという趣向のため、おまけ程度の機能なのかもしもしれませんが、それでも機能を付けた以上はちゃんとチューニングしないとダメです。

なお、この車両にはヒルスタートアシストも付いているはずなのだが、なぜか機能せず、上り坂でブレーキを離すと後退してしまいました。
もっとも、発進アシストがついているため、ブレーキを踏み込みつつ、クラッチをゆっくりつなぎ始めてからブレーキをリリースするという運転になる。これでヒルスタートアシストは無くても問題なく発進できます。

普通操作で運転をすると、シフトチェンジするたびにガコガコ聞こえて、シフト操作を音でも実感できます。エンジン音もチューニングしてあり、アクセルを踏み込むと急に豪快な吸気音が入り込んできてドライバーの気分を高揚させてくれます。
条件もあるようですが、アクセルオフ時にヴフォ!というブローオフの音もあり、ターボエンジンであることも実感できます。
街乗りレベルではエンジンが静かで、ターボの音も聞こえません。走行中の騒音レベルは低く抑えてあるようです。
なお、ブレーキは時々鳴きます。高性能ブレーキだからこそブレーキ鳴きが発生するのは当然の話で、ブレーキの音でもドライバーを楽しませてくれます。

ステアリングはややクイックですが、スポーツカーなので当然と思えるレベルです。前回は電動パワーステアリングのアシストが強くてハンドルが軽いと書きましたが、今回はしっかりと手ごたえがありました。それでも切れ角に対して少々軽いかなとは思いますけど💦
前回はスタッドレスタイヤであるため、特にハンドルが軽いと感じられたのだと思われます。
極々小さい舵角から車が反応するため、真っ直ぐ走行するためにはハンドルを完全にセンターにして動かさないようにする必要があります。手と肩と腕、いずれも力を抜いてリラックスし、ステアリングに手を添えるような感じで握ると真っ直ぐ走ります。
クイックな特性に慣れさえすれば、ライントレース性は悪くありません。

なお、クローズドコースを走行しているわけではありませんので、限界時のステアリング特性は確認していません。

ブレーキが大容量なので、ブレーキペダルの踏みしろが増えるとしっかりとブレーキが利きます。
ただし、踏みしろに対して唐突な変化はなく、コントロール性は悪くありません。スムーズにブレーキ操作出来るようにするのはドライバーの慣れ次第です。

通常の走行で注意すべき点は、斜め後ろがかなり見えづらいことです。ただしGRヤリスはスポーツカーなので、そこはドライバーが自力で何とかする領域です。ブラインドスポットモニターも付いていますが、それに頼らない運転をしなければなりません。

今回運転した車両はRZ "High Performance Package"であり、サスペンションはばねとダンパー、スタビライザー全て締め上げてあります。よって乗り心地はやや硬めですが、チューニングカーではないため実用的な乗り心地は確保してあります。


運転以外の実用性の話をします。
ラゲッジスペースは広くありません。そこは通常のヤリスと大差がないでしょう。スペアタイヤを積めませんので、パンクした時は救助を依頼することは覚悟しましょう。


後部座席の乗り心地はスポーツカーとしては上等です。頭が天井に軽く干渉しますが、我慢できないレベルではありません。ニースペースも確保されており、最低限の運用に耐えうるので、大人4人なら辛うじて行けるレベルです。ただし、身長の高い方は無理かもしれません。なお、私の身長は174cmです。

2ドア及び3ドアで後部座席にドアがない場合、後部座席の乗員が前席のシートを前倒しして降りられるような仕組みがあるのですが、この車両にはそれがありません。ただし、手を突っ込んで前席のシート前倒しレバーを操作するスペースがあるため、これで下車することもできます。

40kmぐらい運転しました。車両を返却する前にハイオクを10L補給しておきましたが、最初に乗り込んだ時よりも明らかに燃料残量が増えていました。燃料は5Lも使っていないと思われます。

さて、ここまで書いてきましたが、問題は欲しいと思えるかどうかです。
私なら欲しいと答えます!ハイパワーエンジン+MT+4WDはセリカGT-FOUR以来の登場であり、加速性能やブレーキ性能は申し分ありません!
ただし、1500rpm以下のエンジン特性をもっと煮詰めること、スタートアシストの制御改善をリクエストします。また、1000rpmを下回るとエンジンストールするため、もうちょっと粘れるようにしなければなりません。アイドル回転数も下げましょう。縁石に乗せるたびにいちいち1速まで落とさなければならないのは困りものです。
オーリスRSの4気筒エンジンは500rpmくらいまではストールせずに粘ってくれますので、3気筒エンジンだとしても700rpmくらいまではストールせずに粘ってほしいと思えます。
なお、この車はスポーツカーなので、後部座席のアクセスなど、実用性が不足していることは覚悟しましょう。
また、超扁平タイヤなので、タイヤ代も高くつくことになります。特にスタッドレスタイヤは高価になりましょう。1500rpm以下の極低回転も使えないから燃費も期待できませんし、アイドルストップ用バッテリも高価でしょう。財布に優しくない車です。
しかし、それまで普通に流していたのに、一たびアクセルを踏み込むと性格が豹変する車です。ただだらだらと加速するオーリスRSとは大違い(笑)

車両価格は込々で500万円ちょっとだと思います。ヤリスで500万円と思えば高いのですが、セリカGT-FOURは車体だけで350万円でした。セリカGT-FOURよりも100kgも軽い車重で、17ps上の高出力エンジン。
加えて車両価格のインフレも考慮すると、まあ妥当なところかなと思います。
正直なところ、ヤリスじゃなくカローラスポーツ(オーリス)をベースにして欲しかったんですけどね・・・

最後に、私にこれだけたくさんの試乗機会をくださった担当の方に御礼申し上げます。
ダウンサイジングターボは欧州を中心にトレンドとなっており、同時に気筒数を減らすこともトレンドとなっていますが、3気筒エンジンがどんなものなのか、少しはわかることができました。
GRヤリスの3気筒エンジンは、ピークパワー・トルクこそチューニングされていますが、アイドルから実用域についてはまだまだ作り込みが甘いと感じます。
今後のより改善を期待しつつ、レポートを終了します。
Posted at 2021/05/19 21:20:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ
2021年03月17日 イイね!

GRヤリス試乗

ご無沙汰しております💦
まさか前回の投稿が昨年の9月まで遡るとは…

今回の内容はタイトルの通りです。
試乗しましたので、インプレを書きます。

試乗したのは、GRヤリスの最上位グレードであるRZハイパフォーマンスパッケージです。1.6Lで272psというとんでもないエンジンです!

見た目はほぼヤリスです。ですが、幅広くなっているのは一目瞭然で、フロントマスクにあるダクトはブレーキを冷やすためのもの。
張り出したブリスターとか、力こぶのようなフェンダーとか、でっかいブレーキとか、いかにも走るぞ!というオーラをプンプン出しています!
ちょっと奥まったところにフォグランプがあり、前後位置で言えばドライバーに近い位置であり、より近くを照らすデザインですが、それよりはエアロダイナミクスを考えられていると思われます。2代目ヴィッツRSの後期モデルのようですね。
デザインが機能を主張している典型例です。

インテリアはよくあるスポーツカー風。ちょっと小さ目なステアリングホイール、ショートストロークなシフト、シートは冬着なのであまり感触をあまり確かめられませんでした。
メータは今風。ですが、スピードメータは280km/hまで刻んでいます!タコメータは7000rpmからレッドゾーン。つまりターボなのにそこそこ回せるエンジンということです!センターはマルチインフォメーションディスプレイ。
高級な雰囲気は醸し出していませんが、チープさもなく、ほどほどの質感です。

ステアリングはややクイックです。オーリスRSと同じつもりでハンドルを切ると大きく反応してしまいます。言い換えると、少ない舵角で車は動いてくれるということです。ロックトゥロックは2回転半。ヴィッツRSと同じです。
ただ、電動パワステのアシストが少し強めでハンドル操作が軽め。もう少し重たくして欲しいと思えます。

クラッチ操作も今風です。スタートアシストがあり、発進時はアクセルを空けなくてもトルクを太くしてくれるため、相当乱暴なクラッチ操作じゃなければエンストはしないでしょう。発進のペダルワークはMT乗りに試されるテクニックの一つなのですが、そこでテクニックを使う必要がなくなりました。なお、クラッチの重さはやや軽めですが、終始リニアで今風と言う感じです。

エンジンは1.6Lターボで272psの大パワーですが、街乗りは違和感ゼロで普通の加速もできます。
今どきのエンジンで6500rpmまでトルクの変動なく、またターボラグもなくスムーズに加速します。このエンジンはアクセル開度50%以上からが面白いですね!
それまで普通に加速していたのに、アクセルを開けた途端目が覚めたかのように強烈なトルクでドライバーを楽しませてくれます。
86はエンジン回転を上げてパワーを絞り出すトルク特性ですが、このエンジンはターボ過給のおかげで回転数を上げずとも太いトルクを発揮し、いつでもどこでも加速できます。トルクに谷もなく、ストレスフリーでトップエンドまで回せます。

ギア比は高め。街乗りでは6速までシフトアップすることはほとんどありませんでした。街乗りは大体5速までなので、シフトチェンジの機会は比較的少ないと思われます。
それでも、ショートストロークのシフトと相まってシフトチェンジは楽しい!
iMTなのでシンクロレブ機能もありますが、こちらの煮詰めは今一つ。エンジン回転数がじんわりとシフトに合わせていくため、回転数合わせ自体もやや適当な感じで、正確性が少し足りずクイック操作にも対応しきれていません。

ACC(アダプティブクルーズコントロール)も付いているため使ってみました。
加速はごく普通の街乗り風です。シフト操作をしてもACCはそのまま生きていて、クラッチをつないだらまた自動で加速します。

LTA(レーントレーシングアシスト)は警告音が早めに鳴ります。正直ウザったい。ステアリングがクイックであるため普通の街乗りでもすぐ鳴りだします。どうやらLTA付きだとOFFにすることはできないっぽいです。

ブレーキはフロント対向4ポッドで2ピースのローター、リアが対向2ポッド。前後ともベンチレーテッドディスクで、スリット入りです。なお、スリットの方向は正回転でした。強烈なストッピングパワーを持っていると思われますが、街乗りなので試す機会はありませんでした。
なお、ブレーキのタッチは街乗りをする分にはごく今風です。ちょっと古いに乗っている方だとカックンに感じられるかもしれませんが、そこはコントロールの範囲内です。

ヤリス全部に言えることですが、斜め後ろの視界は悪い。BSM(ブラインドスポットモニター)もありますが、スポーツカーでこれに頼るの野暮。

ちなみに、ロックトゥロックは2回転半ですが、最小回転半径は5.3mで意外と小回りが利きます。この数字からもクイックなステア特性であることをうかがい知れましょう。

価格は456万円也。ヤリスと思えば高い!と思えますが、先輩にあたるセリカGT-FOURは350万円でした。それよりも100kg軽い車重に、エンジンパワーは17ps上。しかも車両価格のインフレと今どきの作り込みも合わせれば、決して高いとは言えない価格設定です。

さて、欲しいと思えるかどうかですが、正直言います。メチャクチャ欲しい!
もうこれしかない!と思える程、楽しい車でした。

今回の試乗は冬道でスタッドレスタイヤでした。もっと暖かい時期であればステアリングインフォメーションやブレーキのタッチ、シートの具合も確認できるかと思います。
もう少し試乗の機会を重ねて、この車のポテンシャルを探りたいと思えました。また、写真も撮っていないので、次回は用意しようと思います。

最後に、私に今回の期待を与えてくれた担当者に御礼申し上げます。
最高に良い体験でした!ぜひまた乗りたい!
Posted at 2021/03/17 23:37:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2020年09月08日 イイね!

軽自動車の馬力自主規制撤廃を!

今時の軽自動車は中が広いですよね~。居住性が良い。大人4人なら難なくといったところです。
そんな軽自動車ですが、私は自動車メーカーにお願いしたいこととして64psのメーカー自主規制を撤廃して欲しい。
排気量が660ccあるんだから、64psなんて簡単に出てしまいます。ターボエンジンだと最大トルクを比較的低い回転域において、回転数が上がっていくほどトルクが細くなっていく。過給圧を下げていっているのでしょう。
でも、どうせなら7000rpmまで軽く吹け上がるぐらい上までトルクがあった方が乗りやすいと思います。

でも、私の馬力撤廃の目的はそこじゃありません。
エンジンの馬力が抑えられると言うことは、足回りがそれなりでしかないと言うことです。
つまり、操縦安定性が足りない。常にフラフラしてまっすぐ走れない。ハンドルが取られる・・・
しかし、馬力の規制が撤廃されれば、64psを超えるラインアップは必ず登場します。80psはもちろん、100ps近いエンジンも登場するでしょう。
エンジン出力が上がると足回りもそれに応じてしっかりしなければなりません。

ですが、私が軽自動車の馬力自主規制撤廃に一番求めているのは、普通自動車への刺激です。
軽自動車が今まで以上に加速するようになれば、普通自動車も加速できるエンジンを作らないと商品性がなくなります。
必然的に1.5L未満のエンジンは過給器を付けなくてはならなくなります。
そして普通自動車も出力を出さなければならないから足回りもしっかりしてくる。

なお、排気量や全幅、全長などは現行の通りで良いと思います。操縦安定性を高めるなら全高は抑えないとダメだと思います。
ちなみに、私は軽自動車が大嫌いです。
Posted at 2020/09/08 03:21:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2020年08月29日 イイね!

だからこそMTなんです!

どうも~、おはこんばんにちは~。

こちらは昼12時の時点で34℃。一応北海道なんですけどね。
お盆の時期を過ぎて暦の上では秋ですが、暑いですね~。

お盆休みではお墓参りで歌志内へ行ってきました。
もちろんドライバーは私です。
クルマは実家のカローラフィールダーです。AT仕様なので、ペダル踏み間違い対策でしばしば議論となる左足ブレーキを試してみました。
左足ブレーキですが、やってみると微妙なコントロールがメチャクチャ難しい。
往復で370kmのドライビングでしたが、最後まで納得できるスムーズなブレーキングが出来ませんでした。
左足ブレーキは若者ならば回数をこなせば出来るようになるのかもしれませんが、高齢者にいきなりやらせるなんて無理です。
結論、左足ブレーキはペダル踏み間違い対策にはならない。

ここまで書けば、私は普段右足でブレーキ操作をしているというのは十分伝わるでしょう。
右足の踵をブレーキとアクセルの間(厳密にはブレーキ寄り)のフロアに落ち着かせて、踵を支点にして足を回転させてブレーキとアクセルを踏みかえています。
このような操作をする場合、アクセルとブレーキでメダルの前後位置が違うと非常に操作がしづらくなるため、マイカーはアクセルを30mm手前に、ブレーキを10mm奥へ移動させて、アクセルとブレーキの前後差を無くしています。
実家のカローラフィールダーではどうかというと、ブレーキがかなり手前にありますが、ブレーキペダルのストローク中にある遊び部分がかなりあるため、この操作方法でもあまり問題ありません。
でも、今時のクルマはブレーキペダルストロークの遊びはないので、アクセルからブレーキへ足を移動させたあとのブレーキコントロールが非常に難しい。さらに、移動させるときもすね脇にある筋肉を使って一生懸命足を戻す作業が必要になります。筋力が衰えている高齢者には難しい操作です。せめて、アクセルとブレーキのペダル前後位置を合わせたレイアウトにするべきでしょう。


はてさて、MT車は渋滞が面倒だとか、坂道発進が難しいという考えから敬遠されがちですが、私はむしろだからこそMT車を推します。
渋滞時は基本的にクラッチ操作だけでクリアできますし、坂道発進もクラッチ操作にさえ気を付ければクラッチ操作だけで発進できるからです。
対して、ATはアクセルとブレーキをその都度踏みかえなければなりません。それでは疲れます。
MT車はクラッチ操作でクルマを転がすだけですが、AT車はクルマを押さえつけなければならないのです。
MT車の方が生理的に自然な運転が出来ます。

それから、MT車はペダル踏み間違い時の被害拡大を防ぐ効果もあります。
AT車は踏み間違えてブレーキじゃなくアクセルを踏むとパワートレインが全力で加速しますが、MT車はブレーキ操作の時点でクラッチを切るためそもそも加速しません。
やむを得ず急ブレーキを使用する場合、一緒にクラッチも切るよう自動車学校で教わりますよね。そうでなくとも加速を始めたと感じたらその時点でクラッチを切ることも出来ます。

AT車は右手でハンドル操作、右足でペダル操作ができますから、左手と左足が遊んでしまいます。それが原因で運転技術が衰えるとか、認知症を進めている原因になっているとの指摘もあります。
MT車は両手両足が使えないと運転できません。だからこそ、ドライバーは無意識でも身体は考えて操作をします。
AT車は6歳の子供でも運転できてしまった例がありますが、MT車はすぐに運転するなど無理です。
言い換えると、MT車の運転が難しくなったと思ったときが運転を引退するときの指標にもなります。
私は主張します。運転免許はクラッチ操作ができるようになってから取得できるようにして欲しい!

つまり、タイトルの通りです。
Posted at 2020/08/29 16:10:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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shomajin55(しょーまじんごーごー)です。よろしくお願いします。クルマと言えばMT(3ペダル)を絶対と考えている少々硬い人間です。 真面目とよく言...
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トヨタ オーリスRS(ZRE186)の初期型に乗っています。 2012年11月にヴィッツ ...
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2008年9月マイナーチェンジのヴィッツターボで、TRD Turbo-Mというカスタマイ ...
トヨタ ヴィッツ トヨタ ヴィッツ
初めてのマイカーでした。 初めてのマイカーがチューニングカーというのもどうなんだとツッコ ...
トヨタ カローラフィールダー トヨタ カローラフィールダー
実家のクルマです。2006年8月に購入しました。 敢えてモデルチェンジ前に購入しました。 ...

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