皆様...ごきげんよう(^^)v
すがすがしい風が、青葉若葉を揺らす季節となり、如何がお過ごしですか。
早朝に朝陽を浴びてウォーキングするのに気持ち良いシーズンです。
さて、本日・5月1日はアイルトン・セナの命日です。
1994年のイタリアで開催されたサンマリノGP、高速走行中にコンクリートの壁に激突して死去しました。
悲劇の事故死から31年、没後31年の追悼として、本年・2025年5月1日も忘れる事は無くセナを偲びMyページに追悼ブログとして刻みます。
ブログ内容的には毎年の事なので似通っているながら、継続するに意義ありです。
今も解明されていないセナの事故原因。。。
セナの事故原因は、意外な事に今も確定はしていません。
事故直前の車載映像では、タンブレロコーナーでセナが左にステアリングを切るもののマシンは直進、グリップを失ったままコンクリート壁に激突するまでが映っています。
では何故セナがステアリングを切ったのに、マシンは直進したのか。
イタリア検察当局は、FW16のステアリングコラム(=ハンドルを支えている軸の部分)が再溶接された箇所から破断されていた事を突き止めました。
しかし此の破断によってマシンがコントロール不能になったのか、事故の衝撃で破断したのかは今も不明です。
ただし緊急に行われた溶接作業は劣悪なものであり、事故直前になんらかの異常が起きていた可能性は高いです。
一方でFW16の設計者だったエイドリアン・ニューウィは、ステアリングコラムの設計が、「非常に拙いものだった」事を認める一方で、「車はオーバーステアでコースアウトしており、その挙動はステアリングの故障では説明できない」と後に主張しています。
「最も高い可能性は、右リアタイヤのパンクでグリップを失った事だろう」と、結論付けています。
イタリア検察当局はチームの共同経営者だったフランク・ウィリアムズ、パトリック・ヘッド、そしてニューウィら6人を、過失致死罪で訴追。
だが3年間の裁判では、チーム側の過失は証明できないとして全員に無罪判決が言い渡されました。

↑クラッシュ直後のセナを横切るシューマッハ(右)、ミラーでセナを見ているようにもみえます。
セナがクラッシュした時、首位のセナに対して2番手を走っていたのはシューマッハ、シューマッハは「生涯の目標でありライバル」のセナの死を目の当たりにする。
突然「越えるべき壁」を失った若干4年生ドライバーのシューマッハは、この瞬間からF1界を背負うことになり、追う立場から追われる立場に一転する。
セナ亡き後、公私共に釈然としない不名誉なF1王者になってしまう。
写真(↑)は、まさにシューマッハのF1人生の転換の瞬間をとらえたシーンだった事でしょう。
【動画借用:1994年サンマリノGP アイルトン・セナ クラッシュ 1】
F1人気が世界中で爆発。。。
セナの亡き後、私・☆アル君はF1から徐々に遠のきつつの現状です。
日本にF1が到来したのは1987年、中嶋悟が日本人初のF1シーズンフル参戦した事がきっかけです。
フジテレビが放映権を獲得し、1991年の日本GPは日曜20時というゴールデンタイムで視聴率20%超え、東芝・三洋などグローバル化を見据えたF1協賛企業のロゴが躍り、バブルを反映した時代でした。
この時期世界中でF1人気が沸騰します。
それまでメカニックや技術の戦いだったところに「人間ドラマ」が加わったからです。
歴代年間チャンピオン回数4回のプロスト(現役1980~93)と3回のアイルトン・セナ(現役1984~94)が競っていた事が想定外の化学反応を起こす。
この時代は2人の天才が同時に存在し、しかもマクラーレンという同じチーム内で競い合ったことで日本だけでなく世界中で一気にF1に注目が集まった。
だが、1994年に、サンマリノGPでセナが事故死する。
このほか10件もの重大事故が立て続けに起き、この「呪われた94年」から片山右京が引退した97年にかけて、日本のF1人気は収束しました。
2012年にはフジテレビも地上波放送を終了し、CS放送化で一部コアファンのみのマネタイズポイントと化し、テレビはユーザーを増やす手段ではなくなってしまいました。
『2017年にF1の歴史は大きく変わった』
2017年、F1の運営がエクレストンから、アメリカのリバティ・メディアに移りました。
エクレストンは2006年に20億ドル(約2050億円)でCVCキャピタル・グループに権利を売却。
その後も会長職を務めていたが、2017年にアメリカのリバティ・メディアがCVCから44億ドル(約4480億円)[負債41億ドル(約4174億円)があったため合計費用は85億ドル(約8654億円)と言われる]で経営権を買収しました。
これにより、F1の興行を40年以上牛耳ってきたエクレストンはF1の世界から引退しました。
運営がアメリカのメディアに移行した事で、F1はスポーツビジネスとして劇的に変化し、過去最大の盛り上がりを見せる事に繋がりました。
象徴的なのは、2019年に始まったNetflix「栄光のグランプリ」の放送です。
このドキュメンタリーは、初めて映像メディアが克明にレースの裏側にせまった番組となり、皆が臆測するしかなかったF1レーサーやチーム、オーナーの裏側にある葛藤や政治を知る機会となりました。
これがキーとなり、F1人気が世界中で爆発したのは間違いないです。
ビジネス観点からも魅せ方が上手であり、スピンオフ的な裏側や人間模様を描き興味を誘った事でしょう。
ただ強いだけでは無い強者の裏側や、料理店で例えると美味いだけではない客の惹きつけ等、現代ビジネスに特化した強いや美味いは当り前、プラスαの要素を付加した事が成功に繋がりました。
更にはアメリカ企業の参戦も挙げられ、「F1不毛の地」アメリカでの空前ブームが後押ししました。
【動画借用:『セナ』予告編 - Netflix】
エンディング。。。
アイルトン・セナの命日の本日・5月1日は、セナの卓越したドライビングテクニックによる数々の名シーンを鑑賞しながら、偲び敬う日にします。
34歳の若さでこの世を去った、伝説のF1レーサー アイルトン・セナ。
彼が亡くなった1994年からも、彼を愛し敬愛する人は絶えません。
情熱的に生涯を駆け抜けた彼の生き様から学ばされる事は、現代を生きる我々にこそ必要な事かもしれません。
又、来年・2026年の5月1日も、それ以降も、セナの追悼ブログは刻み続けていきます。

アイルトン・セナよ永遠に!!!
では又 by ☆アル君(^^)/~~~
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Posted at
2025/05/01 08:00:18