プロローグ。。。
1986年のテレビ放送以来、ドラマに加え劇場版7作品が制作され昭和・平成・令和と三つの時代を超える「最強のバディムービー」大復活となる、8年振り・8作品目の劇場公開です。
舘、柴田、浅野温子、仲村トオルらシリーズおなじみのメンバーに加え、ヒロインとして土屋太鳳が出演します。
【舘ひろし】
私的には学生時代より、クールス時代からの舘さんの格好良さに憧れ、バイクで走りに行く前は「紫のハイウェイ」を聴いてから出撃。
舘さんの歌は勿論、主演の映画作品は全て鑑賞、コンサートも武道館はじめ多数の会場へ行きました。
過去、二度ほどお話させて頂いたことあります。

【柴田恭兵】1980年代の前半だったかな、新幹線の食堂車で偶然に同一テーブルで御一緒したことありました。
後から恭兵さん来られ「ここ宜しいですか」と御声掛け頂き、ビーフシチューを注文していたなぁー、お話もして頂き幸運な時でした。
帰ってきた あぶない刑事。。。
エンタメとして良い仕上がりの作品です。
ブロマンスとしての「あぶない刑事」の完成形というか、その問いに対してここまではっきり回答したことはシリーズの中で今までにあったのだろうか。
土屋太鳳演じるヒロインの「二人は愛し合っているの?」とのストレートな問いかけに見事な回答をしているなと思いました。
前作で刑事を定年退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開設していたはずが、どうやら現地の警官と問題を起こして探偵の免許を剝奪され“出禁”となり、横浜にふたりが戻ってきたところから始まります。
映画第2作の「またまた」から「もっとも」「リターンズ」「フォーエヴァー」「まだまだ」、そして「さらば」と言っておきながらまた「帰ってきた」のなんて邪推は、タカとユージが横浜の埠頭に立つ姿を見た瞬間に吹き飛びます。
ともに70代とは思えない舘ひろしと柴田恭兵のダンディさとセクシーさは円熟味が加わってさらにアップしており、絵になる役者がいればそれだけで映画は成り立つと言うお手本みたいな作品です。
ハーレーに跨ってショットガンを放つタカと、全力疾走するユージの雄姿、さらにふたりの愛車だった日産レパードの登場に胸が熱くなるでしょう。

結論云えば概ね楽しかったです!細部をツッコめばきりがないけれど、このテの映画ではそれはナンセンスというものですネ。
深く考えずに目の前の画面に身を任せ、古き良き昭和のノスタルジーに浸る。映画館出る頃には、なんだか分からないけど楽しい時間だった!と、すっきりできる作品です。
只一つ、浅野温子の扱いが雑だった感じ・・・ナゼ?

そして、「帰って来てくれてありがとう!」の気持ちです。エピローグ。。。
本作品のエンディングは、舘ひろしの「翼を拡げて」。
常識を打ち破ってきた刑事ドラマのアイコンが放ち続ける「あぶない」魅力
横浜を舞台に、舘ひろし演じるダンディな刑事・タカと柴田恭兵演じるセクシーな刑事・ユージがバディを組み、洒落っ気たっぷりに事件を解決していくふたりの軽妙なやりとりと、刑事なのにサングラスにオシャレなスーツなどのファッション、さらにスタントやCGなしの豪快なカーアクションや銃撃戦、格闘シーンの数々がそれまでの刑事ドラマの常識を打ち破り、毎話テレビの前の視聴者をくぎ付けにし、多くのファンが劇場へ詰めかけました。
昭和に誕生したタカとユージというキャラクターに上手く歳をとらせながら、日本の刑事ドラマの愛すべきアイコンとなりました。
それにしてもなぜこんなにも長く愛されるのか、ふたりは美女には弱いが人情に厚く、どんな窮地に陥ってもユーモアを忘れない。
そして組織にいながら型にはまることを嫌い、自分たちのやり方で事件を解決してきた。
自由なようでどこか退廃的、だが悪事は許さないという強固な意志と、“常識”を打ち破るような生き様が痛快であり、生死を共にしてきた同士愛的な関係性も人々を魅了し続けている理由かもしれません。
舘と柴田がお互いをリスペクトしながらもっと楽しい作品にしようという思いと、浅野、仲村らとこれまで積み重ねてきたチームワークの良さもスクリーンから伝わってきます。
次回作の声は多く、舘さん曰く「体力が持てば」と笑顔で応じていました。
ALPINAのある生活に於いて、愛機・B7嬢でアルピナの走りを愉しむのも至福の時であり、みんカラの場では『映画』と『温泉』もブログカテゴリーに掲げているので、これからも愉しみます。
あぶない刑事の世界観をエンジョイ!!!
では又 by ☆アル君(^^)/~~~