
こんばんは。
他人の不幸は蜜の味。とは会社の先輩がよく口癖で、仕事上の不幸話をよく聞いてくれますが、車の整備、いや正確には車高調整の調整中に大ミスを犯しましたので、ご参考に?じゃなく、自分への戒めとして記録しておきますので、良かったらお付き合いください。
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事の発端は、昨日起きた。
新しい車高調整、しかも全長調整式。安いけど、品質も悪くなさそうだし、雨の中、調整に試走。
ステアリングを左に切ると、右前からキィって音がする。
うーむ。スプリングが鳴いてるのかな? と思いジャッキアップし、とりあえずシリコンスプレー吹いて、もう一度試走。
うーむ、変わらん。アッパーマウント周りのグリス追加しておくか、とサス一式を外す。
もう一度組む際に、ここで後で気づいた大ミスを犯す。
本来であれば、アッパーマウントの上にカラーを組む。ノーマルや全長調整式でない車高調はここに対辺27mmのM12ナットがアッパーマウントを抑えるのだが、全長調整式はこのカラーが回転する事によりストラット下の回転が可能になる構造。
なのに何故か間違えてアッパーマウントの下に組んで、アッパーマウントプレートを組んだ。一体、何故この様なミスを犯したのか、今でもわからない。
カラーの無い状態で組まれたプレートを止めるナットM12 p1.25ナイロンロックナットは、300のリバンドストップラバーを潰しながら何処までも締まる。この時点で気づかなかったことも、今でも不思議だが、きっと深く考えてなかったのだろう。
また、オクヤマのタワーバーを組んでいる事、ラルグスの取説にピロアッパーの場合はインパクトで締めてなどと言う余計な情報があったからか、いや、単にめんどくさいと言う事でインパクトで締めた。
普段、これも絶対にやらない。ストラットのトップネジは、六角でセンターロックして、ディープメガネレンチ等で締める。
かくして、何処までも締まってしまったナットが固着してしまい、今度は緩まなくなった。
この時点で、ん?シャフトがやけに短いな?と気づいた。あ?!組み方間違えてる。外さなきゃ、でも外れない。
インパクトでも外れない。んな馬鹿な?!
センターロックを六角で抑えてもだめ、星型で抑えてもだめ。
この時点でかなり青ざめた。
やばい。。、このままいくと、どえらいことになる。
リバンドストップラバーがプレートにテンションをかけているので、これが原因かと思い、しょうがない、切断。
これに三時間かかる。なにせプレートに押されてるし、隙間がないので、カッターとラジオペンチでちぎりながらだった。
これでテンションフリーになったので、外れるかと思いきや、全く緩まない。
んー、これはヤバイ。
とりあえず寝よう。
寝てる間にひらめいた、センターロックをする方法。
パーツを買いに、チャリで開店前のジョイフル本田へ。

まだ開店前だと言うのに、さすがオッさんのディズニーランド。ファストパスを取る勢いで、開店と同時にものすごいお客さんが入っていく。
一通り買い占め、さてトライ。

方法は、ナットを付け、ボルトでストッパーにする方法。
これならば、相当のトルクがかかるハズ。
しかし、これも4mm程度しか緩まなかった。

バーナーでナイロン燃やすも効果なし。
熱しても効果なし。
うーむ。。うーむ。。こうなったら、最終手段。
これだけはやりたくなかった。

サンダーでぶった切り。
こんな最終手段にせざるを得なかった自分に腹がたつ。
ナットは、プレートをぶった切った後にショックを車体から外し、ナットをサンダーで落とした。
ナットだけサンダーで落とすのは技術がいる。しかもアッパーマウントが付いてて、なおかつプレートの残骸がまだショックトップから外れてなかった状態でリューターの様にサンダーをあてるのはかなり難しい。

かくして外れたショック。
ちょっとだけサンダーがあたってしまったが、まだダイスでねじ切り直せば使えそうだ。本来の締め付けに必要にな部分は傷んで無ないし。

やっと、ここまでバラして終了。
損害は、リバンドストップラバーとプレート、センターロックナット。
早速、プレートとナットをDへ発注し、リバンドストップラバーは、明日、加工して作ってみようかと思う。片側だけだし。
昨日と今日、一体自分は何をしてるのか、と何十回、自己嫌悪になったか。
中一からエンジンバラして組み立て、メカいじり35年もしてる中で、今回の組み立てミスは最大だった。友達の、ナメたネジを外す事はあってもまさか自分ミスでナットを切断とは、恥ずかしすぎる。
昨日は、明けない夜は絶対にない、と自分のポリシーをひたすら唱え、今日、無事にナットが切断しやっと取れ、プレートも取れ、アッパーマウントが外せた時の喜びは、ひとしおだった。
Posted at 2016/09/24 20:13:51 | |
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