
高知県の井野に紙の博物館があるということで出かけることになりました。本当の目的は文旦なんですが、それはそれで見物できるところはしっかり見物と。
香川県から約100キロ。高速道路のインターチェンジを出でしばらく走ると道の右側に単線の路面電車が見えてきます。それをたどるように走りつつ紙の博物館に到着。
入り口で「撮影してもいいですか」と尋ねて「OK!」をもらいました。
紙といえば、どこにでもあるし使うよりも捨てるイメージが強いのですが、いかがでしょうか。トイレでもお世話になっているし買い物をしたらレシートを渡されますが、これも片っ端から捨ててません???
新聞も読み終わったら捨ててるし。
思うに、その昔の鉄や紙というのは貴重品で捨てるなんてとんでもない。リサイクルしてぼろぼろのなって始めて捨てるか燃やすんじゃないかな。鉄は集めて鋳潰してもう一度仕事をしてもらう。
紙の博物館には、平安時代から始まって明治期までの紙の製造に関するものがありました。
今は機械であっという間ですが紙を1枚作るのにどれだけ大変な苦労があるのか、その辺をたっぷり見せてくれます。そして紙を作る仕事が生計をなすだけの収入を得ることができるのもすごいことです。
(紙を作るための機械を作る仕事や機械の維持管理も大変なことなんですが)
左の写真は、神宮紙という紙を漉くためのスノコです。3メーター四方でして、紙の繊維をためておく桶(?)も同じサイズかそれよりも大きなのが必要だったり、そのための紙繊維の量も半端ではないし…干しておく場所やら考えるとものすごいことになってます。
その紙を漉くためのスノコは、紙の用途によっていろいろな太さの竹ヒゴをスダレ状に編んで作ります。そのスダレもムラがあってはいけないのは言うまでもありません。隅から隅まで均一に完璧が要求されます。
撮ってきた写真は、
フォトギャラリーに掲載してますのでご覧ください。
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うんちく | 日記
Posted at
2010/02/21 21:30:52