そんなことを言ってる場合じゃないわな

今年の松本駐屯地祭は熊本地震の災害派遣によって中止らしい。
熊本への災害派遣は2万人規模とのこと。当然松本も招集かかっているのだろう。
今回の災害派遣は2011年の大震災の際の政府の無能っぷりを反省してか、初動で各種センサーを持つF-2を飛ばしてルート情報や被害を受けた地域のマップを作製、データリンクでいち早く部隊や政府に回して、実に迅速な動きで救助や炊き出しなどの展開を行っているらしい。
大きな津波がないのと、比較的被害が狭いこともあってうまく動けているようだが、気象庁の発表によると、一昨日の地震は前震であり、今回の地震が本震であるとのこと。まあこの辺は一番大きなマグニチュードを持つ自信が本震と捕らえられるのでいくらでも書き換えられるものであるから致し方ないのだが、まだまだこれから大きなマグニチュードの地震が起きる可能性(あまり可能性という言い方は好きではない。起きるか起きないか。そこにパーセンテージは関係ないのだから)は十分あるということだ。
駐屯地祭に行けないのは残念ではあるが、そんなことを言っている場合でもない。災害救助も大事な任務の一つ。松本駐屯地は山岳レンジャー部隊を擁しているので、このような場合では貴重な戦力である。一般市民としてはただの理解者であることくらいであまりできることはないが、頑張ってもらいたい。
また、前回の大震災の時は中国やロシアが威嚇行為に出ている。災害とは敵国にとっては最大のチャンスでもある。熊本に動ける戦力を終結させるのも大事ではあるが、国防もおろそかにはできない。どこぞの政党は頓珍漢なことを言っているが、ペンでは国を守れないのである。それほど成熟していないこの人類文明では自らの身を守るためには相応の武力による抑止力が必要である。非常に大変ではあるが、こちらも手を抜かずに頑張ってほしい