• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

sinano470のブログ一覧

2026年08月12日 イイね!

メインスマホ壊れました

私用スマホとして使っていたRogphone8Proが壊れました。
何もしてないのに再起動ループから抜け出せなくなって、対処に追われています。
明日迎え盆で実家に行かなくちゃいけないのに・・・。


最近いろいろなものが壊れてます。
妻に譲渡してたOneNetbook T1もバッテリーが死亡。互換バッテリーもうまくいかない。
今朝はSwitchBotのプラグミニがお亡くなりに。

そして夕方になってこれですよ。
前に会社スマホとして個人で買って投入していたPixel6Proを急遽復活させました。
*今はArrowsAlphaに更新済み。
Pixel6Proがまだサポート内でよかった。

Rogphone8Proはバッテリーが劣化しており、すでに容量は75%まで落ちてました。
OS更新サポートが終わり、あとはセキュリティアップデートが28年まであるのみだったので、スマホ乗り換えを考えてました。
修理業者によるバッテリー交換では互換バッテリーなうえに防水が保証されず、純正修理では初期化必須とのことだったので。

というような乗り換え計画を考えていたとはいえ、まだ乗り換え先の機種は未発表で買ってないんですよね。

いやはや困っちゃいました。
とりあえず何とかなるとはいえ、いろんなものが壊れるし、明日実家いかなきゃだし、ご飯作って片付けてと、一気にいろいろなものが押し寄せてくると、もともと不調だった心が限界です。キャパシティに余裕が全くない状況なので、テンパってしまいます。
疲れた・・・。
ほんと勘弁してくれ

愚痴になってすみません。少し吐き出さないと持たなさそうで
Posted at 2026/08/12 21:00:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年08月01日 イイね!

レイバック ストロングハイブリッドとは何者か? パート3.1 ― CAFE規制の本質を読み解く

レイバック ストロングハイブリッドとは何者か? パート3.1 ― CAFE規制の本質を読み解く シリーズとして考察している。
過去記事も参照されたい
〇クロストレックの販売戦略を考えるーなぜ今ハイブリッドを捨ててターボを投入するのか?
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49088887/
〇レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?―VN型の全体像から見る次期型への布石
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49126105/
〇レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?パート2―公式発表情報から読み解くその正体
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49173933/
〇レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?パート3-なぜVN型にストロングハイブリッドを投入しなければならなかったのか?
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49181052/


 本記事はパート3の補足記事としてまとめたものである。

 私自身も勘違いしていたが、CAFE規制とは実は非常に分かりにくいものである。
 本質的には、2030年を目安に一定以上の基準にまで燃費をあげましょう、というものであるが、その内情は単に燃費を上げればいいというものではない。

1.加重調和平均
 これがそもそものCAFE規制のミソである。
 CAFE=Σ販売台数/Σ(販売台数÷燃費)
 このような計算式が基本にある。

 例えば、以下のような車があるとする。
 A車:10km/L
 B車:30km/L

ケース①
A車を10,000台販売
B車を1,000台販売
この場合の計算をすると以下のようになる。


CAFE = (10,000 + 1,000) ÷ {(10,000 ÷ 10) + (1,000 ÷ 30)}
   = 11,000 ÷ (1,000 + 33.3)
   = 11,000 ÷ 1,033.3
   ≒ 10.6km/L

ケース②
A車を1,000台販売
B車を10,000台販売
この場合の計算をすると以下のようになる。


CAFE = (1,000 + 10,000) ÷ {(1,000 ÷ 10) + (10,000 ÷ 30)}
   = 11,000 ÷ (100 + 333.3)
   = 11,000 ÷ 433.3
   ≒ 25.4km/L

 すなわち、より多く燃費の良い車を売れば平均燃費の底上げができる。どれだけ燃費がいい車であっても、少数では意味がない。
 これは逆に言えば、より多く燃費の良い車を売れば、燃費の悪い車を多少売っても平均燃費に大きな影響を与えないので、その範疇では販売可能になるということである。

 ただしこれはトヨタのようなメーカーの話。スバルの場合、元がトヨタのプリウスやアクアのような燃費特化の車を売るメーカーではない。比較的大型のSUVでAWD車が多く、カタログ燃費で20km/Lを超える車が存在しないスバルは、CAFE規制をクリアするには非常に厳しいものになっている。

2.25.4km/Lとは何の数字?
 これが最も勘違いされている数字ではないだろうか。
 基本的には、販売全数におけるカタログ燃費を上げていきましょうという方向性に違いはない。
 25.4km/Lは全車種一律の基準値ではなく、車両重量ごとの基準値を販売台数で加重調和平均した結果として出てくる「平均目標値」 なのである。
 これはどういう意味か。
 それは、以下の方程式で計算し、車両重量をもとに目標燃費が定められているということである。
 燃費基準値(FE:km/L)は、車両重量(M:kg)に応じて以下のとおりとする。
 M : 2,759kg未満
 FE = -2.47×10^(-6) × M^2 - 8.52×10^(-4) × M + 30.65
 M : 2,759kg以上FE = 9.5
 ※FE は小数点以下第二位を四捨五入
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001337881.pdf

 例えば、これを最近発表されたレイバックストロングハイブリッド(S:HEV)に例えてみよう。
https://www.subaru.jp/levorg-layback-wagon/specification/docs/specifications.pdf
 Premium S:HEV EXの標準仕様(オプションによる重量増加無し)で車両重量は1700㎏だ。
 FE= -2.47×10^(-6) × 1,700^2 - 8.52×10^(-4) × 1,700 + 30.65
  = -2.47×10^(-6) × 2,890,000 - 1.4484 + 30.65
  = -7.1383 - 1.4484 + 30.65
  ≒ 22.06km/L
 これがレイバックS:HEVの目標燃費となる。

 レイバックS:HEVのカタログ燃費はWLTCモードで19.0km/L。すなわち、目標は未達成となる。達成率は86.1%である。


 よく言われている目標値25.4km/Lとは、2016年実績の販売車種構成から計算し、2030年の日本で販売されている全自動車の平均燃費をここまで持っていきましょうという平均燃費のことである。
 すなわち、各車両で一律にこの数字を達成しなければならないというわけではない。



 CAFE規制は企業単位での加重調和平均が求められる。スバルで販売されているHEVで、もっとも燃費の良いレイバックS:HEVでも目標値をクリアできていない。スバルに求められる企業平均燃費をクリアするためには、より燃費を稼げる車種の販売が必要となり、そのために有効となるのがBEVやPHEVである。
 スバルでは、アライアンスモデルではあるが、BEVであるソルテラとトレイルシーカーを販売している。
 電気自動車では燃費ではないのでカタログ電費をそのまま当てはめることはできない。
 そこで換算式が設定されている。
 BEVにおける燃費換算の方程式は以下の通り。
 FeEV=6,750/EC
 EC:電気乗用自動車のWLTCモード交流電力量消費率 Wh/km
https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/20250331_zyouyousya.pdf

 スバルBEVの代表として、トレイルシーカーの数字を読み解いてみよう。
 ET-HSグレード
 121Wh/km
 *ET-SSのAWD仕様と同じ。18インチホイール車の場合
  FeEV=6,750/EC(Wh/km)
    ≒55.79km/L

 これはすなわち、燃費換算でレイバックS:HEVに比べて2.9倍の値に相当する。
 つまり、レイバックS:HEV単体では目標燃費を満たしていなくても、トレイルシーカーなどのBEVを組み合わせて企業全体の平均燃費を引き上げれば、CAFE規制を満たすことができる。これがCAFE規制の本質であり、「1台ごとの燃費」ではなく「メーカー全体の販売構成」が重要視される理由である。


3.スバルの戦略を読み解く
 そのうえで、スバルの戦略をもう一度見直してみよう。
 もともとスバルは、アライアンスモデル4車種、自社開発モデル4車種のBEVの開発を目標としていた。
 これはすなわち、BEVの強力な燃費換算値をもって加重調和平均を引き上げることでCAFE規制をクリアする、という計画があったと読み解ける。
 なぜなら、もともとのスバルのラインナップからすると明らかにこのBEVの展開車種数は多いからである。
 S:HEV登場前のスバルの燃費は、マイルドハイブリッドのe-Boxerで15.8km/L(AWD車)でしかなかった。この場合の車重はグレードにもよるが、AWDで最も軽量なグレードでも1600㎏。目標燃費を計算すると22.96km/Lになるので、68.8%でしかない。
 目標燃費 = -2.47×10^(-6) × 1,600^2 - 8.52×10^(-4) × 1,600 + 30.65
      ≒ 22.96km/L
 達成率  = 15.8 ÷ 22.96
      ≒ 68.8%
 なお、この68.8%という数字はクロストレックe-Boxer(AWD)のものだが、フォレスターやインプレッサのe-Boxer(AWD)も燃費面では大きな差がなく、おおむね同水準の達成率にとどまる。すなわちe-Boxer全般が抱えていた燃費面の弱さと言い換えてよいだろう。
 この大幅に足りない分の燃費をEVで賄おうとしていたと考えられる。
 さてその足りない分を補い平均燃費を底上げするEVであるが、スバルは自社開発EVの後ろ倒しを発表している。アライアンスモデルこそ計画通りに発売できたが、自社開発モデルは市場需要などを見て後ろ倒しにするとのことである。アライアンスモデルは、トヨタとの共同開発者である。各種レビューなどを見ていると車の評価は高く、スバルで生産するようになったトレイルシーカーなども好調のようである。ただ、どこまで行っても共同開発車であり、スバルのように技術的個性の非常に強い中では、自社開発モデルに比べて訴求力が及ばないことが想像できる。また、生産がスバルだとしてもトヨタ系部品も多くあるはずであり、その生産にはトヨタ側の都合が介入することになり、それに左右される場面も出てくるであろう。
 だからこそ、アライアンスモデルだけでは燃費の底支えをしきれない可能性があり、ICE/HEV側の燃費の底上げが必要になる。CAFE規制をクリアすることができないかもしれないが、その足りない分が減れば減るほどEVで補わなければならない分が減るからである。
 レイバックS:HEVの段階で、達成率は86.1%である。クロストレックe-Boxerに比べて17.3%もの改善は大きいはずである。

4.レイバックS:HEVが求められた理由
 ここはパート3の復習になる。
 スバルの国内販売車種のうち、フォレスター・インプレッサ系・レヴォーグ系で89%を占めている。特にレヴォーグ系は国内販売台数の17.4%である。
 フォレスター系とインプレッサ系(クロストレックのみ)にはストロングハイブリッドであるS:HEVが投入済みだが、レヴォーグ系はターボのみ。
 F型にマイナーチェンジしてわずかに燃費は向上しているが、それでも悪いものである。
 試算してみよう。
 レヴォーグ諸元表
https://www.subaru.jp/levorg/specification/docs/specifications.pdf
 最も重いグレードでは、車重は1600㎏。上記計算式で目標燃費を計算すると22.96km/L。
 目標燃費 = -2.47×10^(-6) × 1,600^2 - 8.52×10^(-4) × 1,600 + 30.65
      ≒ 22.96km/L
 奇しくもクロストレックe-Boxer車と同じである。その上で、カタログ燃費(WLTC)は、13.8km/Lである。達成率は60.1%でしかない。
 達成率 = 13.8 ÷ 22.96
     ≒ 60.1%

 もちろんグレードによっても差はあるが、これは非常に低いものと言わざるを得ない。
 これが当初計画通りにEVが8車種発売して大幅に売れていたのであれば問題なかったのかもしれない。しかし、実際はアライアンスモデルだけで戦わなくてはならなくなった。
 だからレヴォーグ系の燃費底上げが必要になったのである。

パート1パート2の復習になるが、私の仮説として以下の通り。
 現在のS:HEVは、その展開車種からSUVに最適化されている。遊星歯車による動力分割機構はスポーツツアラーに流用可能でも、その走りのキャラクターが大幅に異なるため、ギア比や制御アルゴリズムが合わない。
 自社EV後ろ倒しでアライアンスモデルのみで戦わなくてはならなくなり、ベースラインこそ確保できるかもしれないが、販売台数の大幅増は見込めないと予想される。
 だから急いで燃費の足を引っ張っていたレヴォーグ系をハイブリッド化しなくてはならなくなった。
 *付随してインプレッサ系でもマイルドハイブリッド廃止というS:HEVへの誘導が考えられる策が打たれている。
 しかし、今のシステムではレヴォーグには合わない。だからSUVであったレイバックがハイブリッド化の対象として選ばれた。だが、レイバックはあくまで派生車種であり、形式の本体はレヴォーグ。レイバックにハイブリッドグレードを追加しました、というだけでは販売増は見込めない。レヴォーグのハイブリッド化需要を取り込まなくてはならない。
 だから車高を落としてワゴンと呼称し、従来仕様のレイバックをSUVとして分離し、別車種のようなマーケティングを行っている。
 SUVと分離して車高を落とすことで、レイバックという名前ながら、偽装レヴォーグS:HEVとして機能させ、レヴォーグの需要を取り込むことで販売増を狙うのではないだろうか。

 以上、これが私の仮説である。
Posted at 2026/08/01 19:18:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年07月07日 イイね!

レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?パート3-なぜVN型にストロングハイブリッドを投入しなければならなかったのか?

レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?パート3-なぜVN型にストロングハイブリッドを投入しなければならなかったのか? シリーズとして考察している。
 過去記事も参照されたい
〇クロストレックの販売戦略を考えるーなぜ今ハイブリッドを捨ててターボを投入するのか?
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49088887/
〇レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?―VN型の全体像から見る次期型への布石
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49126105/

〇レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?パート2―公式発表情報から読み解くその正体
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49173933/

 基本的なレイバック・ストロングハイブリッドについての考察は先のパート1およびパート2に譲る。

 ここでは、なぜ今VN型にストロングハイブリッドを投入しなければならなくなったのかを考察したい。
乗用車ブランド通称名別順位 2025年1月~12月分
https://www.jada.or.jp/files/libs/6986/202604031138081429.pdf

 これによるとスバルの販売車種ごとの年間販売台数は、以下の台数になっている。
 フォレスター:31,688台
 インプレッサ:31,290台
 レヴォーグ:15,327台

 日本における2025年内の販売台数の合計は以下の通り。
2026年3月度および2025年度累計 生産・国内販売・輸出実績
https://www.subaru.co.jp/news/2026_04_27_142322/
国内販売乗用車数(登録車):87,979台

 フォレスターとインプレッサとレヴォーグで合算すると78,305台となっており、国内で販売された普通車の89%を占めている。

フォレスター:31,688台(36.0%)
インプレッサ:31,290台(35.6%)
レヴォーグ:15,327台(17.4%)
国内販売乗用車数(登録車):87,979台

 さて、ここで重要なのは、車名の中に何が含まれているかである。
 フォレスターはそのまま単体で存在しているが、インプレッサとレヴォーグは少し異なる。
 ここでいうインプレッサとは、クロストレックも含めた数になっているということである。
 どちらも同じGU型になる。
 レヴォーグは、レイバックも含まれている。こちらもどちらもVN型である。

 スバルは、2026年5月15日の2026年3月期決算説明会において、本格的な自社開発BEVの発売延期を発表した。これは28年末までに発売予定であったものを後ろ倒しにするということである。付随して、BEV専用ラインとして計画されていた大泉工場のラインも変更されることになった。
 これは、スバルにとって最大市場であるアメリカでのBEV補助金打ち切りなど、需要が急速に鈍化していることが原因の一つ挙げられる。また、ハイブリッド需要の高まりや内燃機関の再評価を踏まえ、電動化投資として計画されていた総額1.5兆円の電動化関連投資の配分を見直し、未着手だった1.2兆円分の投資をハイブリッド車(HEV)やガソリン車(ICE)向けへ振り分けなおしている。
 実際はこれよりもさらに前に内部としては計画変更が決まっていただろう。

 ここで前回パートまでで説明していたCAFE規制対策が重要になる。
 現在のS:HEVでもカタログ燃費は19km/L程度であり、CAFE規制の目標値である25.4km/Lには届かない。その足りない分をEVで補うのが基本的な方針であった。
 アライアンスモデルこそ計画通りに4車種でそろうことになったが、自社開発EV(BEV)の後ろ倒しや世界的なEV需要の鈍化でこの方針は事実上瓦解することになった。現状日本で発売されているソルテラとトレイルシーカーは比較的好調だが、全体的なEV需要の鈍化で、とてもCAFE規制の目標値をカバーできなくなっていると考えられる。自社開発EVの後ろ倒しは、EV拡充を遅らせることになるので、より日本におけるEV販売数が伸びにくくなることになる。

 先ほど挙げた日本におけるスバルのメイン車種であるフォレスター、インプレッサ(クロストレック)、レヴォーグ(レイバック)のうち、フォレスターとクロストレックにはS:HEVが投入済みであった。
 残る基幹車種のうち、S:HEVがないのはレヴォーグとレイバックことVN型。
 インプレッサにもないのだが、販売の割合はクロストレックの方が多くを占めており、こちらにS:HEVが投入済みであるので、インプレッサは廉価グレードとしての役割として残されていると推測できる。クロストレックのS:HEVがより多く売れれば、GU型としてのS:HEV販売比率を多く保てるので問題ないのであろう。それゆえのクロストレックに対するe-Boxer廃止とCB18ターボ投入であると考えられる。*前回記事参照。

 残る基幹車種のうち、ICEのみになっているのがVN型レヴォーグとレイバックである。このVN型系列は、国内販売全体の17.4%を占めている。ましてVN型はターボ+AWDのみの仕様だ。
EVの後ろ倒しにより、販売車種全体の平均燃費をEVで補完しきれなくなった。その結果、ICE/HEV系統そのものの平均燃費を底上げする必要が生じた。
 販売車種全体のうち、フォレスターとインプレッサ(クロストレック)とレヴォーグ(レイバック)で89%を占めている。そのうち、フォレスターとインプレッサ(クロストレック)にはストロングハイブリッドであるS:HEVを投入済み。
 ゆえに残るレヴォーグ(レイバック)ことVN型に急いでストロングハイブリッドを投入しなければならなくなったのではないかと考えられるのだ。

 細部はパート1およびパート2のレイバックストロングハイブリッドの正体を探る記事に譲るが、今回のレイバックS:HEV(ストロングハイブリッド)とは、単純にレイバックにS:HEVグレードを入れたというわけではなく、戦略的にレヴォーグの需要をも取り込む役目を与えられた車種である。
 健闘を期待したい。
Posted at 2026/07/07 12:49:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年07月03日 イイね!

レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?パート2―公式発表情報から読み解くその正体

レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?パート2―公式発表情報から読み解くその正体 7/2にレイバックストロングハイブリッド(S:HEV)が公式発表された。

​https://www.subaru.jp/levorg-layback-wagon/
Premium S:HEV EX
Premium Black S:HEV EX

まずは、ティザーサイト公開時点における私の考察を述べた、以下の記事を参照していただきたい。
〇レイバック ストロングハイブリッドとは何者か?―VN型の全体像から見る次期型への布石
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49126105/

その上で、正式発表された情報から考察を進める。

1.レイバックが狙っていたもの
 そもそも、レイバックとは、レヴォーグ派生の都会派SUVモデルである。
 クロストレックやフォレスターのように、これまでのスバルのSUVは、優れた悪路走破性を一つのアイデンティティとしてきた。
 一方、レイバックはSUVであるが、それまでのスバルのSUVとは大きくキャラクターが異なる。X-MODEを持たず、シティユースとして乗り心地に特化したアーバンプレミアム。
 レヴォーグの走りは素晴らしいがファミリーやシティユースには乗り心地が硬すぎるという需要に答えた車である。
 分かりやすく例えれば、トヨタのハリアーのような都会派プレミアムSUVに近いキャラクターを狙ったモデルである。


2.SUV仕様とワゴン(S:HEV)仕様の違い
 今回レイバックにストロングハイブリッド(S:HEV)モデルが追加されたが、スバルはこれを派生グレードではなく、別車種のように扱っている。

例えば車種紹介ページのリンク。
レイバック(SUV)
​https://www.subaru.jp/levorg-layback/

レイバック(ワゴン)
​https://www.subaru.jp/levorg-layback-wagon/

 フォレスターは同じようにターボとハイブリッドモデルがあるが、同じページに収まっており、グレード違いとして書かれている。
なぜ別車種のように扱っているのかの考察は、パート1の記事を参照していただきたい。

 公式発表されたレイバック・ストロングハイブリッドを見ると、SUVでは標準になっている仕様の多くがワゴンではオプションもしくは省かれている。
 詳細は以下の表にまとめた。

表-1 レイバックSUVとS:HEVの違い


 4-2-4分割のリアシートはVN型で非常に評価が高い部分だが、ストロングハイブリッドでは6-4分割になっている。現在のスバルでその仕様なのは、クロストレックであり、こちらにはストロングハイブリッドがある。なので基本設計はそちらから持ってきたのであろう。

 フロントデザインについて、よく見ればヘッドライトはGU系のものと同じものを使っている。フォグランプはSL型のものと同じである。ボンネットやタイヤハウスモール以外のフロントフェンダーパネルもGU型と同じである。これは、フロントフェンダーのキャラクターラインがSUV仕様と違っていることから読み取れる。


レイバックS:HEVとクロストレック。ヘッドライトが同じデザイン。ボンネットのキャラクターラインも同じ。



レイバックS:HEVとフォレスター。フォグランプが同じデザイン




三面図から見るキャラクターラインの違い



レイバックSUVとS:HEV

 これは、開発スケジュールに余裕がなかったのではないかと推測できる。
 VNにはハイブリッドモデルは本来存在していなかった。レイバックであればなおさらである。
 後述するが、急いでハイブリッドモデルを投入する必要が生じたと考えられる。
 そのため、シャシーが同じSGP第二世代であることを生かして、クロストレックのフロントセクションを持ってきて、それをVNの車体と合体させ、それをベースに開発したのではないだろうか。

 面白いのは、ジャパンモーターショー2025で公開されたコンセプトカーであるPerformance-Bと逆方向の設計思想であることだ。Performance-Bは、クロストレックの車体をベースにレイバックのフロントセクションを入れてFA24ターボとDCCD付6MT(TY85か?)を投入したコンセプトカーであり、既存アセットを組み合わせて面白い車を作ろうというコンセプトで作られている。*エンジンなどはメディア記事などより。
 まさにその思想をそのままに逆コースでできている。


3.ブラック内装仕様の立ち位置
 通常、スバルでは内装のブラック仕様をモデル末期において限定車や一部グレードとして追加するのが定番である。
 ティザーサイト段階ではただの内装色違いかと思っていたが、興味深いグレード展開となっている。
 具体的には、ブラック内装仕様の方がベースモデルで、タンカラー内装仕様が上位グレードになっている。
 過去のスバルでは多くの場合において逆であり、ブラック内装の方が上位グレードであることの方が多い。
 ブラック内装の方は、よりスポーツ需要を狙っていると考えられる。装備を選択化して価格を抑えて、内装はブラックで引き締める。フォレスターやアウトバックで評価されていたタンカラー内装仕様は上級モデル化させる。そう言った区別化が読み取れる。


4.価格から見るレイバックストロングハイブリッドの狙い
 ベースグレードのPremium Black S:HEV EX(ブラック内装仕様)の価格は、Limited EX Black Selectionとまったく同じである。*表-1参照
 装備の多くを選択式のメーカーオプションにしたこと、多くの部品を流用して設計されていることからなしえた価格であろうが、相当戦略的な価格であると考えられる。
 多くの場合、ガソリンモデルとハイブリッドモデルでは30~50万円ほどの価格差が生まれる。
 Limited EX Black SelectionがNAではなくターボであるということを考慮しても、Premium Black S:HEV EXは安く抑えられている。

 以前の考察で、クロストレックもグレード整理を行ってS:HEVグレードに誘導しようとしていると考察したことがあった。
〇クロストレックの販売戦略を考えるーなぜ今ハイブリッドを捨ててターボを投入するのか?
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49088887/

 レイバックストロングハイブリッドの場合も同じ構造であると考えられる。すなわち、ハイブリッドモデルの販売促進である。

 なぜか?

 それは、自社EVの後ろ倒しが関係していると私は考察する。

 現在、スバルはEVとしてトヨタとのアライアンスモデル(アンチャーテッド・ソルテラ・トレイルシーカー・ゲッタウェイ)を展開している。
 これに加えて、自社開発モデルを4車種出すという計画であったが、EV市場の減速から、2028年に予定していた自社開発EVの投入延期を2026年5月16日に発表した。これが意味するのは、スバルのCAFE規制枠の余力がなくなっているということである。
 CAFE規制とは、メーカー単位で全販売車種のICE/HEV/PHEVの燃費の平均を25.4km/Lに引き上げる目標値(日本)である。
 国によって違うが、未達成時にはペナルティが発生する。
 スバルは基本的に燃費が悪く、その分をEVで補うというのが基本戦略であった。
 世界レベルでのEVの普及鈍化で、EVで補う戦略が崩れつつある。
 そこで、少しでも平均燃費をかさ上げする必要が出てきているので、ハイブリッドモデルの販売促進が必要になっていると考えられる。
 ただし、現在のS:HEVにおいて、もっとも燃費がいいレイバックストロングハイブリッドの場合でも、そのWLTC燃費は19.0km/Lであり、さらなる燃費向上は必須である。


5.レイバックストロングハイブリッドの他社に比べた立ち位置
5-1 ワゴン市場の変遷

 日本のワゴン需要は面白い変遷をたどっていた。
 スバルでは、BP型で黄金期を迎えたレガシィツーリングワゴンは、BR型でそのキャラクターを大柄ゆったりといったアメリカ向けのものに変わり、肥大化したと大きく評価を落としてしまった。
 レガシィツーリングワゴンとは、WRXのようなパワーとステーションワゴンの積載性、ワゴンながらライトバンと共用していない専用設計、インプレッサよりも一回り上質な車格を有している車だった。BR型ではそのプレミアム感こそ上がったが、走りの方向性を大きく変えてしまった。
 そこで出たのがVM型レヴォーグである。全長を切り詰めて取り回しを良くしたことで、VA系WRXと基本設計を共有したことでよりスポーツ性を強めたスポーツツアラーと言う新たな立ち位置を得た。これがBP回帰として受け入れられた。
 VNではサイズアップが図られ、BRに近い上級移行を果たしたが、ホイールベース拡大は最小限であり、スポーツ性とプレミアム感を兼ね備えたVMとは少し違う立ち位置のスポーツツアラーとなった。

 さて、ステーションワゴンを国内で見ると、一時期は綺麗な棲み分けができていた。
 Dセグメントで上級プレミアムなディーゼルのアテンザ(マツダ6)ワゴン
 Cセグメント上位で、ガソリンターボのレヴォーグ
 Cセグメントの実用的なサイズだが、非常に燃費の良いTHSというストロングハイブリッドを持つカローラツーリング


 ここから、マツダ6が消滅してしまったことでワゴン市場が大きく動く。
 上級としての立場を得たが、VN型になっても大きくは改善していない燃費に足を引っ張られ、カローラツーリングやその他のストロングハイブリッドを持つSUVに顧客が流れてしまったのである。
その走りを評価されているため、一定の立場こそ維持しているが、燃費という大きな足かせはレヴォーグにとって重しになっている。

前回考察記事も参照してもらいたい。
 実際はわからないが、展開されている車種から、おそらく現在のS:HEVはSUV向けのシステムであることが想像できる。
 遊星歯車機構による動力分割を使った2モーター式シリーズ・パラレルハイブリッドは流用可能でも、スポーツツアラーに適したギア比や制御機構を組みなおすのには時間がかかり、本命として次期VO型(仮称)で出すことを狙っていたと予想できる。これまで頑なにVN型にハイブリッドを出してこなかったためだ。
 しかし、自社開発EVの投入後ろ倒しによって、いよいよCAFE規制枠に余力がなくなってきたこともあり、VO型まで待つ余力がなくなった。
 そこで、SUVとして出ていたのでキャラクターの合うレイバックにS:HEVを入れて、かつ車高も下げてレヴォーグのハイブリッド需要を取り込む。
 各部に流用の痕跡が目立ち、あえて言えば緊急リリース的に出たのがレイバックストロングハイブリッドであると考察できる。

 興味深いのは、レイバックS:HEVがクロストレックS:HEVと同一パワートレインでありながら、車重が重いはずのワゴン仕様の方で同等以上の燃費(19.0km/L)を記録している点である。これは車高を下げてワゴン化したことによる空力・重心の改善効果や、レヴォーグやレイバック(SUV)のF型に施されたSI-DRIVEの制御改良が効いている可能性があるが、詳細は不明である。

5-2 レイバック・ストロングハイブリッドの市場ポジション
 しかし、緊急リリースといっても、その立ち位置は非常にニッチである。
 対抗車種であったハリアーほどのプレミアム感はないが、その分価格は上位グレード比で80万近く安い。
 カローラツーリングよりも上級格で値段は上位グレード比で約100万上。

 ハリアー:4,521,000円~5,410,900円(税込)*ハイブリッド車 E-Four
 レイバック:4,246,000円~4,521,000円 (税込)
 カローラツーリング:2,662,000円~3,496,900円(税込)*ハイブリッド車 E-Four



 つまり、SUVとしてはハリアーより現実的な価格で、ワゴンとしてはカローラツーリングよりも上質。
 レイバックは都会派SUV、レヴォーグはスポーツツアラーという明確なキャラクターを持つ。その中間に位置する存在として、レイバック・ストロングハイブリッドはSUVとワゴン双方の需要を取り込むポジションを担っている。
 それゆえに、このような実にニッチな立ち位置をとらえていると考えられる。
 意図したのは早急の投入だ。ニッチへの適合は、その結果生まれたと考えられる。

 これで数年持たせれば、本命であるVO型で真のハイブリッドスポーツツアラーを出せる。

 では、この数年の延命期間中、スバルは他に手を残していないのか。
 実は今回のグレード構成自体に、その伏線が見える。
 もう2~3年戦う場合、スバルの年次改良サイクルを踏まえれば1年経過すれば年次改良としてマイナーチェンジがあるはずである。(3年を超えるとVN型としての延命にも限界が見えてくる)
 今回ブラック内装がベースグレードで装備がオプションなわけだが、ブラック内装の上級仕様の需要は確実にある。おそらくだが、それを次のマイナーチェンジに温存していると考えられる。
 ブラック内装のベースグレードで価格を1.8Lターボにそろえる。上級グレードはタンカラーで装備は全部付。
 戦略的なグレード分けであることが考えられる。
 次回マイナーチェンジでブラック内装の上級仕様が出てくるのではないだろうか。

6.考察のまとめ
 レイバック・ストロングハイブリッド(S:HEV)とは、レヴォーグのハイブリッド需要を受け止め、市場のニッチを攻めたモデルである。
 現在のS:HEVことストロングハイブリッドシステムは、展開されている車種から考察するに、SUV向けに最適化されているシステムである。そのため、スポーツツアラーであるレヴォーグには、ギア比や制御アルゴリズムなどの専用の最適化が必要であり、開発に時間を要していると推定される。
一方で、スバルのEV計画の見直しやCAFE規制への対応として販売車種全体の燃費を向上させる必要が生じ、本命となる次期スポーツツアラー向けS:HEVや新型レヴォーグの完成を待つ余裕がなくなった。
 その結果、緊急リリースとしてSUVレイバックをストロングハイブリッド化して投入された。その内情は、ハイブリッドの販売を促進するために価格を戦略的に抑える必要から装備をオプション化したブラック内装仕様をベースグレード、タンカラー内装仕様は見た目からして高級感を出せるので上級グレードとしてとする商品構成を採用した。
 VN型全体としては、レヴォーグはそのスポーツツアラーのキャラクター性を維持するためにハイブリッド化はせずに維持。ストロングハイブリッド仕様のレイバックは、車高を下げるとともに、スバル自身もワゴンと位置付けることでレヴォーグを選んでいた層の需要を受け止められるようにした。従来のレイバック(SUV)とは名前こそ同じだがキャラクターそのものを分けて別車種のように売り出している。

 これが私の現時点の仮説である。


 いろいろ考察してきたが、レイバックストロングハイブリッドも十分魅力のあるモデルだ。
 販売結果に期待するものである。
Posted at 2026/07/03 22:29:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年06月28日 イイね!

ルーフトリム除電からの派生実験その2-エアコンフィルターの除電による効果報告

一連のシリーズとして投稿する。

〇最大の帯電体への対応―スバル技報を基に、ルーフトリム除電を試す
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49109133/

〇現状の仮説を整理する-ルーフ除電がもたらす効果とは
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49111655/

〇ルーフ除電後の燃費傾向
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49112997/

〇XVによるHEVルーフトリム除電テスト―オルタネーターへのアルミテープ追加による比較検証
​https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49118956/

〇ルーフトリム除電からの派生実験:ボンネットインシュレーターへのアプローチ
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49127833/

〇除電の量には適正がある―材質と量から考察する適正施工数
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49132719/

〇ルーフトリム除電がもたらす効果とは―シリーズ全体の仮説整理と論理構造
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49135754/

〇ルーフトリム・ボンネットインシュレーター除電後の燃費検証―XVで満タン法20.4km/Lを記録
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/blog/49144274/

ルーフトリム除電を応用した派生実験として、エアコンフィルターの除電を試してみたので報告する。
具体的には、新品エアコンフィルターに対してリアクターテープを張り付けて取り付けたものである。
花粉の季節も終わり、車が黄色くなることもなくなってきたので、ムーブカスタムおよびXVのエアコンフィルターを新品交換することにした。そのついでに張り付けてみたものである。
リアクターテープは、通気流路を阻害しないように、蛇腹の一番端にフレームに接触するように体格上に配置した。
なお、使用したエアコンフィルターは、MLITFILTER(エムリットフィルター)のものである。

ムーブカスタムのエアコンフィルター。矢印はリアクターテープ貼り付け場所


XVのエアコンフィルター。矢印はリアクターテープ貼り付け場所

リアクターテープの原理に関しては、以下のリンクを参照。
〇ルーフトリム除電がもたらす効果とは―シリーズ全体の仮説整理と論理構造


結論から言えば、トルク感やパワー感の明確な向上、燃費の向上が得られた。

具体的には、ベンチマークの一つにしている高瀬川右岸の道路での登りにおいて、瞬間燃費だが今までほとんど見なかった20km/L超えの数字が多くの場面で見られて、帰宅時のトリップ燃費も20.2km/Lであった。
ムーブカスタムでの通勤燃費もこれまでよりも上振れした数字が出ており、信号停止のタイミングやアイドリングストップのバッテリー不足による不作動などの条件が悪い時でも燃費が落ちにくくなっている。往路の平均燃費はほぼ横ばいだが、登り基調になる復路では約0.3km/Lの燃費向上が確認された。往路平均は20.33km/Lであり、復路平均は18.83km/Lであった。
効果はICEであるムーブカスタム、HEVであるXVの両方で同じ体感が得られた。
なお、雨の日は効果が劇的に落ちる。
これは、ムーブカスタムによる通勤で確認し、xvでも前夜の雨で濡れが残っていた走り始めから天気が好転して乾いた後で効果が向上することでも同じ体感を得られている。

前提条件として以下のことを示す。
基本はエアコンや送風を使用せず、外気導入の状態にして窓を開けて走っていること。


この結果に関して、原理を考察する。
ルーフトリムと同様に、フィルター素材は不織布・ポリプロピレン系の帯電しやすい素材でできている。内気循環にしていないので、走行時にも一定の通気があることが推定され、エアコンフィルターに静電気が帯電していると考えられる。

この状況においては、ブロワーは動いていないので、ルーフトリムと同じくフィルターが静電気をため込んでいるので、リアクターテープによってマイナス電荷を与えることで帯電を中和し、結果周辺部位での帯電が低下するという原理が働いていることが考えられる。

フィルターといえば、トヨタでも場所は違うが効果があることを特許論文において示している。
トヨタ特許6201980が「エアクリーナーの除電」として記載している。
簡潔に言えば、効果は以下のとおりである。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
薄肉壁(エアクリーナーボックスの壁面・フィルター素材)の表面に正の電荷が帯電すると、電気的な反発力に基づいて空気流が表面から離れ、あるいは空気の剥離が生じることが確かめられている。さらに、正の電荷が多く帯電しているほど、斥力が増して空気流の剥離の大きさが増大することも確認されている。この場合、帯電している正の電荷の全部あるいは一部を除去し、表面の電圧値を低下させると、表面に沿う空気の流れを、正の電荷が帯電していない場合の空気の流れに戻すことができる。すなわち、除電することによって空気の流れを本来意図していた流れに戻すことができる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
すなわち、帯電によって通気抵抗が生じているということである。
ただし、私の今回の実験状況においては、エアコンや送風を基本的には使用せず、窓を走っていることから直接反映できるわけではない。
重要なのは、走行中にフィルターやケースが帯電するということである。

今回の実験対象であるエアコンフィルターにおいても構造は同じである。
エアクリボックス→エアコンフィルターのケースやブロワーケース
エアクリーナー→エアコンフィルター

よって、エアコンフィルターや周辺のケースが静電気をため込んでいると仮説が立てられる。

さて、エアコンフィルターだが、ほとんどの車においては、ダッシュボードの裏に位置している。
ムーブカスタムもXVもグローブボックスを外した裏に位置している。
ダッシュボード裏といえば、様々な配線が入り乱れている場所である。
ならば、エアコンフィルターやケースの帯電が近傍配線類に電気的なノイズを与えていたことが考えられる。
この帯電をリアクターテープによるマイナス電荷付与で中和して除電することで、周辺の配線類に対する電気的ノイズを低減させ、制御精度が向上したことがパワー感や加速感、燃費の向上につながったのではないだろうか?

雨の日は、くもりを取るために送風でデフロスターを動かすのでエアコンフィルターに湿気が入る。長期間雨の中に置いておいたことで室内にも湿気が入っていただろう。これによる電気的環境の変化によって効果が落ちるのであろう。水分子は極性を持ち、帯電した表面の電荷を部分的に中和・拡散させる効果がある。リアクターテープ表面にも湿気が入るはずであり、これが効果を落とす理由になっていると考えられる。

さて、このように説明してきたが、もちろん、具体的に除電がどの経路、どの部位を通じて作用したのかは私の知識や技量不足のために検証できない。
ダッシュボード裏とは半密閉空間であり、空気が滞留している部位であると考えられる。フィルターやケース素材に帯電した静電気が逃げにくく蓄積しやすい環境であり、そこに電気配線が集中していることから、帯電による電気的な影響が周辺の配線類へ継続的に及んでいた可能性が考えられる。
そのため、エアコンフィルターを除電して帯電源を抑えたことで、そのような電気的影響やノイズが低減したのではないだろうか。


以上が、エアコンフィルター除電に対する私なりの考察になる。
Posted at 2026/06/28 18:39:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「蒼依さんも実家帰省」
何シテル?   08/13 18:58
長寿と繁栄を。 sinano470です。 名前の通り信州人ですが、厳密には移民勢です。 IDICを信奉するヴァルカン的な人間です。要するに変わり者...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2026/8 >>

       1
2345678
91011 12131415
16171819202122
23242526272829
3031     

ブログカテゴリー

愛車一覧

スバル XV 蒼依 (スバル XV)
愛称は「蒼依」です。 ターボ・ターボと乗り継いできて、今回は初めてのハイブリッド(マイ ...
スバル レヴォーグ 玲 (スバル レヴォーグ)
パジェロミニからの乗り換えです。 日本の国土を長距離走るにあたってこれ以上ない最高の車だ ...
三菱 パジェロミニ 三菱 パジェロミニ
低燃費日本最強のパジェロミニへの挑戦 低燃費。それは、より少ない燃料消費量で仕事をす ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation