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2018年05月13日

SJ型フォレスターと最新のスバル事情について

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三菱乗りの人間が何言ってんだ?と思われるかもしれませんが、乗る機会があったことと、今年~来年のクルマ乗換でスバル移籍を検討していることもあるので。
三菱の最新事情は知りません。大嫌いな日産に取り込まれてしまい、スバル以上に先が見えないこともありますからね。
日産化していく三菱とか見ていられません・・・。
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今年のGW連休後半は、信州に遊びに来たいと言っていたグンマーの友達と一緒に過ごしていました。
(まあ、結局ほとんど信州で過ごさずに、二泊三日の車中泊旅で能登半島と北陸を堪能していたわけですが)
そして、移動に使っていたのは友達のフォレスター。
SJG型前期、XTアイサイトのターボモデルです。

アイサイトはVer2、280馬力のFA20DIT搭載のハイパフォーマンスモデル。
以前ちょこっと運転させてもらったことがありましたが、本格的に運転させてもらったのは今回が初。
自分で運転したからこそ分かる、いくつかの点がありました。

①安定性が良い
SJ型フォレスターでは、XTでも搭載しているAWDシステムはACT-4。駆動力配分を前60:後40を基本に連続可変制御するシステムであり、FFに近い安定性重視。実際、フォレスターに限らずスバル車は水平対向エンジンを搭載しており、スペースの関係から前軸よりさらに前にエンジンを搭載しなければならないこともあり、割と前が重い構成になっています。その重量配分に合わせた駆動力配分になっているわけですね。
これも一つのスタンバイ式AWDでもありますが、よくある軽や安い普通車の4WDにあるスタンバイ式と異なり、ほぼ確実に四輪に駆動力が伝わっているシステムであるので、水平対向エンジンのバランスの良さもあって非常に安定しています。
ま、車高の高いSUVの限界として、ある程度ロールすることや沈み込みが多いことは仕方ないと思いますが。
②パワーが最高
SJG型の基本重量は1590kg。まあこれくらいはあるでしょう。同クラス帯のCX-5やアウトランダー、エクストレイルなども大体1500kg台です。まあグレードにも寄るようですが。ちょこっと重ためではあるようですね。
ただその分、2.0L直噴ターボであるFA20DITがぐいぐい引っ張ってくれます。280馬力/35.7kg・mのパワー感は素晴らしいですね。
おおよそ半分のパワーしか出さないSIドライブのIモードでもほとんどの場面で全く不足感は感じませんでした。
(ただ、安房峠への登りではさすがに物足りず、通常パワーを出すSモードで快適に走れる感じでしたが)
③意外に燃費が良い
前期SJG型のカタログ燃費は13.2km/L。ターボなので燃費が悪いかと思われるかもしれませんが、これがまた以外に燃費が良く、少なくとも自分が運転していた区間では、ほとんどの場面で車載燃費計の値が14km/L以上を出しており、普通にカタログ燃費越えすることができていました。
また、信州で自分が運転交代して、糸魚川まで下道を走り、そこから富山まで高速を走っていた区間での燃費は20km/Lを超えており、下り補正があるとはいえ、ハイパワーターボのフルタイムAWDのSUVにしては極めていい燃費ですね。
最も、トリップメーターと満タン法では計算してないので、実際の値は不明ですが。それでも、意外に伸びそうな予感。
ハイパワーターボでパワーに余裕がある分、踏まなくても走れるので燃費が良くなる、と言ったところでしょう。
ほとんどの場面でエンジン回転数は1500回転以下。加速時はちょっと引っ張って1600~1700回転くらい。2000回転は余程の上り坂でもなければ必要ありませんね。CVTで回転数を抑えられるという点もあると思います。
自分のクルマでは無理ですが、フォレスターの場合、ちょっと踏んでさっさと加速して流した方が燃費が良い感じ。信号に引っかからなければですが。パワーがあるのであっという間にいい速度まで出ますし、一旦速度に乗ってしまえばかなりよく伸びます。
燃費はパワーでターボ。自論が裏付けられました。
ちなみに、S#モードでフル加速すると、燃費計の値は2.0km/L位になりますw たぶん燃費計の表示以下になるんでしょうねw
面白いのは、同じエンジンを搭載するレヴォーグ2.0GT-Sでもカタログ燃費が同じ13.2km/Lであること。車よりもエンジンに寄るのでしょうか。
④アイサイト超便利
前期型SJGは、アイサイトVer2。モノクロカメラだった頃の奴ですね。
今のレヴォーグに代表されるVer3に比べると昨日は限定的ですが、それでもあると無いとじゃ大違い。
右足が解放されるとホント楽になります。
ただ、まだこの時代の制御技術は未発達だったようで、加減速はちょっと粗さが目立ちますね。追従走行に入った途端、グッと減速したりします。
⑤見切りが良い
ここは他のスバル車にも共通して言えることかもしれません。
フォレスターのあのデカい図体でも非常に見切りが良い為、運転していてちっとも困りません。
流石に狭い駐車場だと、サイズに不慣れなのもあるためちょっと切り返しが必要になったりしましたが、そこはまあ慣れでしょう。見切りの悪いミニバンなどに比べると非常に運転しやすいです。
⑥革シートはちょっと微妙
普段レカロシートに乗ってるというのもあるかもしれませんが、フォレスターのこのシートはちょっとホールド性が悪いです。せめて座面部のガイドもうちょっと高いと良いんですが・・・。
⑦ETC2.0が良い
これはフォレスターだから、と言うわけでもないですw
ETC2.0の車には初めて乗りましたが、高速乗った時等に情報入れてくれるのが結構便利。先の重チア情報などを見てルート替えたりできますからねえ。
うちのはナビが対応しててもETCが普通のものなので。というか、高速使わないですが。
使ってみると便利なものです。
⑧空力も考えられてた
SUVであるフォレスター。空力ガン無視かと思いきや意外にもそうでもないです。
最近の車にはみんなついてるフロントストレーキはもちろんですが、他にもアレとかコレとか。
この辺は次回の自分の車に対する空力対策にも出てくるので、詳細はヒミツ。
このフォレスターで得た知見を生かしていこうかなと思います。
学ぶところは色々ありますね。

さて、ここまでいろいろと書いてきましたが、総じて非常に良いクルマであるというのが一言での感想です。
自分の次回乗り換え候補者にこそなり得ませんが、良いものは良いと思います。


ここまでフォレスターについて書いてきたわけですが、昨日5/11発表のスバル2018年3月期決算資料、この内アナリスト向け決算期説明会資料(スライドショー)中に気になる点が二つほどあったので、こちらも取り上げてみようかなと思います。

https://www.subaru.co.jp/ir/library/pdf/fr/2018/2018_4qf_presentation.pdf

①2018年導入予定モデルについて。
このページには三つの車種が紹介されています。


一つは、北米専用車アセント。
ランクルよりデカいと一時話題になっていた車ですね。白人サイズで三列目までしっかり座れてかつ荷物も積めるとなると、あれくらいのサイズになるんだそうです。というか、現行インプやXVに採用されている新型プラットフォームSGPは、このアセントまで対応できることを前提に作ってあるそうで。
事あるごとに北米専用と資料に書かれているあたり、まず日本投入は見込めないモデルになりそう。

二つ目、新型フォレスター。
形式はSK型となるそうです。
日本仕様は、伝統だったハイパワーターボ仕様は姿を消し、2.5LのNAとモーターアシスト仕様のe-BOXERとなる模様。
最上級はe-BOXERで、撥水内装のX-BREAKも投入されるとか。
e-BOXERってなんでしょうね。XV HIBRIDのシステムの進化版だそうで。後述のPHVとは違うものっぽいですね。基本的にシステムはキャリーオーバーらしいですが、どこまで進化しているのでしょうか?
走り方次第ではターボでもいい燃費が出るフォレスター。気になる所です。
デザインはSJ型からあまり変わり映えしない印象ですが、これはこれでかっこいいと思いますよ。

三つ目、PHV。
ベースモデルはCrosstrek(XV)。これにトヨタのフルハイブリッドシステムであるTHSを導入したモデルだそうです。
注記がある通り、エンジンはボクサーエンジンを使用。ボクサー+THSという86/BRZのFA20(ボクサー+D-4S)以来のコラボエンジンになるようですね。FR系THSをベースにスバル専用にカスタマイズされるとか。
ただ、残念なのは、これも当面北米専用モデルとなること。世界でも最も厳しいカリフォルニア州のZEV規制に対応するためのモデルになるということでしょうね。
ただ、スバルも電動化を進めると『際立とう2020』で明言していますから、他の車種にもその内広がっていくのかもしれません。

②新中期経営ビジョン

スバルでも発覚した偽装問題。(これは見つかってしまっただけで、他のメーカーでもやってそうなものですが・・・)
これにより経営体制が変わることもあり、新たな中期経営ビジョンを策定しているそうです。
以下際立とう2020より抜粋

https://www.subaru.co.jp/ir/management/pdf/plan/vision_fhi_2014.pdf
■ 新設計次世代プラットフォーム:SGP(Subaru Global Platform)を投入
■ 水平対向パワーユニット次世代化(全車直噴化に刷新)
■ SGP、BOXERユニット、シンメトリカルAWDで三位一体の高次元バランス
■ スバルらしい質感で際立つ
■ 総合性能の向上
・ 世界TOPを堅持する衝突安全性能 (全世界最新衝突形態への対応)
・ 合理的な骨格レイアウトによる1クラス上の動的質感
・ 新サスペンション・ジオメトリーによる高い運動性能 (俊敏性 / 安定性 / 危険回避性能)
・ 高効率パッケージングにより室内空間を最大化
■ インプレッサ~アウトバックまでのプラットフォーム設計構想を統一
・ 開発の大幅な効率化
・ 国内外の拠点での製造対応柔軟性確保

この時点でPHVの投入や電動化を進めることが書いているあたり、この辺はそう大きくは変わらないとは思いますが、一番気になるのはアイサイトの開発の動向。
自主開発の中止とモービルアイ導入などというニュースが流れているあたり、どうなることやら。
アイサイトあってのスバル。双眼カメラに特徴づけられるアイサイトです。まあシステムは進歩していくものでもあるので、双眼カメラだけに捕らわれる必要はないと思いますが、それでも自主開発をしないとなると話は別。
確かにスバルはそんな大きな会社ではなく、開発リソースが限られているのは理解できます。実際、それで富士重からSUBARUに変わった際に自動車と航空宇宙に絞ったところからもそれは見受けられます。
一つの会社で何でも開発できるのはトヨタみたいな超大手みたいなものでしょう。だからこそ、他社と組んで行く事は当然ではあります。PHVでもトヨタと連携してるわけですし。
際立とう2020では、何年とは言ってませんが、前方だけではなく全方位衝突回避を実現するアイサイトVer.X、そして2020年頃を目安にスバルらしい自動運転を実現するFutureアイサイトを投入するとありました。

現状は、後期型レヴォーグ&S4でアイサイト・ツーリングアシストが投入されています。ただ、これはまだまだアイサイトVer3.5クラスのもの。
(アイサイトVer3は車種ごとに細かな違いがあり、3.○と呼べるものがいくつも存在する)

次世代アイサイト、どうなることやら。7月の発表を待ちましょう。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2018/05/13 19:51:25

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