一週間あいだを空けたので、そろそろどこかへ出かけようと思っていた今週末。
当初は長野の友達と釣りに行こうと話していたのですが、予定が変わってしまったらしく、結局一人に。
どこへ行こうかと色々悩んだのですが、福井の友達から、九頭竜で紅葉祭があるとの情報が。そでれ、行先は決定しました。
今週末のドライブの目的地は、福井県大野市です。
信州からだと、一番手っ取り早いルートは、北アルプスを抜けて高山の方から進むルートです。
ただ、登り坂に極端に弱いうちの車で、北アルプス越えなんて愚の骨頂。良く昔は行ってたのものです。
そんなわけで、いつもの日本海国道8号ルートで向かいます。
・・・朝4時半出発ですけどね。
出発した時からなんとなく思ってたんですね。
何か燃費が悪い。
走りながら色々考えた結果、リアのモールが悪いのではないかと思ったんですね。サイドとハッチ上部に付けた例のアレ。
その内、リア上部はモールが90°L字だったため、ハッチの形状と相まってやや上向きになっていたんです。これだと、リアで荷重がかかってしまいます。
それが気になったため、40㎞程進んだところで、リア上部のモールを撤去しました。

(写真は帰宅後撮影)
その後の走りはビックリするくらい激変しました。
それまで若干登りだったこともありますが、それにしても車の動きが軽い。
幅2~3㎝くらいのモールなのですが、変わるものなんですねえ。
その後は、糸魚川で仮眠をとりつつ、9時間かけて大野へ到着。
現地に到着したあたりから雨がぽつぽつと降り始めました。
曇り予報ではありましたが、雨は残念です。
その後、遅れていた友達と合流し、九頭竜湖へ向かいます。
彼と会うのも久しぶりです。大学では共に野尻湖の発掘に参加した仲でした。前に会ったのはインチアップ後初の遠出で舞鶴に行ったときなので、1年以上ぶりになります。
さて、九頭竜紅葉祭です。

毎年この時期に、九頭竜川にある九頭竜国民休養地キャンプ場にて行われている祭です。
今年は、『大野市化石発掘センター ホロッサ』がオープンするとのことでした。

これ目当てで、はるばる信州からやってきたわけです。
ジャンルは違えど、これも立派な地質学の一分野。興味はあります。
会場は雨ですが、そこそこ人出はあります。結構盛り上がってるんですね。

ただ、台風もあって、例年よりかは少な目だとのこと。また、気候もおかしいみたいで、この時期にしては紅葉が全然進んでいないそうです。
紅葉の具合はこんな感じ。
発掘体験センターの中はこんな様子。




露頭から直接発掘するわけではなく、工事現場などで発生した礫などを運んできて、その中から探すというもののようです。
大野市のあたりは、県立恐竜博物館があるように、昔から恐竜の化石が多数算出することで有名な場所です。今作っている中部縦貫道の工事でも、山のように化石が出てきて、その管理などがエラク大変だったらしいです。工事はまだこれからも続きますし、まだまだ大変なんでしょうね。
さて、恐竜の化石が算出するのは、手取層群という中生代ジュラ紀中期から白亜紀前期にかけての地層です。この辺りは飛騨帯と呼ばれる大きな地質区分帯の一角であり、かつては大陸にあった地層が北東アジアの大きな構造運動の結果、日本列島形成時に大陸から引きはがされてきたものです。日本列島形成論はいまだいろいろ議論の絶えず、はっきりとした経緯が分かっていない分野です。
万とか億の単位で地球の構造運動があり、今とは似ても似つかない環境が形成される。何ともロマンのある話ではないですか。
会場には、恐竜や植物などの化石が置いてありました。



実際、見学している間にも、生痕化石などが見つかっていました。
解説をしていた学芸員の方と話をさせてもらいました。同じ分野出身の人と話も弾みます。
祭を一通り見て回った後は、無料開放期間となっているとのことで、道の駅九頭竜(鉄道の駅でもあります)の和泉郷土資料館を見学させてもらいました。





こちらには大物の化石も展示してあり、なかなか面白いです。
たっぷり化石を堪能した後は、80年続いているという地元の食堂『大野食堂』に案内してもらい、晩御飯を食べました。
最近の福井市は、『福丼県』と称して、丼ツーリズムという丼ぶりを売り出しているそうです。
なので、ここではおススメのどんぶりをいただきました。
このての現地の食堂に来る度、水の味が気になります。
大野は、松本と同じく、地下水の豊富な土地で、水道がちっとも普及していない所です。各家庭で朝井戸があり、そこから水を引いていることが多く、また水道水源も地下水だったりするようです。ここの食堂が井戸水なのか水道水なのかはわかりませんが、やはり松本の水とは味が違います。
花崗岩地帯を通過してきた水のようで、やや硬度が高い印象。
水の味というのも、全国様々で違いがあって面白いのですよ。
食事を共にした後、友達と別れて帰路につきました。
ここへ来るのは2度目ですが、なんとなく落ち着くところですね。
松本と同じく城があり、地下水が豊富な土地。山が近いところも似ています(山のサイズは段違いですが・・・)。
大野と言えば、日本三大天空の城の一つ、越前大野城です。(空は飛んでませんが・・・)
城の見学はまだできていないので、次来るときの楽しみです。
この日の宿は、道の駅禅の里。永平寺温泉に併設した施設で、温泉にも入れます。

というか、温泉入るのもなんだか久しぶりです。
やはり温泉は良い。特に、少し冷えてきた時期の露天は最高です。
・・・まあ雨でしたけどね。
そうそう、流れていたBGMに面白い曲がありました。
ほとんどの曲は知らない曲だったのですが、一曲だけ知ってる曲が。
飯島真理「愛・おぼえていますか」
30年以上前の曲です。劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」の主題歌。
作中の劇中歌であり、10万年前に滅んだ種族の曲を復活させたという設定です。
マクロスシリーズ大好きな自分にはたまらない選曲です。
それも、後年色々な人(ミレーヌ・ジーナス、ランカ・リー、ワルキューレなど)がカバーしたバージョンではなく、「リン・ミンメイ」が歌ったバージョン!これが一番好きなんです!
やはりマクロスは良い。曲も最高だし、何より可変戦闘機に萌える(爆)
超時空要塞マクロス~マクロスデルタまで全部見てる位、マクロスギークなんです。
やや小降りになってきたとはいえ、夜も雨でした。
ただ、雨が降っている中、ルーフをたたく音を子守歌に車中泊をするのはなかなか良いものです。
今回は、それも目的の一つでしたから。
狭い車内ですが、それもイイ。車中泊最高ですね。
お土産にもらったこれも旨かったです。
翌朝、早めに寝たこともあり、4時に目が覚めました。
せっかくなので、早めに帰宅することにしました。
なにせ、帰り道は金沢と富山でマラソンがあり、国道8号は通行可能であるとはいえ、混雑することが予想されたものですから。
出発して早々、福井市で給油。
往復700㎞の予定だったので、最高燃費で走れていないことが分かっていたものですから、早めに給油。
17/10/29 399.2km 84285km SynergyF-1 @142円 24.67L 16.18km/L
(写真は撮り忘れ)
まあまあの記録ですね。
詳細はまた後で語るとして、モール外すまでの燃費が響いてそうな感じです。
心配していた渋滞はほとんどなく、むしろ信号に引っかかりまくった事で燃料食った感じ。
割とスムーズに戻ってこれました。
道中どこかへ寄り道しようかと思ったのですが、やはり台風が近づいていることが心配だったので、早めに帰宅してゆっくりしようと思い、13時ごろには帰宅しました。
お土産がこちら。

発掘研究会に友達が参加しており、その縁で化石発掘の資料本(道の駅の資料館でも売ってるものです)を頂きました。
後でゆっくり読んでみます!
さて、帰ってきたことで再度給油。
17/10/29 329.3km 84614km SynergyF-1 @141円 18.80L 17.52km/L
燃料計の針の位置の割には給油量が少なく済んだ印象。
ようやく記録が回復したことに一安心です。
さて、燃費の話をしましょう。
まずは今回の総合燃費です。
走行距離:728.5km
給油量:43.47L
総合燃費:16.76㎞/L(達成率:116.4%)
達成率120%行けなかったのがめっちゃ悔しいですね。
行きのモール分が相当響いていたのでしょう。あんなモールでも結構挙動が変わるものです。
トヨタ博物館オフで燃費が悪かったのは、これが一因そうです。
また、行きは渋滞にも巻き込まれました。中島大橋で道路工事があり、そのため結構な渋滞になってました。
うちの車は1速目がめちゃくちゃ低いので、ゼロ発進加速が普通の車以上に苦手です。そのため、渋滞に入ると普通の車以上に燃費が悪化します。マジキチミッションですねえ。
モール外した後は、今まで以上にスムーズ感がある気がします。つい速度が出てしまっていた場面が多々あり、空気抵抗が減っている感じがあります。リアサイドは効果あるようですね。
帰り道は雨であり、路面への駆動力伝達が綺麗にいっていない可能性が十分あります。平地でスムーズでも、登りでちょっともたつく感じがすることもありましたし。ただ、それでもキックダウンしてしまう場面は減っているので、晴ならばもう少し伸びてくれそうなきがします。
さて、今回のドライブで夏タイヤは走り納めにしようかなと思っています。
山の上ではもう雪が降っていますし、スタッドレスは新品なので、表面の皮剥きと慣らしもしなくてはなりませんから。
スタッドレスでの燃費は未知数です。なにせ今回はインチアップしていますから。
去年は、賞味期限切れの近年のブリヂストン史上最悪レベルのハズレタイヤ&その辺の良く判らないホイールでリッター13㎞くらいでした。経験上、スタッドレスの方が燃費が悪化します。
ただ、今回はちょっと条件が違います。
夏タイヤの経験から、インチアップによってセダン向け軽量ホイールとマトモなセダン向けタイヤを装着することで、大幅に燃費が向上することが分かっています。
今回は三菱のディアマンテ用ホイールと、燃費向上を唄っているヨコハマのIG50+の組み合わせ。
条件的には、夏タイヤに近い感じになります。
ただ、この辺は実際に走ってみないと分からない所もあります。どうなることやら。
せめて、虫けら落ちにはならないようにいて欲しいところです。
これが雪国で寒い地域に住んでいるハンデですねえ。仕方のないことですが。
以上、なかなか楽しい休日でした。