三週間ぶりのドライブ。
今回の行先は、結局太平洋を選んでみました。
ただ、信州からスタートすることを考えると、意外とちょうど良いところに目的地が無い。
500~600㎞程度で、無給油で往復可能かつタンク容量の50%以上を使用する距離である必要がありますからね。
ということで選んだ目的地は、タイトルの通り浜松市。
空自広報館エアーパークに行ってきました。


空自浜松基地に隣接して設置された広報館で、空自の機体好きとしては、各務原の航空宇宙博物館と並ぶメッカですね。
さて、ここに来た最大の目的は、TRDI防衛省技術研究本部)仕様のXF-2を見ること。飛行開発実験団ともいうべきかもしれませんね。
現行空自の戦闘機の中で、F-2が一番好きなんです。

ちゃんとTRDIのマークが入っています。
F-2のどこが好きなのかと言われたら、ここなんです。

拡大するとここ

いわば戦闘機の『うなじ』部分。
主翼・胴体・ストレーキまでが一体となって設計されたブレンデッドウィングボディ、非常に空力的に優れたデザインを持つF-16から受け継いだこの魅惑のボディ。非常にエロいw
(個人的には、F-5で分かりやすいエリアルールにのっとって絞られた胴体のクビレとかも好み)
F-15とはまた違った魅力がありますね。
F-2と言えば、世界でも日本位しか使っていない特徴的な洋上迷彩が特徴ですが、このTRDIでの試作機・実験機仕様の赤いカラーもなかなかΣd(ゝ∀・)ィィネ!!
・・・ふぅ。
舐めるようにF-2を堪能した後は、ここの一押しでもある全天周シアター。
ブルインものと、アグレッサーを取り扱ったムービーの二つを見ましたが、迫力満点です。
ブルーインパルスとは、空自の曲技飛行隊(アクロバット飛行チーム)のことです。

(写真はウィキペディアより引用)
厳密には第4航空団飛行群第11飛行隊が正式名称で、T-4(訓練機)を使用する今のチームは、期待としては三代目。(初代:F-86F、二代目:T-2)
T-4の非公式愛称がドルフィンということもあり、彼らはドルフィンライダーと呼ばれます。
このT-4,日本で作られた純国産の機体で、プロペラ機からの乗り換えに使われる訓練機であり、素直な操縦性・高い安定性・優れた運用コストパフォーマンスを誇る名機です。
空の花形は戦闘機かもしれませんが、こういった機体も日本の空を守る礎になっているんですね。
さて、アグレッサーとはあまり聞きなれない人も多いかもしれません。
ブルーインパルスは広報の花形で、各地の航空祭でよく見る機会がありますが、アグレッサーはあまり外に出てきませんからね。
さて、アグレッサーとは、仮想敵部隊のことを言います。訓練・演習の際に敵役をシミュレートすることが役割です。
仮想敵国の戦闘機動を再現したり、一般のパイロットを上回る空戦機動を行いながら同時に教官として相手の機動を「評価」する事が求められる為、高い操縦技術と冷静沈着な思考能力を持ち合わせる、非常に優れた人材が選ばれており、エリート中のエリートとされています。
圧倒的に強く、かつ訓練先の機体を的確に把握し、評価を下す。とてつもない技量です。
ただでさえ技量が高いといわれる空自のパイロット。その彼らをして、「同じ機体に乗っているとは思えない」とか「勝てるわけないだろあんなもん」とか言われるくらいヤバイ人達です。
今でこそF-15DJ(複座型イーグル。安全対策のため)を使用していますが、昔は使用機体はT-2でした。これでF-15Jとやり合っていたのだから、いろいろおかしい。
それ位の超絶技量の集団なのです。
この専門部隊として編成している国は実は日本とアメリカ位であり、ほとんどの国は実戦部隊がこれを兼ねていることが多いです。
日本においては、空自に飛行教導群として編成されています。
航空総隊下の航空戦術教導団に位置し、各飛行隊を共同して回っています。
戦闘飛行隊とは別で、それらを総括する航空総隊直轄になります。


(写真はウィキペディアより引用)
一目で敵役と分かるように非常に派手な塗装が施されています。
アグレッサーについては、ニコニコに動画が出ていました。
リンクを張っておきます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26978514
映像を見た後は、となりのハンガーで展示されている航空機めぐり。








また、ミサイルなどの装備品も見てきました。

特にこのミサイルですが、流石にエンジン部分はないですね。
近年のミサイルは動翼による機動だけではなく、ノズルの偏向による誘導を行っているものもあります。
流石にその辺は機密なんですかね。
それか単に危ないだけか。
最新のXASM3なども出ていないようです。
外にはこれも展示されています。
帰るころには空も晴れてきており、表のF-86Fが綺麗に撮れました。

アクロ機は晴れ間で撮ってこそですね。
エアーパークを後にした後は、せっかく浜松に来たので餃子を食べに行きました。
行った先は、浜松餃子の石松餃子本店です。

流石本場の餃子は旨いですね。大満足です。
そんな感じで浜松を後にし、ちょいと沼津に寄り道しつつ、信州に帰ってきました。
さて、今回の燃費記録です。

6/30 631.4km 93556km VIGO @152円 35.51L 17.78km/L
*給油警告灯約590㎞時点で点灯
対カタログ燃費達成率:123.5%(14.4km/L)
対タンク給油率:82.6%(43L)
シナノさん復☆活!!
ようやく120%台が出ましたね。
ここの所伸び悩んでいただけに、ようやく普通の記録が出てくれて一安心です。
大きな要因としては、風が比較的落ち着いてくれていたことが大きいでしょう。アレが一番効きます。
もう一つは、ちゃんとした登りを含むルートで走ったこと。
糸魚川ルートや北陸はアップダウンが少ないのは良いのですが、完全に平たんではない。そこでアクセルワークが間に合わずキックダウンしてしまうことが多くありました。
しかし、今回の富士川ルートはアップダウンがハッキリしています。その分踏まなければいけないので燃費に良くないことも確かですが、こちらも登りをはっきり把握できるため、踏み方を考えた上でやれるのです。これによるアクセルワーク再考が効いているのかもしれません。
しかし、静岡に入って太平洋側に入るとホント平坦ですね。藤枝など山の中の場所もありますけど、ホント平坦。抜群に燃費が伸びます。
以前からやっている空力パーツの効果がしっかりと出ているのでしょう。
これなら公開しても良いかもしれませんね。
では紹介しましょう。
新兵器空力パーツはこの二つです。
①ルーフスポイラー
②ホイールハウススポイラー
①ルーフスポイラー

これは新兵器と言うものでもありませんね。
最近の車であれば、大体ほとんどの車に装備されているものです。
パジェロミニはそんなものは無く、リアハッチ上端はカっクンと曲がっているだけ。
そこにこのルーフスポイラーを装備することで、気流を整え、リアの風の巻き込みを少しでも防止し、それによる走行抵抗を減らすことが目的です。
ボルテックスジェネレーターの効果も上がることでしょう。
これがまた装着に苦労したんです。
パジェロミニのリアハッチは直角ではなく、微妙に角度が付いています。
そのせいで、普通のL字ゴムを使用すると、リアから立ってしまい、走行抵抗になってしまいます。
リアの荷重を高める目的であればそれも手でしょうが、整流目的ならNG。
このため、角度が70°程度のL字ゴムを探すのに苦労したんです。
それに、貼り付けるときも大変で、両端は素直に張り付けられるので良いのですが、真ん中にハイマウントストップランプのユニットが居るので、貼り付けられる面積が少なく、場所取りがめんどくさかったんですね。何とか張り付けられましたが。
また、リアハッチは横開きなので、Cピラー部分が余ってしまいます。ここにも余ったゴムを張り付け、リアサイドスポイラーと繋がるようにしてあります。

このため、L字ゴムは6つに分割して張り付けてあります。
ハッチ部分のつなぎ目は、そこから空気が漏れて乱流になっていることが雨降った時の水滴のつき方から判明したので、補強を兼ねて板ゴムで繋いであります。

②タイヤハウススポイラー
これは仮称です。
友達のSJG型フォレスターに同じようなものが付いていたことからヒントを得て装着しました。
こちらは単純に直角のL字ゴムを使っています。


これには、インチアップで195幅となり太くなったタイヤが作り出す前方への噴射を捉え、タイヤハウス内の整流板によってボディ下側へと流すことを補助する目的があります。
そのため、タイヤハウス整流板が無いと効果は少ないかもしれません。
これらの新兵器を持って挑む燃費への挑戦。
今回の記録でようやく負け越しからの回復を遂げることができました。
しかし、まだまだ17㎞/L台。
去年の記録からすればまだまだ満足できる値ではありません。
燃費復活の第一歩。そう考えています。
今回のエコから杯での3位入賞は、納得いく記録での参戦では無い為、満足できるものではありません。結果としてそこに居るだけで、実力で勝ったものではないのです。
次月の時こそ、勝ちに行きたいと思います。
最終目標は19km/L台を叩き出すこと。
日本最強の低燃費仕様パジェロミニを目指す。
その挑戦はまだまだ続きます。