スバルは2023年8月の時点で、2026年末までにSUVを4車種、2028年末までにさらに4車種の、合計8車種のBEVを市場投入。これにより、2030年の世界販売のうち、60万台をBEVとする計画を明らかにしていました。
現在までにソルテラ後期型、トレイルシーカー、アンチャーテッドと、トヨタのアライアンスBEVモデル3車種を発表。目下噂されているのは、北米用のアセント級EV。
ソース
WebCG スバルのBEV戦略を大解剖! 4台の次世代モデルの全容と日本導入予定を解説する
https://www.webcg.net/articles/-/52775
素直に考えれば、残り4車種が純スバルEVになるのではないか。
これがどのような車種になるのか、考えてみました。
現在のスバルラインナップは以下の通り。
アセント(北米のみ)
アウトバック(国内廃止、北米のみ)
レイバック
フォレスター
クロストレック
レヴォーグ
WRX S4
インプレッサ
純スバルEVのヒントの一つが、先日のJMSで公開されたパフォーマンス-B。ワゴンとセダンの間のようなハッチバックタイプのハイパフォーマンスモデルを示唆しています。
時に、パフォーマンスモデルを考える時に、国内ではセダンが売れなくなっていることを考えると、現状ハイパフォーマンスモデルとして売っているレヴォーグとWRX S4の内、セダンであるS4がBEVとしては廃止されることが考えられる。専用にセダンEVを作っても売れないと考えられるためです。
スバルは、勝負して勝てる領域に注力していることが明確です。JMSでも、アウトドア系(ウィルダネス)とパフォーマンス系のわかりやすい2軸をアピールしています。ここがスバルが勝負して勝てると思っている領域なのでしょう。
では、現状判明している範囲で、ラインナップをEVに当てはめてみましょう。
アセント(北米のみ)→アライアンスEV
アウトバック(国内廃止、北米のみ)→トレイルシーカー
レイバック→ソルテラ
フォレスター
クロストレック→アンチャーテッド
レヴォーグ+WRX S4→パフォーマンス-B
インプレッサ
ソルテラはフォレスター枠と思うかもしれません。
2025年改良型のソルテラの情報を見ていると、タイヤハウス周りの樹脂パーツをボディ同色することができたりと、都市型SUVを志向していることがうかがえます。これは多くのニュースサイトやレビュー動画でも報告されています。ではスバルではその枠は何かといえば、まさにレイバックではないでしょうか?
とすると、SUV系の中でも、フォレスターのようなよりアウトドア志向の車種が出てもおかしくないのではないかと思います。
もう一つの空いている枠がインプレッサ。
EVの普及を考えれば、この普及帯サイズを作らないというのは考えにくいと思います。
同じクラスといえるアンチャーテッドは、よりデザインがクーペチック。トヨタではC-HR+として売られることを考えれば、サイズこそ近くともキャラクターの違いは明確ですね。
先も言いましたが、パフォーマンス-Bがセダンとワゴンの中間のようなデザインで出てきたということは、ハイパフォーマンスモデルのレヴォーグとS4がBEVとしては統合されるのではないかと予想されます。ICEとしては別に作るかもしれませんが。
EV4車種の内3つが見えてきました。
フォレスター級EV
パフォーマンス-B
インプレッサ級EV
残りの一つはなんでしょうか?
2つの可能性があると考えます。
一つは、トヨタ連合としての商用軽EV。
トヨタ・ダイハツ・スズキで商用軽EVの共同開発を行っているという情報が出ています。
ソース
トヨタ連合の「商用軽EV」2025年度中の導入を明示/納得できる性能と価格に期待
https://blog.evsmart.net/ev-news/alliance-commercial-light-ev-expected-launch-in-2025-promising-performance-and-price/
スバルは軽をダイハツからOEM供給してもらっており、EVでも同じくダイハツモデルを導入すると考えるのは自然です。
というか、スバルの開発体力を考えれば、ICE系の開発もある中で、BEVをそこまで数を開発できないと思います。
ちなみに、ダイハツは軽乗用車はBEVではなくストロングハイブリッドで行く模様。JMSでもK-VISIONを公開していましたね。
https://www.daihatsu.com/jp/design/vehicle/jms2025.html
ニュースなどを読んでいくと、どうもこれは特定モデルを指すコンセプトカーではない模様。そして、K-VISIONと合わせてエンジンも出していました。軽のエンジンルームに入るサイズで発電用エンジンと機構を組み込めるということは、他の車種でも流用が容易ということです。すなわち、軽乗用車はストロングハイブリッドで行くということのようです。
もう一つは、インプレッサ・クロストレックのように、同じベースモデルを乗用車とSUVで作り分けて2車種にすること。
これならば最小限の開発ソースで2車種出せます。
WebCG スバルのBEV戦略を大解剖! 4台の次世代モデルの全容と日本導入予定を解説する
ここでも言われていますが、アンチャーテッドは国内販売の予定はなさそうです。
そしてアンチャーテッドがC-HR+のスバル版であり、デザインがクーペチックであることから、純粋にクロストレック枠ではないことが考えられます。
ならば、インプレッサ級EVを乗用車モデル、SUVモデルとしてベースを同じくする2車種として出すことでスバル色を出せますね。
ハイパフォーマンスモデル→パフォーマンス-B系EV
アウトドア→フォレスター級EV
普及帯乗用車→インプレッサ級EV
普及帯SUV→クロストレック級EV
となるか、商用軽EVとなるか。
現状ではまだわかりませんが、今後数年が楽しみですね。
以上私の妄想でした。
Posted at 2025/12/18 21:38:49 | |
トラックバック(0) | 日記