休日は舞鶴旅行に行ってきました。
行先は先日のブログでもアップしたように、舞鶴基地サマーフェスタです。
今回は、地元グンマーの友人H氏、京都にいる友人M氏と一緒に行きました。もっとも、現地合流で道中はいつものように一人旅ですが・・・。
出発は21時頃。仕事終わって、風呂入って洗い物洗濯荷物の積み込みなどやっているとこれくらいの時間にはなってしまいますね。
そうそう、出発して早々に気が付いたことが。
出発前の平日にちょこちょこ追加していた空力対策。これがかなりの効果を発揮しているらしく、ステアリングが重く直進性がかなり上がっていること、加速時の感覚が変わっていること、時速60㎞からの伸びが劇的に向上していること、コーナーでのロールが減少して曲がりやすくなっていることが感じられました。
特に60㎞からの伸びが特に良く、50㎞以下と明瞭に異なる走行性能になります。
では紹介しましょう。今回の空力対策は、タイヤハウス内の整流化です。
http://spring3car.blogspot.jp/2016/07/140.html
こちらの方のブログを元ネタに、同じようなことをしている方の記事を参考に、パジェロミニに適用してみました。

使用したもの

フロントタイヤハウス

リアタイヤハウス

側面のコブ三か所にこれを配置

マフラー上にも配置
タイヤハウス内は隙間テープを使い、前後タイヤハウスの進行方向前側に整流版を、そしてL字の細長いガード(壁の角などに使うようなやつです)をボディ下部とアンダーガード後端に装着。
パジェロミニは所謂RV系の車で最低地上高が高く、またメインシャフトやマフラーが左右オフセット配置されており、またトランスファーもあるので下回りは凸凹が激しいです。
元ネタの型はマフラーのあるトンネル部に空気を集めていましたが、パジェロミニではサイドの部分に装着してなるべく内側に空気が行くようにするのが精いっぱいですね。
アンダーガードの下に装着して、前側からの流れを減らし、タイヤハウスからの流れをなるべく中心部で流して後ろに持っていく。これをイメージして装着してみました。
いやはや、恐るべき空力パーツですね。アルミテープがメじゃないほどの劇的な挙動の変わりっぷりです。
OBDⅡからの情報によるレーダー探知機の燃費表示が、道中リッター21㎞とか出てましたよw
それと、ついでに懸念事項だった窓を開けた時の風切り音を低減させるため、ミラー根元のボルテックスジェネレーターを一つに減らし、余ったものをCピラーの真ん中に移動。そして以前は外してしまっていた三角柱状のボルテックスジェネレーター(ミラー用)を再度取付しました。

コレの効果があったのか、窓を開けても全然うるさくなくなりました。
うちの車はエアコンも自主規制(笑)が入っているので、やはり窓を掛けて走りたいんです。その時にうるさいと開けてられないので、この改善には満足です。
うるさいと言えば、前回上越へ行った時にも感じていましたが、やはり走行中のロードノイズが劇的に減りましたね。
エンジン音もちっともうるさくないんです。
まえは上り坂でキックダウンしてシフトアップしてしまうと唸りを上げて回転数が上がったものでしたが、今回はそれが全然うるさくないんです。キックダウンしたのが気付かないくらいです。
今回のデッドニングはリアシート周りとドアのみですが、それがかなりの効果があるんですね。
パジェロミニはリアシート周りバラすのひっじょーにめんどくさいのですが、こうなるとやった甲斐があったというものです。ホントおススメですよ。大変ですがw
そして、一晩かけて舞鶴に到着。全部下道でかつ糸魚川から国道8・27号のルートで行ったので、10時間くらいかかりましたw
現地到着後は早速給油。
7/29 471.3㎞ 79665km SynergyF-1 @133円 25.76L 18.30km/L
https://minkara.carview.co.jp/userid/2471517/car/2002881/4681254/fuel.aspx

舞鶴での給油分、片道分です。
自己ベスト更新とはなりませんでしたが、素晴らしい燃費記録ですね。
福井・京都はアップダウンが多めなので、比較的平坦な富山・石川なら自己ベスト更新も狙えそうな感じです。
二つ燃費記録アップしたのに、こっちにイイねが付かないのはなぜだろう・・・
給油が完了したら、京都から電車でやってくる友人二人を迎えに東舞鶴駅へ。
M氏は京都在住ですが、H氏はグンマーから。彼は昨夜のうちに新幹線を乗り継いで京都へ前乗り、M氏の家に泊まってきたそうです。
三名乗車で重たくなった状態で、駐車場である赤レンガパーク駐車場へ。これだけ重くとも、割と元気に走ります。
駐車場はさすがに奥の方でしたが、すんなり泊めることができました。
さすがに混んでる入場ゲートを抜けると、北吸桟橋に入れます。
中に入ると、ふんわりとカレーのにおいが。

同時開催していたまいづる海自カレーフェスタですね。
良い香りに誘われそうになりつつも、今回のメインである護衛艦ひゅうがへ。

艦内に入り、広大な格納庫を抜けて、(実はV-22にぴったりサイズらしい)エレベーターに乗って飛行甲板へ。

さすがに高い。潮風がすごいです。

艦橋後部から広報のおねーさんがはしゃぎながら出迎えてくれます。

そして艦橋をバックに写真を撮りながら、艦首側へ。CIWS(ファランクス)の機動デモを見ました。

この外見とあのクイクイと動く様はまさしくR2-D2です。米軍でもそう呼ばれるのは納得ですね。
そのあとは消防車の散水デモがありましたが、さすがに疲れてたのでバタンキューしてました。
ここで一つ思ったのが、飛行甲板の材質です。
表面はザラザラしており、触ってもちっとも熱くないんです。
これが耐熱加工なんですかね・・・。まあF-35を運用することはできませんがw
暑いと言えば、こんな方がいました。

名前を見ると「ミスト爺」。うん、まあご苦労様です。
そのあとは、ラッパの斉唱、手旗信号のデモを見ました。

あ、手旗信号やってた人がミスるという珍事もありました。周りで、「あの人後でどやされるんだろうなぁ」という声がちらちらと聞こえてきましたが、大丈夫だったんでしょうか・・・?
笑いは取れてましたけどねw
そしてひゅうがを降りた後は、もう一つのメインである海自カレー。
いくつかコーナーがありましたが、自分はましゅうの牛筋カレーにしました。それに、舞鶴の名産である肉じゃがをトッピング。

これがまたうまい。カレーは辛過ぎずちょうどいい味で、牛筋が良いアクセントです。
これ、艦内の食堂で食べたらもっとうまいんでしょうか?
食べた後は、時間に余裕があるのでふゆづきへ。あきづき型汎用護衛艦(DD)の四番艦です。
ちなみに、先代の駆逐艦冬月は舞鶴海軍工廠で建造された艦であり、70年ぶりに生まれ変わって舞鶴に帰ってきた艦なのです。
その特徴であるFCS-3A、主砲の62口径5インチ単装砲(Mk.45)、SSM-1B、対潜短魚雷、ヘリ格納庫などをじっくり見物してきました。

それと、見慣れぬ乗務員の姿も。

みゆきちゃん、という名前だそうですが、その顔です。
いったいだれが書いたんだか・・・w
そのあとは涼しいバスに乗って第23航空隊の基地へ。
ここはヘリ部隊がメインの航空基地になります。
見物の前に、旨そうなものがあったので腹ごしらえ第二弾。舞鶴ですが、佐世保バーガーを食べました。

ボリューム満点。友達と半分こしてちょうどいい位ですw
でも、その分旨いです。
午後のヘリの機動飛行展示まで休んでいると、メールが来ているのに気づきました。
エコ燃費杯でのライバルであり、みん友でもある流浪人ぽんぽこさんも来ているというのです。
しかも、止めた場所が目の前だったという。全然気づきませんでした。
そして、機動飛行見ている途中で合流することができました。
いやはや、アポも何も取ってないのに、会えることあるんですねえ。
今度はぜひ車を交えて話しましょう。

あ、今年の機動飛行展示はちょっと地味でしたね。去年はBGMエヴァであり、構成やった人が実によく分かっている内容だったのですが、今年はあまり盛り上がらなかったですねえ。

機動飛行展示の後は、ヘリの格納状態からの組み立てデモを見物し、そして舞鶴基地を後にしました。

帰る前に隣の赤レンガパークでお土産を物色し、友人二人を東舞鶴駅へ送り、そして舞鶴に別れを告げ、信州への帰路へとつきました。
帰路の途中は、道の駅シーサイド高浜で温泉に。

光明石天然鉱石温泉とあるので、いわゆる普通の温泉とはちょっと違うようです。
日中はそこまで日差しがギンギンというわけではなかったのですが、なんやかんや日焼けしていたらしく、真っ黒になった両腕が痛かったです。
あ、そうそう。温泉で体洗っているときに、背中をペチペチと叩かれ、何かと思って振り向くと知らない子がいました。軽く声かけて体を洗うと、もう一回ぺチペチ。俺、お父さんと間違えられていたようです。
まだ子供どころか彼女すらいないですけどね!w
まあこういう子供は好きなので、少しは嬉しかったですがw
温泉を出た後は、行ける所まで行こうと若狭路を東へ。コンビニで休憩したりしつつ、大学時代の先輩MG様の故郷鯖江市の道の駅西山公園でこの日の一日を終えました。

車中泊はいいのですが、さすがにこの時期は夜でも暑いですね。USB充電式とかの扇風機を導入しないといけません。センスで仰ぐだけじゃきつかったです。
あ、連続稼働時間丸二日くらいになってました。
翌朝は6時前に出撃。少しでも混む前に進んでおきたかったので。
朝の涼しい空気の中、窓を全開にして走るのは気持ちが良いものです。
この日はただ帰るだけじゃなく、ちょいと寄り道もしていきました。
寄り道その① 糸静線断層露頭
糸魚川から国道148を白馬方面に向けて上流に少し進んだところにあります。
何度も通っていて横目で見ているだけだったのですが、せっかくなのでこの機会に行ってみることに。
地質屋としては見ておきたい物件の一つです。

実際路頭に行ってみると、意外とショボいw

ただ、断層粘土状の白い筋は見れました。あ、西側が変はんれい岩、東側が安山岩らしいです。まあ実際岩石割って新鮮な面を見たり、薄片にして偏光顕微鏡で見ないと何ともですけどね。表面は風化しまくってますから。
そうそう、ここで露頭上部から地下水が湧出しています。

断層は、動くことで断層面の岩石がすりつぶされ粘土ができたりするのですが、これが遮水材になって地下水がプールされたりするんです。なので、井戸を掘るときとかに断層位置も重要な要素になることがあります。
ここで湧出していた地下水は、断層によって流れを阻害されたものかもしれませんね。

駐車場からの遊歩道にも、地下水の湧出している露頭がありましたから、多分この辺の地層は地下水を含んでいるのでしょう。
しかし、ここはホント良い所ですね。もっと余裕のある時に来て、ゆっくりと時間を過ごしたいものです。
寄り道その② 長野の友人宅
この間結婚報告を上げてた大学からの友人S氏の家にお邪魔してきました。
奥さんが艦これ好きらしく、舞鶴土産が喜んでもらえました。
ここではいろいろ話を聞かせてもらいました。
当面予定はないですが、自分がその立場になったときに大いに参考にさせてもらおうと思います。
あと、奥さんの友達勢をだれか紹介してくれとお願いしておきました。
良い出会いがあることを期待します。
しかし、新婚家庭がうらやましいですね。自分はいつも一人なので。
話していて、二人の仲睦まじい様子にアテられてしまいましたよ。
いつか自分もそうありたいものです。
そして、晩飯を一緒にして、長野を出発。ホントの帰路へ着きました。
到着後の燃費記録がこちら。
7/30 538.4㎞ 80204km SynergyF-1 @136円 30.60L 17.59km/L
帰りは途中停車したところが多く、かつ登りが多くなってしまうので、燃費は落ちることを予想していたのですが、思った以上の好記録。
素晴らしい。ホントこのタイヤハウス内の空力対策が効果あるんですね。
ちなみに、一拍三日の旅の総合記録がこちら。
総走行距離:1009.7㎞
総給油量:56.36L
総合燃費:17.92km/L
単品での記録は過去の自己ベストに及びませんでしたが、複数日の総合記録ではトップ記録です。
今回の空力対策、時間が無くて簡単な施工だけになっています。
これを例えばタイヤハウス後ろ側に施工するとか、底面部の整流版の配置を最適化するとかしたら、もう少し燃費向上の余地があるかもしれませんね。
最低地上高がかなり高いので効果は限定的かと思っていましたが、アルミテープ以上の素晴らしい効果です。
ますますエコになり、長距離仕様として磨きがかかっていきますね。
元がうるさくて重くて燃費の悪いパジェロミニですが、ここまでよく育ってくれたものです。
うるさくないし、重いけど燃費は以上に良いし、長距離走っても疲れないですから。
これぞ求めていた軽のGTカーというものです。
最も、これで満足しているわけではありません。更に最適化を進めて、より高みの燃費を目指していきたいと思います。
たくさん走れて、面白いもの見れて、素晴らしい空力の改善効果を体感できて、いろいろ大満足の休日でした。