• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

sinano470のブログ一覧

2021年04月29日 イイね!

冬場のチューニングもろもろ

冬に施工したチューニングについてのメモ。
だいぶ前にやったこともあるので、忘れる前に、ちゃんと書ききってない所もあるけども、埋もれる前に投稿しようかなと。

①COXボディダンパー Setting by SYMS
②ボディサポートシリーズ(赤骨)
③静電気放電索
④フェライトコア
⑤アルミテープ
⑥エレスタビヒューズ


①と②は、スーパーオートバックスMAEBASHIで行われていたスバルフェアにて購入。
相当な割引額だったらしい。
COXボディダンパーは、乗り心地のさらなる改善を求めて投入した。
昨年末に投入したSTIフレキシブル3点セットはかなりの効果を出していたが、欲をかいた形である。
こちらは、金属フレームに入ってきた振動を吸収する、と言った効果を目的にしている。
曰く、フレキシブルパーツと効果が干渉するものではない、とのこと。
②は、A3の武田さんとフレキシブル3点セットがすでに装着済みであり、COXを入れる前提で、更に乗り心地を改善させようと考えた時に何がおススメであるかを念入りに相談した結果、次の二つを投入することにした。
一つは、フロントショックアッパーサポート。フレキシブルタワーバーのストラット取付部を補強するもの。被せるのかと思ったら、ストラット取付部を交換するものらしい。前サスをしっかり動かすことが目的。
もう一つは、リアロアアームサポート。簡単に言えば、リアサスがよじれることを防ぎ、縦方向にのみしっかりと働くようにすることが目的。曰く、リアサスがよじれない⇒路面への駆動力伝達効率向上⇒燃費に効果あるのでは?とのこと。
両者は同時装着のため、それぞれの効果を個別に体感することはできない。以下は、上記3点を同時装着した上での感想である。
乗り心地は、元々フレキシブルパーツでかなり向上していたため、劇的な効果を体感することはできなかった。感覚的な所なので、はっきりとしたことは言えないが、いくらかよくなった気がしないでもない。
個人的には、フレキシブルパーツ(3点セット)の方がおススメできる。
理屈面では悪くなり様がないはずなので、走っていた路面次第な所があるかもしれない。装着から1ヶ月ほどたったが、総合的な乗り心地には大いに満足している。
赤骨のリアだが、確かにリアサスのよじれ補正効果があるのだろう。加速が良くなったように感じる。
燃費への効果は、未だ燃費アタックに行ける環境ではないため、未測定。
*後日、燃費アタックに行った際は、気温が低かったことが影響しているのか、全然燃費は伸びなかった。ただ、走りはすこぶる快調。

③は、丸口もしくはワニ口端子にリューター用のワイヤーブラシを組み合わせ、ワイヤーを広げて装着部からの静電気空中放電を目的にしている。みん友さんのネタを流用したものである。
レヴォーグの他に、会社のプロボックスにこっそり投入してテストを行い、また会社の後輩のジムニーにも装着してテストしてもらった。
その結果、正しく装着すれば、大きな効果を得られることが判明した。具体的には、エンジンの回転が非常にスムーズになり、加速感などが大きく向上した。後輩からも、通勤ルートの坂道が楽になったと報告を受けている。
レヴォーグでのテスト結果から、装着箇所を間違えると逆効果になることが判明した。これはまた別ブログにて。
これは、アーシングなどの他のチューニングと絡む。当方のレヴォーグは、既にアーシングなどで大きな効果を上げており、そこに上乗せする形となったため、現在の配置が他車に有効であるという保証はない。
当初、バッテリーマイナスとECUに装着した。これは効果大であった。非常にスムーズになった。
その後、CVT(アース線と共着)、オルタネーターへと装着したが、これは完全に逆効果であり、先のスムーズさを打ち消してしまった。燃費が極端に悪くなったわけではないようだが、加速が悪化し、スムーズさがなくなった。
最終的な装着箇所は、バッテリーマイナス、ECU(アース線と繋がっていない方のボルト)、左側純正アースポイント、右側ストラットタワーの4ヶ所である。
*プロボックスは、バッテリーマイナスとオルタネーターに装着。効果大。
*ジムニー(二代目)は、エンジン本体、バッテリーマイナス、純正アースに装着。効果大。

④フェライトコアは、同じくみん友さんから情報を仕入れてテストしてみた。
アーシング線に装着してみたが、完全に逆効果。放電索でスムーズになったのが完全に消えてしまった。
そのため、即時撤去した。撤去後は、元通りスムーズになった。

⑤アルミテープ
みん友さんの記事を元にテスト。
燃料などのラインに装着。
効果はいまひとつ感じられない。
ただし、エンジンルーム内ヒューズボックスの中に貼ったものは、完全に逆効果であった。即撤去。たった一枚でこれだけ走りに影響するのだからバカにできない。今回は逆効果だったが。
最近アルミテープで効果を感じられない。アーシングなどの方がよほど効果を感じられる。

⑥エレスタビヒューズ
紆余曲折あった。
詳しい効果は、以下のAirRepairさんの記事にて。
当初異なった形状のものが送られてきたため、交換してもらった。
*ヒューズの形に違いがあることを知らず、案内もされなかったため、装着時になって違いが判明した。
また、正しい形状のヒューズが送られてきたが、個数を間違えていたため、室内側ヒューズボックスの20Aを2つ元のままでテストした。
尚、どうしても長時間のアイドリングをすることが許せなかったため、アイドリング学習は推奨の30分から半分の15分とした。
走ってみた結果、何とも奇妙な感覚を覚えた。
放電索を取り付けた時は、加速やエンジンのスムーズさに驚いたものであるが、エレスタビヒューズ装着時は、『ぬるぬる』感を感じた。
スッと加速するような、車体が軽くなったようだ、と形容されるようないわば軽快感とは違う感覚。
気が付いたら速度が出ているような感覚である。
また、惰性走行時も速度の落ちが鈍く、多くの場所でMFDの瞬間燃費ゲージを20km/L以上をキープして走れている。
おかげで80kmほど走っただけなのだが、アイドリング学習で無駄に消費した燃料をチャラにしてエンジンを掛ける前の燃費を取り戻せている。
残したヒューズは、室内側ヒューズボックスのリアフォグランプリレーとセンターコンソールソケットのヒューズであり、走行には関係していないと思うが、エレスタビヒューズはその効果の発揮させ方から、全てのヒューズを交換することが推奨されている。よって、残りのヒューズが到着してテストを行うのが楽しみである。


*エレスタビヒューズテスト雑感
放電索搭載により、加速やエンジンのスムーズ感、車体が軽くなったような軽快感が得られていた。
エレスタビヒューズ搭載後は、気が付いたら速度が出ているような、惰性走行時の速度の落ちが緩いような、何とも言いにくい『ヌルヌル感』を感じた。
瞬間燃費計を見る限り、今までよりも20km/L以上をキープして走れる区間が多くなったようだ。
アイドリング学習(短めにしたが)で無駄にした燃料をチャラにできるくらいの燃費が出ている。
より踏まずに加速できるようになったため、燃費向上に期待大。

ヌルヌル感は、ラバーバンドフィールに近いと先日書いたが、改めて思い返すと、アクセル踏んだ時の反応が軽かったことも要因の一つかもしれない。
これ以上踏むとエンジンがうなる、と言った領域が分かりにくかったというか。
ただ、エンジンの回転数はそう大きく変わってはいないようだった。
理由は不明だが、全体的に静粛性が向上していた感覚があった。車からのインフォメーションが少なくなったとも言えるかもしれない。より効率的に仕事をしていると捉えれば、喜ぶべきことではある。
これもヌルヌル感として感じた理由の一つだろう。

*ヒューズ全交換後
浜松で燃費テスト。(夏タイヤ換装済み)
しかし、昨年10月の20km/Lを達成した時とは程遠い、低い燃費。
恐らくだが、気温が低かったことが原因。(道中マイナス3℃まで下がっていた)
ただし、エンジンフィールはものすごく良い。きもちよーく回る。
当然、踏めば燃費が悪化するので、踏まないのだが。

足りて無い所もあるが、とりあえずこの辺で。
次のブログで、静電気放電・除電について思う所が山ほどあったので、別にまとめて投稿予定。
一つ言えるのは、静電気除去は、どこにでも施工すればいい訳ではないという事。
その車のチューニング度合いによって大きく変わる。
うちの玲ちゃんの場合、逆効果になることが多かったのである。
Posted at 2021/04/29 19:05:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2021年04月25日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(8)

「はぁぁ!? あんたたちまだ付き合ってないの!?」
 そう声を荒げるのは、真琴である。
「パパ上も大概だね。どんだけ奥手なのさ」
 隣に座る結衣も完全に同意していた。

 時は8月中旬。夏休みである。
 ここは、松本市内のとあるカフェ。遙乃、真琴、結衣の三人がお茶をしていた。
 なぜこのような話をしているかと言えば、所謂女子会であり、遙乃の誕生日が9/12であることを聞き、悠夜から何かないのかと話題に上ったためであった。

「でも、毎日一緒にいるようなものですし」
 首を傾げる遙乃。
「いやいや、ダメっしょ」
「いっそすみ姉から告ったら?」
「わ、私からですか」
「思うに、二人とも今の関係に満足しちゃってるんだよ。でもさ、ここでしっかりと繋ぎ留めとかないと、いつの間にすれ違って別れてるなんてこともあり得るよ。お隣さんっていう言い訳が通用するのは大学の4年間だけ。社会に出たら、それも使えなくなる。それでもいいの?」
 結衣は、遙乃に指さしながら話した。
「嫌です。離したくないです」
 遙乃は、目を瞑り、かみしめるように答えた。
「多分ね、パパ上もそれを分かってないんだと思う。女心にニブチンなんだね。他人との関係性を作るのが苦手と見た」
「あ、それ分かるかも。パパ上って、結構人との間に壁を作っちゃうタイプの人だよね。意識的にせよ、無意識的にせよさ。私達ともあまり話さないもんね。すみ姉だけだよ、パパ上とあれだけ親しく話してるの」
 うんうん、と頷く真琴。
 傍から見ると、悠夜はいつも孤立しているように見えるらしい。
「そういうATフィールドが分厚いタイプの人には、ちゃんと直接言わないと通じないよ。お互い一緒にいるのが当たり前になってくると、次第に言葉にしなくても通じるって思うようになっちゃう。でも、実際にはちゃんと言葉にしないと伝わらないんだよ」
 
言葉にしないと通じない。
考えてもみれば、それは当たり前のことだ。
しかし、人は誰しも、お互いの関係性に甘えてしまい、言葉にすることを忘れがちになる。
それを今更ながらに理解した遙乃だった。

「ふむ、この際既成事実作っちゃったら?」
「既成事実?」
「パパ上の誕生日も近いとか言ってなかったっけ。プレゼントは私、ってさw」
「あ・・・///」
「いいねソレw」
 他人事のためか、お互いニッコリの真琴と結衣。
「笑い事ではないですよ・・・」
 それに対し、顔を真っ赤にした遙乃は、頬を抑えて恥ずかしがった。
「パパ上のことだから、それくらいしないと分からないんじゃない?」
「確かに、その辺お堅そうだよねパパ上って」
「でも、そういうのは結婚後にするものなのではないですか?」
 きょとんとしている遙乃。
「昭和かww」
 その様子を見た真琴は、ゲラゲラと笑った。
「そういうものかと思ってました」
「・・・すみ姉も大概だったね、こりゃ」
 あきれて頭を抱える結衣。

「しかし、こうなると打つ手は・・・なんかあるかな」
「あの、名前で呼ぶ、というのはどうでしょう」
 遙乃は、手を上げて提案を出した。
「名前?」
「男の人がどうしているかは分かりませんけど、女の子同士であれば、名前で呼ぶことはそう珍しくないですよね。でも、異性の間柄では違うでしょう?」
「あ、なーるほそ。家族とか、よっぽど親しい間柄じゃないと名前で呼ばないもんね」
「海外位なもんだよね、それ」
 洋物ドラマだと、気軽に名前で呼べ、と出てくるが、日本では名前で呼ぶことは、特別な意味があった。
「ええ。私も、その・・・名前で呼んでほしいです」
「お姉ちゃんから彼女に、か。くぅ~、可愛い!!」
 照れる遙乃の様子に悶える真琴。
「ふむ。なら誕生日プレゼントとしてねだってみたら?」
 真琴と同じように悶えた後、結衣が提案を出した。
「私から要求するんですか?」
「いいじゃん。そうしないと伝わらないよ」
「そうかもですけど、いきなり私から言うのも変な気もします」
 首をかしげる遙乃。
「う~ん・・・。じゃあ、私達からこそっと言ってみる?」
「『そういえば、そろそろすみ姉誕生日らしいけど、パパ上どうするの?』って?」
「あ、それ良い」
「じゃあその線で行こっか」
「おっけー」
 サムスアップを交わす真琴と結衣。
「すみ姉、私達が段取り付けてあげるから、このチャンス逃しちゃだめだよ?」
 真琴は、ビシッと遙乃に対して指をさした。
「ありがとうございます。やってみます」
「あ、お礼はご飯でいいからねw」
 食い意地の張っているやつである。
「ふふっ、分かりました」


上野くんに名前で呼んでもらう事。
それは、特別な関係になることを意味します。
何でもない相手を名前で呼ぶことはしないし、それを許可することも無いからです。
子供の頃ならいざ知らず、大人になって名前で呼ぶことは、それだけ親しいことを示すわけです。
特に親しい友人関係、恋人、家族。
私と上野くんの関係。
敢えて言うならば、"友達以上恋人未満"と言うものなのでしょう。
ほぼ毎日食事を共にしていますし、課題を共にこなすことや、単に遊ぶなどで、どちらかの部屋に居る時間も長いです。
しかし、まだ決定的な一歩を踏み出してはいませんでした。
ようやく手に入れた共に過ごすこの時間を、ひょんなことから崩れてしまうことが怖かったからです。
それに、あの二人が言う通り、今の関係に満足していた所もあったのだと思います。
それだけ、私にとっての上野くんの存在は大きなモノでした。
でも、私も腹を括らないといけないみたいです。
誕生日まで約1か月。
うう、緊張します・・・。
Posted at 2021/04/25 11:23:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | SS | 日記
2021年03月29日 イイね!

ahamoに人柱

ahamoに人柱今朝方、スマホの回線をahamoに切り替えてみました。
今までは、ギガホライトの1GBの範疇でやりくりしてました。
WiMAXで通信制限が無くネットができるので、WiMAXでカバーできない所で使えれば良い、と言う考え方です。
接続優先で速度はどうでもいいので、ドコモです。
まあ、家族割が効く、と言うのもありますが。

さて、スマホにしてしばらく経ちますが、正直1GBは心もとないんですね。
仕事で現場に行った時のお昼休みとか、WiMAX結構通じない場所多いんですよ。
ドライブしててもそう。信州はカバー率低いんですね。
山ばっかなのが悪い。
そして、最近WiMAXの機種変しました。
WX03→WX06です。
ただこれ、電池餅悪いし、クレードル使わないとつながりも悪い感じがします。
所詮NECですねえ・・・。
片割れのファーウェイより遥かにマシですが。あんな所の危なくて使えないですから。

話を戻して、ギガライトだと、通話料無料は一切ないですし(要オプション)、使えるのは1GBです。
ahamoとの差額は約1000円。それで5分通話無料と20GBが手に入るなら、家族割無くてもこっちの方が良い。
そんな訳で切り替えようかなと。

さてここで問題が一つ。
ドコモで公表しているSIMフリー端末でのahamo動作確認一覧の中に、我がスマホであるASUS ZenFone6が入っていないんです。
今後動作確認一覧が増えるのかもですが、基本的にドコモでASUSを取り扱っていないためか、社外品一覧にも出てきません。
一応、社外品テスト一覧の中に、一つだけASUSのZenFone5が出ていたので、まあ行けるんじゃなかろうかと。
人柱覚悟で切り替えてみました。


結論を言えば、全く問題なく使えました。
世間ではあまりに加入者が多くてMNP停止などとありましたが、元々ドコモなので、問題なかったですね。切り替え作業もPCからやったので問題なし。

思うのは、この上に表示される回線名。
NTT DOCOMOのままなんですね。
AHAMO表示になってほしいです。変わった実感が無くていけません。
今日一日ドコモ回線でネット使ってみて、ちゃんと20GBと表示のあった回線容量が少し減ったので、ちゃんとahamoとして繋がっていることは確認しました。
通話も会社の携帯(ドコモですけどNE)に掛けてみて、繋がることを確認。

人柱覚悟でしたが、ちゃんとつかえることを確認しました。
使用機種はコレ。
ASUS Zenfone6 edition30(ZS630KL-BK30ASUS)


ASUSユーザーの皆さん、適合確認ほとんど出てないですけど、希望はありますよー!
グレードが違うとはいえ、ZenFone6なら使えると思います。

以上、人柱報告でした。
Posted at 2021/03/29 19:06:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2021年03月29日 イイね!

浜松燃費チャレンジ

餃子食べたかったんです。


最近のチューニングの総まとめとして、燃費ドライブに行ってきました。
行先は浜松SA




主なチューニング内容としては、以下の通り。
○フレキシブル3点セット
○静電気放電索
○COXボディダンパー
○赤骨(A3、リアロアアームサポート・フロントショックアッパー
サポート)
○エレスタビヒューズフルセット
○静電気除電コーティング剤

浜松SA到着時の燃費は、19.7km/L(241.0km走行)


過去の記録を見ると、この段階で20や21と言った数字が出ているので、燃費はやや落ちていますね。


石松の餃子と季節限定のイチゴクレープが美味しかったです。



信州帰還後の最終的な燃費は、以下の通りでした。


走行距離:555.1km
給油量:32.03L
満タン法燃費:17.33km/L
→カタログ燃費達成率:131.3%
MFD燃費:18.7km/L
→カタログ燃費達成率:141.6%
同じコースで満タン法20km/Lを超えたこともあるので、あまり良い数字ではなかったですね。
恐らくですが、出発時に気温が1度であり、道中木曽路でマイナス3度の所もあったので、気温が主な敗因ではないかなと。
ヒューズ交換時にバッテリーを外し、ECUリセットと再学習が必要になりました。コロナで遠出があまりできず、今まで精々往復80km程度のドライブしか行けてなかったので、学習が進んでいない可能性もありますね。
今回のドライブは、長距離走行による学習も兼ねているので、これくらいの数字が出ればまあいいかな、といった所でしょう。
朝晩暖かくなれば、もう少し燃費は伸びてくれるものと思います。
上記チューニングの多くは、乗り心地改善を目的にしたものなので、そこまで燃費が悪化していないというのはメリットではあります。
エレスタビヒューズや放電索でエンジンがかなりスムーズに回るようになったので、燃費を出せる踏み方を少し再研究が必要になっているようです。
また次回がんばりましょう。
Posted at 2021/03/29 18:45:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年03月03日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(7)

家に付いた後は、大きな試練が待ち構えていた。

「さて、家着いたぞ」
「ありがとうございます、ゆーやくん」
「家のカギ出せるかい?」
「だいじょーぶでーす」
「ホントかよ・・・」
「ここにありま・・しゅ・・・」
 手提げカバンの外側ポケットを指さした彼女は、これで限界、と言うように眠りに落ちてしまった。
「っておい、寝るにはまだ早い」
「zzz」
 とはいうものの、完全に寝入ってしまっている彼女を放っておくわけにもいかない。
 崩れ落ちそうになる彼女を抱きとめた俺は、彼女のカバンから家のカギを取り出した。
「こんな形で女の子の部屋に入るのは不本意だが、しょうがない。すまん、家入るぞ」
 そう言って、彼女を部屋に連れて行った。

「さてどうしたものか・・・」
 部屋に入った俺は、居間で立ちつくしていた。
 男三人兄弟で育った俺にとって、女性とは、母か祖母しか知らないのだ。
 当然、着替えさせたくてもできるわけがない。
 それに、女の子に触れることも初めてだ。
 小学校の運動会のダンスとかが良い所だろうか。
 そんな状態なのに、彼女の部屋まで抱えて来れたのは、ぜひとも評価していただきたい。
 
「聞こえてないだろうけど、一応先に謝っとく。すまんがさわるぞ」
 そう言ったのは、俺の中での弁明のためだ。
 そのような自己肯定無しに、この状況を乗り切れる気がしない。
 これは、仕方のない事なんだ。
 ひたすらにそう言い続けながらやるしかなかった。

「上着のボタンを留めないでいてくれて助かったよ」
 酔いで暑くなっていたのか、彼女は上着を羽織ってこそいたが、前のボタンを留めてはいなかった。そのおかげで、上着を脱がせるにしてもだいぶ楽だったのだ。
「よし、と。でも、これ以上は無理だよな・・・。このまま寝かせるか」
 上着を脱がせたはいいが、服まで着替えさせるのはとても無理だった。
 すでに今もいっぱいいっぱいである。
 残すは、彼女をベッドに寝かせることのみ。しかし、それには本格的に彼女に触れなければならない。
「すまん」
 再びの弁明の言葉と共に、悠夜は遙乃を抱きあげ、ベッドに寝かせた。

「何とかなったか・・・」
 すやすやと眠る彼女を見て、ようやく一安心できた。
 人生でこれほど緊張したことは無い。
 正直受験より緊張した。

 なぜかって?
 そりゃ、好意ある相手に対して下手なことできるわけがない。
 寝てる間に手を出したと思われて、嫌われるのが一番困る。
 かといって、他に誰も証明してくれる人もいない。
 つまりは、ここでの行動如何によって、俺の今後が決まると言っても過言ではないのだ。

 帰路の彼女の様子を見る限り、今のところは両想いではあるのだろう。
 だが、酔った状態では、それとてどうかは分からない。
 それに、告白するならば、ちゃんとしたシチュエーションでするべきだ。
 こういった相手が正常な状態と言うのは、明らかに相手に不利だ。
 ならば、誠心誠意尽くし、誤解なきように行動するべきだと思う。

「ここまでしかできなくてすまんな。おやすみ」
 そう言って、彼女の部屋の電気を消し、部屋を後にした。


「んんっ・・・あら、ここは」
 目が覚めると、そこは自分の部屋のベッドでした。
 来ていたはずの上着は、壁に掛けられているようで、カバンも机の上にあります。
 私自身は、昨日来ていた服のままですね。
「???」
 クラスのコンパに出たことまでは覚えているのですが、どうやって帰ってきたのか全く記憶がありません。
 そうして混乱していると、携帯が鳴りました。
『あ、出た。起きてたか』
「上野くん?」
 その声は、聞き慣れた上野くんの声でした。
『おはよう。気分は大丈夫かな?』
「え、ええ。大丈夫だと思います・・・」
『それは良かった。昨日の泥酔っぷりは中々だったからね』
「そんなに酔っていたのですか、私」
 泥水と言う言葉に驚きを隠せません。
 そんなにお酒に弱かったのでしょうか、私。
『詳しくは後で話すよ。まずは水分をしっかり取って、着替えた方が良い』
「いろいろ迷惑かけてしまったみたいですね、すみません」
『なに、こういう時はお互い様だよ。俺も飯作ってもらってるしね。玄関にスポーツドリンク掛けてあるから、着替えたらそれも飲んだ方が良いよ』
「いろいろとありがとうございます」
『いえいえ、どういたしまして。それじゃ、また後でね。俺は部屋にいるから、何かあったら呼んでくれ』
「分かりました」
 手を煩わせてしまって申し訳ないという気持ちもあるが、それだけのことをしてくれる彼の好意が嬉しかった。
 
 さて、何はともあれ、このままでは仕方ありませんね。
 まずは頂いたスポーツドリンクを飲んで水分補給をしてから、シャワーを浴びて着替えることにしましょう。


「お待たせしました」
 小一時間ほど後、悠夜の部屋に遙乃が訪れた。
「おかえり」
「あ・・・」
 何気ない悠夜の返しに、思う所があったのか、言葉に詰まる遙乃。
「どしたの?」
「いえ、何でもないです。それよりも昨日ですけど、私何をしでかしたのでしょう」
 それに気づいたのか、悠夜は顔を覗き込みながら訊ねてきた。
 遙乃は、誤魔化すように昨日の様子を聞いた。
「仕出かしたっていうか、酔いつぶれたんだよ。帰り道ふにゃふにゃしてたぞ」
「まあ、そんなことになっていたのですか」
「日野と朝倉が連れて帰れってさ。だから、俺が家まで送ったんさ。あ、勝手に家に上がって悪かったね。うちに寝かせるわけにもいかないし・・・。一応、聞いたらカギを出してくれたから、了承と受け取って入ったが・・・」
「では、上着や布団に寝ていたことも?」
「日野と朝倉が付いてきてくれなかったもんでなぁ。家に着く頃には寝ちゃうし、非常事態ってことで俺がやったが・・・。ふれたり家に上がったこと、すまない。後になっちゃったけど、それだけ謝っときたかった」
 悠夜は、遙乃に頭を下げた。
「そんな、上野くんは私を介抱してくれただけじゃないですか」
「いやまあ、それとて女性にふれるのはなぁ」
 遙乃は、悠夜の肩に手を置きながら答えた。
 それを受けて頭を上げた悠夜は、恥ずかしそうに後頭部を掻いていた。
「ふふっ、上野くんって相当に奥手なのですね」
 クスリと笑う遙乃。
「そりゃ、好きな人相手ならそうもなるさ・・・」
「え?」
 ボソッと呟いた悠夜に気づいたのか、遙のは首をかしげた。
「いや、その、うちは女性と言えかーちゃんとばーちゃんしかいなかったからさ。免疫なんてないよ」
 悠夜は、慌てて取り繕うように答えた。
「そうだったんですね。でも、それを言えば私も同じですよ」
「というと?」
「私一人っ子で、従姉妹とかも居なかったので、男性と言えば父親しかいなかったものですから」
「そっか。それなら俺と同じだな」
「はい。同じですね」
 笑顔を交わす二人であった。

「さて、俺腹減っちまった。飯にしようぜ」
 お腹をさすって、お腹が空いたアピールをする悠夜。
「あ、もうお昼ですね。どうしましょう、何も用意してないです」
 それに対し、遙乃は困ったようにうろたえた。
「実は、寝てる間に、うどん買ってきておいたんよ。それなら食べられるんじゃない?」
「うどんなら消化にも優しそうですね。早速作りましょう」
 腕まくりをして、作る気満々の遙乃。
「いや、もう用意はしてあるよ。あとは、麺を入れて温めれば大丈夫」
 遙のを静止し、キッチンを指さす悠夜。
「すでに作っていてくれたのですか。何から何までありがとうございます」
「ま、飯はいつも作ってもらってるんだ。それくらいやらせてくれよ。それに、うどんなら俺でも失敗しないからなw 野菜切って出汁入れて温めて、うどん入れるだけだしw」
 肩をすくめる悠夜。
「ふふっ。では、ありがたくいただきます」
「おっけー」
 そして二人は、うどんをよそるべくキッチンに向かった。



昨日、名前で呼んでくれていたのは、やはり酔った勢いでだったようだ。
元に戻って一安心というか、さみしいような。
俺を名前で呼ぶのは、実家でもじーちゃんばーちゃんくらい。
男兄弟のせいか、両親までもがにーちゃん呼びなのだ。
まして、同年代では、名前で俺を呼ぶ人は居ない。同性でも、皆名字呼びだ。
やはり、名前で呼ぶことは、特別な意味がある。
だからこそ、名前で呼んでほしい相手は限られる。
昨日、酔っていたとはいえ、彼女に名前で呼ばれて感じたのは、むずかゆさと嬉しさ。
普段呼ばれないからこそ、彼女にこそ呼んでほしい。
そう思った。
元々、俺と彼女は1学年違っていた。
中学高校時代の1年と言う時間差は、思った以上に大きなものだ。
通学の電車、高原学校の班。
共に過ごした時間は、とても短かなものであり、先に卒業を迎えるという事実がその大きな時間差をいやおうなく思い知らせた。
それが今や、入学以来の一ヶ月程で、入学前までに共にしてきた時間を上回るほどに、多くの時間を共にした。
その中で、かつて記憶の彼方に薄れていたはず彼女への思いは、少しずつ俺の心の中で燃え上がり、その火は着実に大きくなっている。
昨日の態度を見る限り、酔っていたとはいえ、多分彼女も同じ気持ちでいてくれているのだろう。
もっとも、俺も彼女も、その気持ちを口にしてはいない。
口にしてしまえば、今の関係が崩れてしまうのではないか。
それが怖かった。
誰かを好きになったことはあっても、付き合うという関係に至ったことは無い。
だから、ここからどう進んで行けば上手く行くのかが分からない。
昨日の介抱だって、分からないからこそ緊張した。
一度は失ったと思った彼女との時間。今一度チャンスが巡ってきたからには、二度と失いたくはない。


うっすら残る記憶。
それは夢か現実か。
その記憶の中で、私は、彼を名前で呼びながら甘えていました。
名前で呼ぶこと。
私にとっては、女の子の友達以外では、一度も呼んだことが無い呼び方。
ドラマやアニメの中では気軽に読んでいる描写があっても、実際に名前で呼べる異性が居るかと言えば、そんなことはありません。
やはり、同性や家族以外で、名前で呼ぶことには、特別な意味があるのです。
なら彼は?
入学して以来のここ一ヶ月、多くの時間を共に過ごすことで、感じている彼からの好意。
それは、高校までの頃と何も変わっていないもの。
でも、まだそれを口にしてくれてはいません。
高校までの頃と変わらず優しい彼の親切と好意を履き違えているだけ?
彼からの好意をもっと目に見える形で欲しいと思ってしまうのは、欲張り過ぎなのでしょうか。
時はまだ4月。
多分、焦らず行くべきなのでしょうね。


つづく
Posted at 2021/03/03 21:10:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | SS | 日記

プロフィール

「熱は平熱並みの36.7〜36.9℃まで下がってきたけど、まだ喉が痛くて、体の痛みやだるけが残ってます。
食欲はモリモリあるんですけどね。マック食べたい…。」
何シテル?   08/28 18:42
長寿と繁栄を。 sinano470です。 名前の通り信州人ですが、厳密には移民勢です。 現在愛車は、SUBARU LEVORG。パーソナルネームは...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

      12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

愛車一覧

スバル XV 蒼依 (スバル XV)
愛称は「蒼依」です。 ターボ・ターボと乗り継いできて、今回は初めてのハイブリッド(マイ ...
スバル レヴォーグ 玲 (スバル レヴォーグ)
パジェロミニからの乗り換えです。 日本の国土を長距離走るにあたってこれ以上ない最高の車だ ...
三菱 パジェロミニ 三菱 パジェロミニ
低燃費日本最強のパジェロミニへの挑戦 低燃費。それは、より少ない燃料消費量で仕事をす ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation