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sinano470のブログ一覧

2021年01月06日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(1)

誰しも、パートナーを名前で呼んでいる事だろう。もしくは、愛称とか。
それは、名前というものが、パートナー個人を指す呼び方であるためである。
しかし、名前で呼ぶということは、一定の親密さを表すことでもある。例外もあるが、一般には、初対面の人間をいきなり名前で呼ぶことはしない。
では、俺がパートナーである彼女を名前で呼ぶようになった時は?
思い返せば、俺達の関係が始まった時だった。


彼女は、元々俺の先輩だった。
両親が教育方針で揉めた結果、受けられる所も受けられなくなるからと、消極的な理由で受験した中高一貫校。
彼女は、そこの1学年上の先輩だった。
この学校では、中学時代に高原学校、世間一般的な言い方をすれば林間学校かな。そこに1年生と2年生の合同で行く習慣があった。ここでは、班行動をする場面があり、そこで同じ班となったことが、彼女と初めて話したきっかけだった。
彼女との接点は、案外多かった。
彼女は文芸部で、俺はパソコン部。共に、パソコン室を使う部活であったこと。
通学に同じ私鉄を利用していたこと。
お互い話すようになるまでは、さほど時間はかからなかった。
電車の中で話すようになり、往路や帰路の駅までの道で、見かければ声をかけることもあった。
帰路のコンビニでプリンを買って、駅で食べたのをよく覚えている。


だが、こうした時間は長く続かなかった。
中高一貫校と言うだけあり、本校は進学校だった。それはつまり、学年が上がるごとに勉強が忙しくなっていくことを意味する。
そして、それまで同じルートで通学していた彼女は、「勉強のために、通学時間を減らしたい」と言って別のルートで通学するようになり、学年が違うこともあって、いつしか彼女を見かけることすらなくなっていった。
最後に話したのは、彼女の卒業式の日だった。
下学年が全員そろって卒業式を終えた卒業生を出迎える習慣があり、それが最後に話したときだった。
「卒業おめでとうございます」
「ありがとうございます」
ありきたりなその言葉が、最後の言葉だった。


そうこうしている内に、自分も勉強で忙しくなっていく。
既に、自分にはやりたいことがあった。
『地質学を学びたい』
それが自分の決めた進路だった。当時成績が追い付いていなかったため、かなりの難関であったが、無事希望していた信州大学へと合格することができた。
その忙しい時間の中で、俺は彼女の事を忘れていった。


そして迎えた入学式の日。
雪国らしく、入学式のシーズンには、桜でなく雪が舞う、この信州の地で。


声を掛けられ、振り向いたその先には、彼女が居たんだ。




勉強していい大学に入ること。
当たり前のように教えられてきたその考え方は、私にとってよく分からないものでした。
音楽が好きでピアノを習ったり、文学が好きで文芸部に入って小説を書いたり、いろいろしては来ましたが、そのどれもがあくまで趣味の範疇であり、そこから将来のビジョンが見えていなかったのです。
『自分が何をやりたいのか。何のために進学するのか』
そういった道しるべが無く、ただ漠然と文系に進んでいた私は、未来というものが良く分からなかった。
その結果が、受験の失敗と言う事実として、私の目の前に立ちふさがりました。
ただ単に、数学や英語、現代文や古文漢文等をやっているだけでは、大学に受かることはできなかった。
それも当然ですね。私には目標というものが無かったのですから。
そうして進路に悩んでいた時、思い出すのは一人の男の子の事でした。
地震学について、地質学について。
話している内容は、私にはあまりわからないことばかりでしたが、それはもう楽しそうに、目をキラキラと輝かせながら話すその様子は、とても印象に残っていました。
だから、その時私は思ったんです。
彼にもう一度会いたい、と。

心機一転して、私は理系へと転身することにしました。
もちろん、それは非常に困難なことであると理解していました。
幸い、彼が望んでいた信州大学の地質科学科は、文系の私でも受験可能な試験項目でした。
その道の先に、彼が待っていると信じ、一年間、必死に勉強して、遂に合格を勝ち得たのです。

そして、雪の舞う入学式の日。
式場となるアリーナの理学部コーナーへと向かう人の列の中に、見知った背中を見つけました。
直しきれていない癖毛は、昔見たままで。
どこか落ち着かない様子でキョロキョロとしているその姿は、懐かしさを覚えます。
彼と確信した私は、入試以上に緊張しましたが、その背中に声を掛けました。




『おひさしぶりです。私の事、おぼえていますか?』






つづく
Posted at 2021/01/06 19:42:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | SS | 日記
2021年01月04日 イイね!

虹口家の人々

これは、以前投稿した『虹口舞衣の消失』の設定集です。
まあ、それに限らずうちの世界における基本設定みたいなものですが・・・。
知っとくと、うちのホームページのお話を少し楽しめるようになる、かも。

【世界構造】
多元並行時空となっており、いわゆるパラレルワールドが無数に存在する。
そのため、少しだけ違いがある世界から、根本的に歴史が異なる世界まで、様々な世界が存在している。『虹口舞衣の消失』では、その内の3つの時間流世界が登場する。

【登場人物】
○上野悠夜(かみつけ ゆうや)
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1992年10月5日生まれ
群馬県大泉町出身
AB型
天秤座
右利き
地質学を専攻する。
マイペースでオタク気質の典型的AB型。
両親のケンカに巻き込まれた結果、消極的理由で某中高一貫校に進学した。
趣味がいろいろある中、現実的解として地質学を専攻し、信州大学へと進学。
卒業後は、専攻を生かして地下水の専門家となる。
遙乃と結婚後は、虹口家に婿入りして苗字が虹口となる。
時空理論に詳しい理由は、以下の話にて。
http://sinano470.sakura.ne.jp/ss/jikannressya/jikanressya2.html


○虹口遙乃(にじぐち すみの)
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1991年9月12日生まれ
群馬県館林市出身
A型
乙女座
右利き
誰にでも敬語で話すタイプ。精神年齢が割と高めであったことから、ついた渾名はすみ姉さん。
悠夜とは、中学時代の先輩に当たる。
高原学校で同じ班であったこと、部活で同じパソコン室を使う文芸部であったことなどから、通学に利用する電車の中で悠夜と話すようになった。
文芸部であったことから、一応は文系に進んだが、やりたいことを見いだせず、一度受験に失敗して浪人している。
その後、一度は疎遠となっていた悠夜のことを思い出し、心機一転して理転し、悠夜と同じ信州大学の理学部地質科学科に合格する。
卒業後は、悠夜と結婚し、後に娘を設ける。
元文芸部であったことから、小説の執筆が趣味。また、悠夜母からピアノを習っている。
元々料理はさほど得意ではなかったが、大学時代のアパートが悠夜と隣の部屋であったことから、食事を共にする機会が多く、腕を上げていった。
怒ると無言になるタイプ。その場合、悠夜が根負けして謝るパターンが多い。
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○虹口舞衣(にじぐち まい)
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2018年12月21日生まれ
長野県松本市出身
AB型
右利き
射手座
悠夜と遙乃の長女。
学年トップの学力に加えて悠夜よりも力があるハイスペック娘。
悠夜の友人たちの影響により、昆虫や工業系にも強い。
男勝りなところがあり、スカートは絶対に履かない主義。ただ、肩まで伸ばした髪と母譲りのカチューシャは譲れない。
悠夜の英才教育の結果、普通に男子たちの話題に混ざれる。しかし、そのせいか女性として見られていない節があり、モテないことを嘆いている。(妹の智未曰く、理想が高過ぎ)
どんな趣味や性格をしていようと必ず味方に付いてくれた父親にゾッコン気味。幼いころから悠夜にベッタリであり、そのままに成長した結果、重度のファザコンを患っている。
『虹口舞衣の消失』には、別時間流世界から来た銀河連邦宇宙艦隊特務中尉の舞衣が登場する。こちらの舞衣は、かなり異なる歴史をたどった世界の出身であり、やや性格が異なる。
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○虹口智未(にじぐち ともみ)
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2020年10月3日生まれ
長野県安曇野市出身
A型
右利き
天秤座
悠夜と遙乃の次女。
舞衣の妹と思えないほどふつーの女の子。
舞衣と出身が違うのは、智未の妊娠発覚時に元住んでいた松本市のアパートから安曇野市の一軒家へと引っ越したため。ちなみにこの一軒家は、空き家となって売りに出されていたものをリフォームしたものである。
あまりに性格が違う二人だが、おかげで干渉することが少なく、姉妹仲は良好。
大学時代まで舞衣と同じ部屋だった。
卒業後は、舞衣の勧めもあり、先に結婚することになる。
http://sinano470.sakura.ne.jp/ss/sumino/tomomi/top.html
遙乃の両親をこちらに呼ぶつもりであったが、群馬に残留することを希望したため、両親用に確保してあった部屋に夫婦で住む。
趣味は、料理とピアノ。
料理は母遙乃から、ピアノは祖母(悠夜母)から習った。
髪形は、上で結ぶポニテにすることが多い。
多元時空世界的には、非常に珍しい存在であり、ほとんどの世界では存在していない。
『虹口舞衣の消失』で舞衣が元居た世界は、智未が存在する極めて貴重な世界である。
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とりあえず、ざっとした紹介まで。
Posted at 2021/01/04 23:08:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | SS | 日記
2021年01月01日 イイね!

初詣代わりに

初詣代わりに今年は、コロナで実家への強制送還が取りやめとなったため、信州で一人での年越しとなりました。
さて、そんな新年の幕開け。
どうせなら、実家に居たなら絶対にできないようなことをやりたい。

と言う訳で、初詣代わりに動物園に行ってきました。
行先は、例によって県外に出れないので、かつ正月からやってるということで、この間行った茶臼山動物園です。
ちなみに、今日限定で、誕生日イベントをやっており、かつ正月イベントとしておせちのプレゼントなどがあったので、見ごたえ抜群です。

当日朝。
自宅のあたりは晴れていたのですが、動物園のある長野市に向かうにつれて雲行きが怪しくなり、ついには吹雪となりました。
一部ズリッと軽く滑ったところもあったくらいです。
他のスバル車一般に使われているACT-4と違って、VMGはVTD-AWD。スポーツ向け四駆システムなので。
とはいえ、前に乗っていたパジェロミニのように、FRに比べればはるかに安定があり、安心して乗れますけどね。

動物園到着時には、こんな光景に。

動物園の中も真っ白です。


ライオンも寒そうですねえ。

しかし、雪でヒャッハーしてる人たちも居るんですね。


以下連続写真でどうぞ。


○誕生日篇
今日誕生日を迎えたのは、アジアゾウとチンパンジー。
それぞれ生まれが全然違う所らしく、正確な誕生日が分からないとのこと。
そのため、茶臼山動物園では、誕生日を1/1に設定したとのことです。

アジアゾウの誕生日ケーキはこんな感じ。
みんなでハッピーバースデーを歌いました。
竹筒は、中にどんぐりが入っている自作おもちゃです。
いわく、音を出して遊ぶのが好きだとのこと。
まあ、速攻踏まれて、バラバラにされた後に食べちゃってましたけどね。


チンパンジーの方は、割とケーキっぽい。
ただ、クリームだと甘すぎるそうで、周りの白いのはヨーグルトだそうです。


○おせち
お正月イベントは、動物達へのおせちプレゼント。
同時進行でいくつかやっているので、全部見切れず抜粋です。
ヤマアラシはこんな感じ。


ポニー&馬
この馬は、木曽馬と言って、駒ケ岳の方出身だそうです。


ニホンザル
ここはたくさんのサルたちが居るため、ボスに独占されないよう、ご飯の麦に合わせて投げて、各々近くに落ちたものを取っていくスタイル。
去年まではお客さんに果物投げてもらってたそうなんですが、コロナでそんなわけにもいかず、こんなスタイルになったとか。


ウォンバット
なんと檻から出してのおせちです。
おせちの写真は撮りそびれたのですが、きゃわわ


他の動物達もろもろ。
おせちをもらえなかった人たちとも言いますねw









大本命レッサーパンダ。
え、上の写真?
アレは茶太郎君です。


いやはや、可愛いものですねえ。
実に癒されます。
吹雪の中行った甲斐があったというものです。

今年も一年、『けものは居ても、のけものは居ない』というジャパリパークのような優しい世界であってほしいですね。
Posted at 2021/01/01 21:20:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月01日 イイね!

あけましておめでとうございます



あけましておめでとうございます。
今年も一年、超低燃費長距離ツーリング仕様レヴォーグをよろしくお願いします。

コロナで早速遠出ができない状況ですが、マシンマキシマム思想の下、さらなる低燃費チューニングを施し、カタログ燃費達成率140~150%が普遍的に出るようにしたいですね。

あ、今年こそぼっち脱出したいものですね。

夢は色々。
一年良い年でありますように。
Posted at 2021/01/01 06:17:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月01日 イイね!

Поздравляю с Новым годом!



Поздравляю с наступающем Новым Годом! Желаю всего самого наилучшего, счастья, любви и здоровья!
Posted at 2021/01/01 06:11:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「蒼依さんで走ってたら、急に燃費が伸び始めるポイントがあった。
それまでが16〜18km/Lとかで伸び悩んでいたのが、急に平地巡航で21とか出るようになった。
コンピューターの学習かな? 燃調マップが切り替わった?
ようやくハイオク給油の影響がなくなったのかも。」
何シテル?   08/30 16:51
長寿と繁栄を。 sinano470です。 名前の通り信州人ですが、厳密には移民勢です。 現在愛車は、SUBARU LEVORG。パーソナルネームは...

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