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八百さんがショルダー部がベリベリと剥がれてきて、見たけどベルトセパレーションとか深刻な現象ではなかったものの、ダメっぽ

ということで捨てていったZⅡ★。

最初は速攻で廃タイヤ置き場に置いて行ったものの、「そうだ解体新書書こう!」と思い直し拾ってきました。

肝心の剥がれ箇所はサンプル取るの忘れましたが(爆)、でもサンプルから見るとまだケーシングに達するまでは時間がありそう。
とはいえやはりベルト端の延長線上位置辺りなので、やっぱ動きだし易い位置に応力がかかって剥がれという形で事が起きたんでしょうね。

さて、いよいよ本題です。
まずサイドを主としたケーシング構造。


フルラジアル

ポリエステルカーカス2層2-0HF

スチールベルト　2+2(1*4?) 2層(常識的にベルトは必ず2層)


サイド補強は高硬度ストリップゴムが入っている。
高硬度とはいえ、所詮ゴムはゴムですが。

カバーはナイロンフルカバー1層＋ナイロンエッジカバー

トップトレッド下には高硬度のアンダートレッド層を備える。



ちなみに製造は2016年の25週とやや唐が立っています。


そして生産はちと意外だったのですが、旧オーツタイヤの宮崎工場なんですね。コードV4


全体的には以前解体したRE-71Rの255/40R17を彷彿とさせる、まあ扁平タイヤの極々教科書通りに作られた構造といえるでしょう。

つまりZ1やZ2からケーシングそのものはおそらく大して何も変えず、ゴムの配合を変更してグリップアップを果たしているのではないかと想像します。

だとするとZ2比グリップアップしているので、それに負けないケーシングとするためには空気圧は同等かむしろ少し高めが良かったかもね。

今となっては既に旧モデルなので、使い方が分かったところで大して役には立ちませぬ。
申し訳ない。

ついでに言えば、RE-71Rのメインサイズや05D、A052のようなインチキラジアル構造ではなく、正統派のフルラジアルですので、空気圧を低めにとってグリップを稼ぐと言ったような使い方は好ましくなく、タイムアタックの時のあと一息を追及すると、やや引けを取るということだと思います。

Z3はどんなんなのかな!?

誰かください(笑)。