
忌まわしきシルバーウィークも終わり(笑)温暖な私の住むあたりでも秋の気配が日に日に色濃くなってきた今日この頃。
皆様如何お過ごしでしょうか。
今日は、みんカラ留守中の数少ない出来事をご紹介します。(何せほぼ全く遊んでなかったのでw)
とある灼熱の様な酷暑に見舞われたある夏の日、MAZDAの販売会社様主催の高速試乗会に参加して来ました。
ここ最近、私がマツダディーラーさんと繰り返しお話をさせて頂いている事はもはや秘密でも何でもありませんww
しかし私がお話をさせて頂いている車は試乗会には登場しないため、Dさんからも特にイベント告知などは頂いてませんでした。
たまたま何かの拍子に行き着いた販売会社様のHPでイベントの存在を知ったのですが、運が良い事にそれはちょうど試乗予約受付開始日の受付開始時刻5分前位だったのですw
「こんな偶然は何かのご縁に違いない!」という事で、意中の車と遜色ない位に大好きな
CX-3の試乗を、何の迷いもなく申し込み。
イベントは2会場で企画されていたのですが、
せっかくの機会ならどうしてもソウルレッドのXD touring L package(最上級グレード)に乗りたいという事で、わざわざ自宅から遠い方の会場での試乗予約を申し込みましたwww
後日私の応募を知った担当のDさんには、「○○(私の本名)さんって本当にCX-3もお好きなんですねwww」と爆笑されたっけ。
いよいよ当日、余裕を持って早めにイベント会場に到着してみると、早速こんな展示車がお出迎え♪

Roadster[ND5RC] S Leather package(6AT)
(((/////▽/////)))
やっぱりカッコ良いなあ♪♪♪
特にソウルレッドだとボディの抑揚が際立って、とってもエロイですww
インテリアも!

このまま乗って帰りたいw
会場をウロウロしていると、今回の試乗車の中の一台、Axela Sports!

(勿論良い車だと思うのですが、昨秋デビューのDemio、今春デビューのCX-3、そして年初にMCを実施したAtenza、CX-5との鮮度の差が影響してか、稼働率低めでちょっと気の毒でした)

・・・ちょっとタイミングが悪くどぴーかんだったので、あまりいい写真は撮れませんでしたが・・・orz
以前からずっと思っているけれど、ソウルレッドって鑑賞するには最高のボディカラーですが、
撮影するには間違いなく最悪のボディカラーです!!!
難しすぎます!!!
この時もシャッターを切る前から、ファインダーを覗いた瞬間から意味も無く絶望してたっけw
そうこうしているうちに私の組の開始の時間となりました。
受付を済ませ、試乗にあたっての注意事項の説明等を受けたあとは、昨今のMAZDAブランドについての説明や簡単なドライビングポジション講座のビデオ鑑賞がありました。
・・・こうした最近のMAZDAのブランド戦略は本当に素晴らしいと思います。
何故私が素晴らしいと感じるのか、それは単純にファンを大事にしてくれるから・・・だけではありません。
一度ゆっくりと語ってみたい所ですが、長くなりそうなのでまたの機会に譲る事にします。
さて、この日のお目当てCX-3の登場です☆

カッコ良い~~~(^^)
この車って何故カッコ良いと思えるんだろうってよく考えるのですが、きっとそれはホイールだとかキャラクターラインだとか、そういったディテールに依存しないデザインだからだと思います。
(勿論デザインは主観的な好みによる所も大きいので、どう感じるかは人それぞれですが)
すなわち、ロングノーズ・ショートデッキで小さなキャビン、大径ホイール、ショートオーバーハング・・・というまるで典型的FRスポーツセダンの様なこれらの要素の組み合わせにより、デザインの土台となるプロポーションの美しさを手に入れたからなのでしょう(メーカーもそれっぽい事は言ってますよね)
キャラクターラインの本数も最小限度だし、他にも奇をてらった部分は無く、全体にはシンプルなエクステリアデザインだと思います。
そんな正攻法でこれだけの美しい外観を実現出来ているのは、先述の様に根本的なプロポーションによる所が大きく、それが魂動のデザインテイストと見事にマッチしたからでしょう。
しかしこの車が美しいのはエクステリアだけではありません。
この価格帯にしてあのインテリアの美しさは白眉だと思います。

(以上3枚は
MAZDA公式HPより引用)
ホワイトのパーフォレーションレザー(パンチングみたいになっている)とブラックのラックススウェードが組み合わされたシート。
実際の掛け心地も抜群。
クッションストロークが豊富で快適だけどしっかりコシがあって乗員をサポートしてくれる様な印象を持ちました。
最近のMAZDA車らしく素晴らしく自然なドライビングポジションと併せて、どこまでも疲れ知らずで運転出来そうです。

所々に覗くワインレッドのレザーのアクセント。
シフトブーツは革と革の切れ目の中からワインレッドの革が覗く・・・というかなり斬新な処理がされているけど、これがまたカッコ良いww
L package(最上級グレード)はドアハンドルベゼルがアルミヘアライン調で、
ヘアラインフェチとしてはたまりません。

これはフィルムにアルミ蒸着をさせているそうで、手に触れた時の温度感こそ本物の金属では無いけれど、表面は紛れもない本物のアルミだそうです。

個人的にドアトリムはインテリアデザインのハイライトの一つだと思っています。
アルミヘアライン・スウェード・ワインレッドのレザーという異なるマテリアルを贅沢に組み合わせられていて、目を奪われます。
この車となるとどうしてもデザインの話が長くなってしまいますね(汗
いよいよ試乗です。

とにかく良い車でした!!
まず走り出す前の話ですが、MAZDAがあれだけ力説している通り、ドライビングポジションが実に素晴らしくドンピシャで決まります。
勿論これは一人一人体型差があるので何とも言えない部分はあるのですが、決して平均的な体型では無い私でもこれだけしっくりくるのは嬉しいです!!
「どんな車も必ず人間を中心に設計する。人間から描き始める」という彼らの言葉は伊達ではないと思います。
これは私見ですが、ドライビングポジションとシートは、エンジンやボディ剛性やタイヤやサスペンションよりも大事な、走りの基本中の基本だと考えています。
どんなスポーツだってフォームが良くないと上達しない様に、運転だってドラポジがしっかりしていないと上達しないし、変なクセも付いてしまいそうです。
にも関わらず、正しいドラポジを取りたくても取れない設計の車の方が圧倒的に多い(特にFF車)のは悲しい限りです。
話が脱線しました(汗)
「高速試乗会」なので試乗はほぼ高速道路オンリーだったのですが、エンジンのゆとりはサスガでした。
デミオよりも重い車重に対して最高出力はたかだか105馬力なのですが、とにかくガソリンエンジン2.5L級のビッグトルクがぐいぐい車体を引っ張っていきます。
この車(少なくとも2WDモデル)でパワー不足という印象を持つ方は、失礼ですが余程非常識な運転をする方か、交通の流れを読めずに場当たり的な頭の悪い運転をする方のどちらかだと思います。
ディーゼルエンジンとしては異例の14.8という低圧縮比のお陰なのか、踏めばスルスルと軽快に回転を上げるし、ディーゼル特有のノイズも殆んどありません。
また試乗車には「世界初の技術」として話題になった、ディーゼル特有のノイズを消す装備(ナチュラルサウンドスムーザー)が装着されていました。
その恩恵かどうかは判断出来ませんが、音といい回転フィールといい、意識しないとディーゼルだとは分からない位に自然でした。
ボディ・足回りも好印象。
乗り心地も良好(これはシートも大きく寄与してそう)で、18インチのネガはほぼ感じられません。
またインターチェンジのランプではわざとハイスピードで突っ込んでみたのですが、不安感は皆無で、SUVライクな背高ボディである事を忘れさせられる位、踏ん張っている様な気配すらなく自然に曲がっていきます。
この辺りは、ロードスター・アクセラ・デミオなどの他の新世代商品群と共通する上質な感触を覚えました。
つまり旋回内側が浮くのではなく、外側のタイヤがしっかりと沈み込みダイアゴナルな姿勢でリニアに曲がっていきます。
その際の反応も過度にクイックではなく、操舵の瞬間に一瞬のタメを伴う、自然な印象のものでした。
燃費も良好。
数字は忘れてしまったけれど燃費を見て笑った記憶があるので、ガソリン車じゃ中々お目に掛かれない数字だったはずです。
心残りは「手強い」と評判の、i-DMという採点機能付きの運転支援デバイスを見る余裕が無かった事でしょうか。
他社のこうしたシステムは大抵、燃費にプラスになる様にゆっくり走りさえすれば+評価が貰えるという印象です。
しかしi-DMは噂によるとそうでは無いそうで、どんなものなのか気になります。
だから真のエコドライブが出来ていればきっと評価は良いのでしょうが、いたずらにダラダラ走るだけの「エゴドライブ」では良い評価が出ないらしく、いつかゆっくり試してみたいです。
勿論これはきっと、ステアリング操作やブレーキ操作に対しての評価も同様なのでしょう。
そしてこれは余談ですが、当日同乗して頂いたDさんがRX-8のオーナーさんなのですが、この方がまた本当に車がお好きな方で、お話していてとても楽しかったです。
「マツダのDさんは本当に車が好きな人が多い」という噂がある位なので、きっとこういう素敵な営業マンさんが沢山いらっしゃるのでしょうね。
楽しいひとときはあっという間に過ぎ去り、お別れの時間となってしまいました。
限られた時間ゆえ、impressionとしても限られた内容となってしまったけれど、とにかく素晴らしい車でした。
褒め殺しの様なimpressionとなってしまいましたが、少なくともあの限られた時間、限られたシチュエーションではネガらしいネガはありませんでした。
これは自信を持って断言できます。
何年も前から、SWIFTを降りる時が来たら、次は所謂「小さな高級車」に乗ってみたいと思ってました。
高級車と言う表現は語弊があるかもしれないけれど、自分が魅力を感じる様な何らかの付加価値(Something)が付いて所有欲を満たしてくれる、そんな車の事です。
しかし現実でそういう車は、何れもボディが大きく大排気量の車ばかり。
それでは私好みのドライビングプレジャーは味わえなくなるからイヤなのです。
だからこそ「小さな高級車」を待ち続けていたのですが、ようやく私の好みにドンピシャな車に出逢えました。
MAZDAはこの車の発表時に
「次世代のスタンダードを作る」という意気込みを語りました。
なるほど、都会の風景も自然に囲まれた風景も似合うデザイン。
大柄過ぎて取り回しに苦労する事も無く、しかし大人4人だって難なく乗れるユーティリティ。
高速長距離移動も街乗りもどんなシチュエーションもこなせそうな走行性能。
いざとなれば多少のオフロードなどもイケそうな安心感。
そして私の様な「小さな高級車」を望む1~2人乗車がメインのドライバーとか、
子育てを卒業して「ちょっと良いもの」を望むダウンサイザーとか、
アウトドアが大好きで友人と頻繁に遠出する様な若年層にも訴えかける(そして手が届く)商品性。
ライフスタイルが多様化するこの世の中で、そのあらゆるニーズを取り込めそうなこの車は、確かにそう言えるだけのプロダクトに仕上がっているかもしれません。
実は発売前は、その悪く言えば中途半端なコンセプト故に個人的には空振りの不安を抱えていた車だったのですが、実際の販売は好調。
願わくば、MAZDA3(AXELA)をはじめとする他の新世代商品群と同様に、MAZDAの屋台骨を支えるモデルに成長して欲しいです。

残念ながらこの車が発表・発売される少し前に、私はある車との運命的な出逢いを経験しました。
だからきっと私はこの車を買いません。
しかしその車さえ無ければ、絶対に私はCX-3を買っていたと思います。
本当は両方買えたらベストなのですが、それだけの財力は無いので諦めますw

CX-3よ、素敵な時間をありがとう!!!
・・・帰宅して・・・
試乗会参加者全員に、黒い箱に入ったプレゼントが渡されました。
開けてみると・・・

ぬお!!
スマホ用のバッテリーチャージャー(しかも非常時に役立ちそうなLEDライト付き)!!!
そして写真じゃ分からないかもしれないけど、これがまた実に美しいソウルレッド!!!
車と材質は当然違うけど、見事にあの色が再現されています。
マツダさん、何て粋な事をしてくれるんですか!!
ホレてまうやろ~~www