エアコンガス 補充 〜エアコンオイルもね!〜
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
4年9ヶ月ノーメンテなエアコンさん。
ちょっと効きが弱くなり窓が曇りやすくなりました。
それはイカン!・・ということで、機能を復旧させるため、冷媒とオイルを補充することにしました。
前提はエアコンは正常でガス&オイルが経年で減った‥です。
なので水や空気は入ってないとします。
用意したのは圧力ゲージ付きチャージングホース。
あとオイルと冷媒です。
まずは現状把握ですが、大前提の冷媒とオイルの種類は間違わないようにしましょう。
冷媒はR-134a(HFC-134a)
オイルはPAGです。
これを間違えると大変なことになりますので、ご注意を。
2
そして現状把握をしていきます。
まずはチャージングホースに冷媒orオイルを装着。
❷の部分にねじ込んで取り付けます。
上部にニードルのハンドルがありますが、これが押し込む側にあると付けた缶に穴があいてしまうので、反時計回しで一番上まで引き上げた状態にしておきます。
きっちりつけれたら❶のクイックジョイントを低圧パイプのポートに接続。
キャップは反時計回しで取れます。
クイックジョイントのリングを引き上げた状態でポートに押し込み、リングを離します。で、少し持ち上げればカツっと固定します。
パイプの下側に手を添えてやると間違いないでしょう。
きっちり接続できたら❸の圧力計が動きます。
でもホース内に空気が入ってるので、❹の取り付けた缶を一瞬緩め「シュッツ!」と空気を抜きます。
※低圧配管からのガス圧で空気が押し出されます。
空気が抜けたらしっかりと缶を締め込んで固定しましょう。
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そして
・AC-ON
・風量全開
・温度はLO
・内規循環
・窓など全開放
・エンジン回転1500回転※Nレンジにて
・エアコンコンプレッサー作動
その状況を作り出します。
作業が終わるまでアイドリングさせたままにします。
※圧力確認時は1500rpm。
数分後にその状況のままゲージを見ると現在の圧力が判明します。
今回は工程2画像にある通り0.5kg/cm2でした。
気温は約20℃です。
※画像の温度はその後エンジン熱を拾ったので上がってます。
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で、適正ガス圧ですが気温で変動します。
なので現在の気温+2℃〜5℃で適正値を判断します。
※コンデンサーの吸気温度がエンジンの熱などの影響を受けるので。
今回は20℃〜25℃くらいなので1.43~1.73kg/cm2がターゲットとなります。
ちなみにチャージングホースについてる圧力ゲージの色分けは気温20℃以上でざっくり合うようになってますが、基本的には「その程度」なので数値で管理するほうがいいと思われ。
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で、とりあえずはオイルを補充。
エンジン回転数はアイドリングでOKです。
それ以外の条件は継続で。
補充方法は簡単。
工程2の画像にある❷の上部のハンドルを時計回しで締め込みニードルで缶に穴をあけます。
そして反時計回しに回してニードルを引き上げるとガス/オイルが流れ出します。
※このエアコンオイル缶はガス2、オイル1で構成されてます。
流れ出したら缶が冷えますので、即座にひっくりかえして倒立状態にします。
そうしないとオイルが完全に入りませんのでご注意を。
その後、缶が常温になったら補充完了です。
で、工程2画像のクイックジョイントを外して終わりです。
シュッとチャージングホース内のガスが漏れますので焦らないように。
合計30gぽっちでもそこそこ効果はあるわけですが、それでも絶対的にまだガス圧が低いので冷媒を入れちゃいます。
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外したチャージングホースに冷媒をドッキング。
あとは「工程2」を繰り返します。
空気抜きは忘れずに。
で、用意ができたらニードルを時計回しで押し込み冷媒缶に穴をあけます。
開いたら反時計回しでニードルを引き上げてガスを流し込みます。
注意点は冷媒はガスで送り込む必要があるので缶は正立状態にしておきます。
ひっくり返すのはNGです。
外気温が高ければまだいいですが、気化熱で缶の温度が下がり、気化しなくなることも。
その場合は手で温めるなりしてガスを気化しやすくしてやるとバッチリです。
全ての冷媒が送り込まれると缶は常温になります。
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で、エンジン回転数を上げて例の状況を作り出します。
コンプレッサーが動いている状況で圧力計をチェック。
補充前は0.5kg/cm2だったのが1.45kg/cm2になりました。
20~25℃の適正範囲内にあるので今回はこれで終了とします。
※200gの冷媒で0.9kg/cm2上がったということです。
で、チャージングホースを外しますが、缶が大きいだけあって外した時に出るガスも多めですが焦らないように。
結果ですが、外気温20℃でもキンキンに冷えるように。
当たり前田の(ry
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ちなみにアイドリングではこれだけ圧が上がります。
比べると+0.45kg/cm2くらいでしょうか?
もしアイドリングで合わせたのであれば1500回転時とくらべ、この程度の差が出るのでご注意を。
ということで
・外気温で適正圧力は変わる
・アイドリングと1500回転でも反映する圧が変わるが正解は1500回転。
・コンプレッサーの動作の有無でも圧が変わるからコンプレッサーは稼働させましょう。
ということで、きっちりと状況を作って作業し判断するのが良いでしょう。
それぞれ入れすぎには注意。
オイルは2年に1回程度でも十分だと思ったり。
最後にポートのキャップなどきっちり付けているかなど確認して終了。
ちなみに空気抜きをせず作業して、結果空気が混入したりするとエアコンの効きが悪くなるのでご注意を。
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