(追記は赤文字です)
7月の終わりの2週間ほど、A4受け取りまで代車でA5にのっていました。
比較対象としてもってこいなB8&B9という新旧比較をしてみようと思います。
フロントフェイス
B8前期のつぶつぶLEDからB8後期はチューブLEDへ。そしてB9もチューブLEDと見た目からは機能面で違いはわかりません。
ただ、カメラで写真をとろうとすると、PCの画面をカメラで撮ったときのように激しく点滅?している状態がありますよね。あれが、ヘッドライトでもおこるのですが、B9のほうでは、その点滅がほとんどありません。機能面では進化しているようです。
ヘッドライトがらみでは、マトリックスLEDヘッドライトも外せない話題です。が、下道の夜間ドライブではよくわかっていません。以前TTのときに、下道でハイビーム(マトリックスLEDヘッドライト適用のため)にしたら、対向車や歩行者はまぶしそうにしていたため、夜に使う気にはなれません。すかすかの高速道路でいつかためしてみたいです。
ヘッドライトのデザインでは、他にも最初は印象が良くなかった下側が段付きのデザイン。これはぎこちない印象をうけてしまうんですよね。レクサスISが先駆けて採用しています。流れるような曲線やシャープな直線の中の不純物のような感覚を受けていたのです。
ですが、納車されてみると、写真でみていたよりは気にならなくなりました。えこひいきしている面もあるのですが、構成として、A5では全体が丸みをおびたデザインですよね。
ルームミラーからみるとボディ側面も膨らんでいますし、おしりも丸い。ボンネットも卵のようにつるんとしています。それらがシングルフレームグリルに集約されているのですね。
平面的なグリルと、丸みをおびた曲線の融合という感覚です。
翻ってA4ではどうか。写真ではわかりづらいのですが、ヘッドライトの段付きになっている下はくぼみがあります。
追加写真
おもしろいくぼみですよね。明らかに抵抗になりそうですが。ちなみにボンネットも覆い被さるようになっているのですが、ベンツのSクラスでは正面のグリルとボンネットはアウディとは逆にボンネットは下になるように設計されていて、正面から来る風をうまく処理しているとのこと。
グリルも
立体的に変化しています。これはパリモーターショー(2012)で発表された「アウディ クロスレーン クーペ」からはじまったのだと思います。
昔にどこかで、呼んだ記憶だと思うので探してみると、
これでした。
抜粋
「 「シンボルを変える必要はない」。そう話すのはアウディでデザイン部長を務めるウォルフガング エッガーだ。
「アウディのグリルの存在感はとても強い。それをあえて大きく変更することはしません。ただし、より時代にあって、我われのポリシーにも合致するデザインへと、直していくことは大事です。そこで今回、ダブルグリル、シングルフレームにつづく、3世代目になるフロントグリルをクロスレーン クーペで採用しました」
エッガーによると、クロスレーン クーペのフロントグリルは「もはやアウトラインではない」となる。つまりフロントに張り付いたような平面的なかたちからの脱却。エッガーの言葉を借りると「彫刻的」な造型が特徴だ 」
そして、ニュースをおっていくと、こんなニュースが続きます。
抜粋
「2013年末、アウディのデザインディレクターだったヴォルフガング・エッガーが、イタルデザイン(10年にVWが買収)のチーフデザイナーとしてトリノに赴任。翌2014年2月1日付けで、それまでVWブランドでエクステリアデザインの責任者を務めていたマーク・リヒテがエッガーの後任となった」
リヒテ氏の登場です。
リヒテ氏は、グリルは変えないといいます。その証拠として
次期A8やA9といわれる「プロローグ」を発表します。グリルを見ると、意図的に立体感をだしているのがわかります。今後もTT(8S)やA4(B9)といったエッガー・リヒテ流のグリルが続くのでしょう。
(ちなみに、フロントのサイドグリルのタイヤ側にシルバーのパーツがついていますが、これは空力を考慮しているそうです。前からきた風を横にきれいにわけていく。ポルシェでも採用されています。)
マイA4をみると
ダクトはダミーでした(笑)RS4などになるとオイルクーラーやブレーキ冷却の風路になるのでしょうか?これはこれで、上記の空力処理?(笑)
見ていて気づいたのがこれ。
ダミーのサイドグリル?エアダムの端っこには穴が空いていてタイヤがみえます。
これも空力処理なんでしょうね。前からきた風をここから水根でタイヤハウス内の空気を押し出して負圧をつくる?想像でしか語れないのでもどかしいです。こういったノウハウはレースファンの方が詳しそうです!
A6で採用されたシングルフレームグリルはA5(b8後期)で完成形といったところでしょうか。平面的で、優しい印象があります。ここがアウディの理性的で紳士的なイメージととらえていたので、これがエッガー・リヒテ流グリルの採用で、スポーティ色が強くなりすぎるのも困ります。
まぁそれは、デザイン戦略・ブランド戦略なので相当考えてだしてくるでしょうから心配はしていません。
リア
一部でマークX風と言われているリアのテールランプ!
こちらはマークX!
おーたしかに似ています。わかりやすい違いは二つ
・マークXのライトはボディからはみだして取り付けられている
(これはボディにそって流れてきた風をはねあげさせてCD値をあげるための処置だと思われます
・内側部分がアウディでは段差をつけている
(これもやはり立体感の演出だと思います。空力的な理由ではないでしょう)
素人の考えはニュースの鏡みたいなものですが、アウディのデザインは、前後で破綻することなく「立体」というキーワードのもとにつくりあげられたのだなーと感じました。
その2へ続く
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アウディ | 日記
Posted at
2016/08/07 01:33:39