
A4の一年点検のため代車でQ7をお借りできました。約1週間乗ってみた雑感を記しておこうと思います。(試乗車のためナンバー隠しは行っていません)
まずQ7(4M)のデータを確認すると
エンジン種類 直列4気筒ガソリンターボチャージャー(CYR)
総排気量 1,984 cc
最高出力 185(252) / 5,000-6,000 kW(PS) / rpm
最大トルク 370 / 1,600-4,500 Nm(kgm) / rpm
燃費 12.6km/L
全長・全幅・全高 5070 1970 1705
①居住性
この大きさですので、室内空間は文句なしに広い!です。両手を大きく広げて乗っても助手席に座る人との干渉はありません。
また、アウディ特有のフットレストの狭さ問題も、1970という全幅故でしょう、窮屈ではなく自然に置けます。
また、車いすユーザである父と母など5人で買い物にいきましたが、三列シートを倒したトランクスペースは広大で、難なく荷物を収納できました。
この保冷バックは牛乳パック×8~10個は入ります。それがこの大きさですので、大量に買い込んだとしても問題なしです。当然車いすを載せても余裕ありありです♪アウディならアバントでも収納力は十分ですがQ7とはこれだけの差があります。
Q7 トランク容量(ℓ)VDA値 890-2,075
A4アバント トランク容量(ℓ)VDA値, 505 ‒ 1,510
A6アバント トランク容量(ℓ)VDA値 565 - 1,680 ℓ
同乗した家族からは不満が一切でませんでした。いつも後席に座る女性陣は特に上機嫌でした。が、一人で運転していると室内空間が広すぎて落ち着きませんでした。左後ろに広大な空間が広がっている感覚、エアコンが遠くのほうで噴出している音が、塊感を感じにくいのだと思います。
②走行性能
Q7の2.0verのエンジンはマイA4と同じCYRエンジンで、チューニングも変わりなく同じ馬力・トルクを絞り出します。違うところはトランスミッションがトルコンの8速ATということ。この8速ATとエアサスの組み合わせが安楽な乗り心地に繋がります。
まず飛ばす気にはなりません!全幅が1970ですので、全幅を気にせず走れるのは高速道路だけです。が、着座位置が高いことと車重、トルコンAT、エアサスなので、アクセルを踏めば踏むだけ加速はしますが、
性能を引き出している感覚ではなく、特急列車に乗せられている感覚に近いです。
そこが大きい車の魅力なのだと気づきました。Sクラスでもそうですが、飛ばしていても不安は全くなく、急ぎたければ急げるし、まったりしたければまったりできるよ、というオールマイティさを極めるとこうなるのでしょう。
A4との比較でいうと、当然エアサスなので
路面からの突き上げが全然違います。A4では腰にガンとくるショックが、Q7では足の裏までしか伝わってこない感覚です。ボディは揺れるのですが、ショックが余裕綽々で受け止めているのが素人でもわかります。ここは
同乗者に超高ポイントでした!
他に感じたことを列挙してみると
ホイールはオプションの

アルミホイール 10Yスポークデザイン 9Jx20を履いていました。まさかの285/45 R20です!こんなに太いタイヤを履いた車はあのM4(305/30ZR19 )以来です!(度々すみません)
気になったのはターボの音がかなり聞こえてくること。通常走行範囲の1500rpm程度から加速する際にシュー・シューと音が鳴ります。A4では鳴らないんですが整備不足でしょうか。
100km/h巡航時の回転数(コンフォートモード8速)は1600rpmです。
A4は1500rpmです。
コーナリングは車高が高い分だけロールしますが、アウディ特有?の
アクセルを踏めば踏むだけロールが消えていきます。クアトロの恩恵かと思ったりもしますが、FFのA4でも同様でしたのでよくわかりません。
片道40㎞程度の高速道路を走ってみましたが、Q7はACCを活用すると最高でした♪のんびり走る車なので、一人のときでもACCで体力を回復しながら移動できます。家族がいるときは猶更です。車線変更はせずに、まったり流して家路につくのにこれほど便利な車はないなと感じました。
エアサス故か、ラフなブレーキをするとグワンと前後に揺れます。フワッと揺れるといってもいいかもしれません。
左後方はほとんど見えません。注意が必要です。
③燃費
ディーラーで受け取ったときに、燃料タンクが満タンではなかったので計測は難しいのですが、先ほど書いた片道40km通勤のオンボード燃費から換算すると
A4 16km/lは平均的に出る。
Q7 12km/h程度。
ですので、Q7はA4の75%ほどの燃費と考えられます。A4の実燃費(満タン法)が13.08ですので
Q7の実燃費は9.81km/L位でしょうか。
燃費計を見ていると、けっこうな勢いで減っている感覚はあります(笑)Q7のような大きい車は町乗り燃費が極端に悪化することを考えると、もう少し下方修正するべきかもしれませんね。
④デザイン

サイドのもっちり感はSUVならでは。実際に見ると大きさに圧倒されます。

アウディのグリルは迫力満点です。また車幅が大きいため、いつも白線ギリギリです・・・。
インテリアはお馴染みです。ただ樹脂部分のデザインが微妙に違っているような・・・。

ドリンクホルダーが小さく見えますが、実際は通常の大きさです。それだけセンターコンソール部が広い。
インテリアライトは赤基調のライトでした!懐かしくてとても嬉しいポイントです!(アウディは赤基調のライトを残してほしい)
MIZMさんのフォトギャラリーをクリップさせて頂いているのですが、この雰囲気が素敵です。これからLED、有機ELの時代ですが、どう再定義していくか注目です。
総じてQ7は良い車です。ただQ7は家族がいる場合は選択肢になりえますが、このサイズはさすがに持て余すので家族がいる場合でも長距離ドライブ向けになってしまいそうです。車庫が広くても、日本の道路・駐車場事情からするとストレスフリーとはいきません。
田舎に帰省する時に家族で・・・という状況では最良ではありますが、町中を含めると最良とはいいがたく、ここはQ5がベストバイかもしれません。という具合に、デメリットは車の基本性能ではないサイズに由来するところが多く、環境が許すのであれば一家に一台あれば頼もしい一台であるといえます。
まだ手元にありますので、有難く使わせていただこうと思います^〇^
【追記】
コメント欄でご指摘頂いた通り、Q7はインテリアライトの色味を変更できました♪
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Posted at
2017/08/07 22:36:11