
昨日は、暇な日曜日だったのでポルシェセンターへ遊びにいってきました。
兵庫県には3つポルシェセンターがあるのですが、今回は最西部のポルシェセンターにしました。結果的には大成功で、とても居心地のいいディーラーでした♪
まずお店に到着した矢先に、とんでもない車がいました。
ポルシェ911GT3RS(991型)が敷地内に!オレンジ色のなにわナンバーが、とてつもないオーラを感じました。オーナーのTシャツ短パンというラフさも良いですね。
GT3RSの近くを通りながら駐車すると、小走りで女性店員が出迎えてくれます。あとでわかったことですが、当日は営業マンがイベントで駆り出され店舗には二名しか営業がいなかったそうです。そのため、営業が対応できないと察して受付の女性が対応しにでてきてくれたというわけです。
こういった姿勢は、店内にいる間中も徹底されており、非常に好感がもてました。一緒に行った姉も快適すぎると太鼓判でした。一人一人が考えて動いている店舗と見受けれます。ポルシェを買うなら、この店舗と決定です。(後でわかりましたが、買えません笑)
店内には911(991.2)
718ボクスターS
それからマカンにカイエン。二階にはクラシックポルシェが。
白のほう(だったはず)は、オーナーが免許返納のため店舗に寄付してくれたものとのこと。売るのは忍びないためディーラーへ、ということだそうで、ポルシェディーラーのなかで最古参のディーラーというだけあり、歴史を感じます。
金額のこともあり、ポルシェを買うならボクスター・ケイマンのどちらかしかないので、当日はボクスターメインで話を進めていきました。

展示してあるブラックボクスターを一見した感想は
「・・・派手だ・・・」でした。これに乗っている自分が想像できません(笑)
ただ、ボクスターのようなスポーツカーは色で大分印象が変わるようです。
試乗車がこちら。

素のボクスターです。
ブルーになると、大人しくエレガントに変身です。これは女性が乗っていそうな雰囲気です。イケイケ感が無くなりました。
このボクスターで
初オープンカーを体験してきました^〇^
まず、アウディ車であればA4を軸にして印象を整理することができるのですが、ミッドシップ・オープンカー・ツーシーターということでA4のようなセダンの評価軸でボクスターを捉えるのは的外れと試乗後に感じたことを先に記しておきます。
①店内~店外へ
営業がエンジンをかけると、水平対向4気筒ターボがうなります。この音が、相当けたたましい!これは近所迷惑レベルかなと・・・。スポーツエキゾーストは付いていないとのことですが、それでもこんなに大きな音とは思ってませんでした。
お向かいさんが昔乗っていたWRXも相当でしたが、ボクスターはそれより確実に一発目が大きい音です。
車内に乗り込みセッティングします。
左足のフットレストはアウディのような張り出しがなく素直におけます。
着座位置がぴたっと決まる、というのはポルシェ評でよく聞きますが全くその通りでした。
アクセルペダルはオルガン式です。ベンツのように多少踏んでも反応しないセッティングではなく、一体感を得られるセッティングです。日本車的なセッティングでもないですね。300馬力あるので、無理やりトルクを得られるようなセッティングをする必要はありませんよね。
②街乗り~人口島へ
日曜日の街乗りはごみごみしていて、リアルな都会の運転を経験できました。
まず思ったのは、遮音性が悪いのかと思ってしまうほどのエンジン音です。あえてエンジン音を聞かせる設計にしているとは営業談。スポーツカーを知らないもので、無意識のうちに
「遮音性・快適性・豪華な内装・乗降性」を基準にしているなと思い始めました。これではボクスターの真価を理解できない、良くないと思いながらトロトロ運転していると、こういうところでは楽しくないですよねと営業が心情を察知したのかフォローしてくれました。
ただ、思ったのは交差点を曲がるだけでも、ロールがなく自然な?ハンドリングが出来るのは美点だなということ。ロールがあったり、内輪差が思った以上についてしまったりということがなく、
まっすぐ走るようなイージーさでコーナーを走ることができます。
その後、人口島へ行き、それなりの直線の登り坂でアクセルを踏み込めました。ここも前が開いていなかったので、高速の感触はよくわからず。
その後、暑い日でしたがオープン状態にしました。ここで初オープンカーを経験したことになります。この段階まで、なかなか遮音性が~とか感じつつ車内の魅力を分かりかねていたのですが、オープン状態にするとエンジン音が気にならなくなり、とてもリラックスして走ることができました。
(よくDORYさんが青春純愛系爽やか系とボクスターを評していらっしゃいますが、街乗りでエンジン音(曰くズンドコ節)を聞きながらだと疲労がたまるんじゃないかと感じながら運転していました。それがオープンにすることで緩和され、なるほどこういうことなのかなと分かった気になりました。)
あぁボクスターはこうやって外の音とエンジン音を同時に聞きながら流すのが最高なのかなと。初オープンは暑かったけれど、私の地域のような田舎では気持ちいいドライブがすぐ出来そうだと、良いイメージを持てました。
あと、意外に斜め上方向、サンバイザー部分は出っ張っていて見づらいんですね。
③ディーラー着。見積もりへ
同じ道を帰りつつ、営業と、アウディとの違いを教えてもらいました。この営業はアウディから転職したようで、アウディの良しあしが良く分かっているようでした。決してポルシェ礼賛ではないところが好印象でした。
ディーラー内で見積もりを作ろうかという段になり、どういう方向で車を仕上げるかを話し合います。まずボクスターSは厳しいので素ボクスターで。
・最低限のオプションのみ
・快適装備(レザーシートやLED、コーナーリングライトなど)のオプション
・PASMやPTV、スポーツクロノ等のスポーツ系オプション
・全部乗せ
という4パターンを提案し、どれがいいか尋ねたところ、オプションを付けるとキリがない上にリセールに影響があまりないので簡素化してもいいんじゃないかとのこと。
たしかに全部乗せするなら上位グレードにすればいいですし、そもそも予算オーバーの世界です。そういうところを、うまく経済状況や雰囲気を感じつつ、メリットデメリットを失礼のないように話しているところが好印象です。
ということでオプションは
キャララホワイト・PDK・バックアシスト・電動格納ミラーのみで見積もっていただきました。
ボクスターのようなスポーツカーは、走行性能といった車両本体の良さを感じることを主目的にすれば良いのだから、これでも良いんじゃないかと思います。大体は豪華パターンか、同じような簡素パターンに二極化するようですね。
このパターンでもオプション全部乗せのA4よりも若干高いので、ポルシェを買うとするならば、どういう評価軸で車を考えるかに尽きます。快適性やユーティリティ性を重視するならポルシェはないでしょう。A4が安楽すぎたのか、なかなかボクスターのような割り切った車を買うことに頭がついていかない、というのが正直な感想です。
買う理由としては「独身でないとなかなか買えないから、今のうちにオープンポルシェで5年ほど楽しむ」というところですね。なんだか消極的な解釈になってしまいました。ただ、今回は初のボクスター試乗だったので、あまり深く考えずに、頭の片隅にポルシェという選択肢を残しておこうということで、心を決着させておこうと思います。
ちなみに、ボクスターの試乗車待ち時間に真っ赤なポルシェ911を試乗できました♪
奥には、これまた珍しい911GT3(991)が。
エンジン音がすごかったので、GT3のものかと思ったら試乗車のカレラの音でした(笑)これは、出発直前にボクスターが返ってきたので5分ほどぐるっと回っただけで終了でした。ただ、真っ赤なポルシェ911を運転できたこと自体が記念でした!
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ポルシェ | 日記
Posted at
2017/08/21 21:16:48