GW最終日、お地蔵さんセブンさんとアウディ西宮で遊んできました^○^お目当てはアウディA6!
最新アウディで最も格好良いと思えるデザインです。個人的ハイライトは
フェンダーのダブルラインです

フェンダーにプレスラインを2本も走らせるなんて考えましたね!コストはかかると思いますが、そういうところにこだわってこそのアウディだと思います。
この2本のラインが、骨っぽいヘッドライト形状をうまく緩和して表情を作っているのではないかと思います。
ただ、今回のA6は抑揚がきいた、筋肉質なデザインですが、一部それがうるさく感じられるかもしれない部分もあります。

バンパー形状が、ぐねっと曲がったと思ったら今度は違う方向にぐねっと曲がる。複層的なデザインでじっくり見ていると
ガチャガチャとうるさい感も無きにしも非ず!おそらく、リアも含めて、このラインの複雑さを直感的にどう思うかで評価は分かれそうです。

パネルの合わせ目はどうでしょう。ここもモール接合部が美しいですね~。

ドアパネルの接合部は、
アウディにしては隙間が大きいです!これはどうしたことかとびっくりしました。というのも、アウディが売りにしているのは精密さですから、こういう部分はびちっと閉じておいてくれないと気持ちが悪いんです「駆け抜ける喜びがないBMW」、「安心感のないベンツ」といった感じになります。ただ、よく見ると

ラージセダンがよく採用する
ゴムモールが入っていました。そのために隙間が分厚くなっているのでした。まぁそれなら・・・と思いましたが、ちょっと気になりましたね。
さて、そんなこんなで眺めているとA6の試乗車が準備できたということで乗せて頂きました!試乗車はこちら!
スペック
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4950×1885×1440mm
ホイールベース:2925mm
エンジン:3リッターV6 DOHC 24バルブ ターボ
トランスミッション:7段AT
最高出力:340ps(250kW)/5200-6400rpm
最大トルク:500Nm(51.0kgm)/1370-4500rpm
タイヤ:(前)245/45R19/(後)245/45R19 ピレリ
おそらく今後もA6の上位モデルとして君臨する55TFSIです。試乗車はSライン仕様でした。

この大型タッチパネルタイプのMMIに初めて触ります♪色合いはきれいで良いじゃないですか~^○^個人的に、色合いって大事だと思っています。先日、自分のA4に取り付けたDSPのDirectorディスプレイの色や、(超おこがましい&実物は見ていないのですが)マクラーレン セナのディスプレイ。

オレンジ色が入っていますが、ちょっとゲーセンぽくないでしょうか。ゲームというよりゲーセンというか・・・。フォントの問題もあるのでしょうが・・・。メーカー毎に統一感、質感を追求していくことになるのでしょうが、アウディのディスプレイはデザインと同様に精密感があって良いと思います。
さて、この試乗車はSラインですのでアルミパネルです。

これもアウディらしくて良いです!特にここ!

パーキングスイッチの指を入れる部分。その部分が鏡面シンクのような輝き!めちゃくちゃ庶民的な例えですが(笑)ただ、シンクというよりもっと薄いので何か他にありそうなんですが出てこない・・・。シンクより明るい発色をしているんですよね。
では、私の運転から出発します。
①ディーラー出発。市街地へ
アイドリングストップ状態で写真を撮っていたので、アクセルを踏み込みエンジンを復活させます。ここで、アクセルを踏み込むんですが、アイドリングストップから復活するときってアクセルを1分ほど踏むと
「ちょっとした引っかかり」を感じつつエンジンが再始動すると思うんです。
アクセルを踏む→ / この角度でエンジン再始動 → さらに踏む
という段取りです。このA6の場合、この
引っかかりが皆無だったんです。踏み込むと同時にエンジンが振動なしで復活して車体が動き始めたんです。このウルトラスムーズさに少しテンパりました。これがマイルドハイブリッドの威力かと驚きました。
その後、段差を乗り越えつつ車道にでます。21インチを履いていたのですが、ラージセダンならではの鷹揚さでまったりと乗り超えます。鷹揚さと言ってしまいましたが、これも不完全な表現ですね・・・。マイルドハイブリッドのスムーズさ、サスペンションの衝撃吸収による車内への情報遮断が相まって、
鷹揚かつ軽快に段差を乗り越えてくれます。
近年のアウディは欧州車らしい路面インフォメーションをかなり排除しているように思います。2000年式B5型A4を乗っていたのですが、その頃にあったような路面をがっちり掴んで、
油圧式ステアリングにくる情報を楽しみながら重い車体を動かすという感覚がほとんどありません。この軽い感覚を良しとするかどうか、ですね。BMWは現行1シリーズでもこうした感覚を残していました。
②市街地を走る
そんなことを考えつつ市街地を走りながらいくつかチェックしていくと、
ステアリングの中立の出し方が少し弱いですね。マイA4より中立の出し方が弱いと感じます。レクサス等と比べると十分強く出しているとは思いますが、アウディにしては結構軽いです。
右左折の後に中立に戻る感覚が弱いのでちょっと気になったのですが、これも少し弱い程度ですので、その後は違和感なくドライブできました。
右左折で曲がりながらアクセルを踏みますが、ここでもハイブリッドが効きます。ものすごくトルクがあります。よくモーターのトルクは最初からMAX出力だと言いますが、それがよく分かります。普段、プリウス(未経験)を含めハイブリッド車・電気自動車に乗っていないせいかもしれませんが、
ためのない加速はびっくりしますね。AMG-GTやアウディS8、M4といったハイパワー車も乗せて頂きましたが、そうしたエンジン車のトルクとは根本的に違うパワーを体感できます。
③タッチパネルはどうか。
運転しながらタッチパネルを操作できるか、ここが確認したかったのですが、今回は市街地でノロノロ運転ばかりだったので普通に操作できちゃいました(笑)タッチパネル否定派としては遺憾?です
④ドライバー交代。お地蔵さんセブンさんへ

路肩に止めて交代します。この佇まい、威厳があって良いとおもいます。

横で色々とパネル操作をしてみます。これはアンビエントライトの操作ですね。アウディもアンビエントライトが数十色選べるようになりました。そして、営業マン曰く、
アウディのアンビエントライトはひと味違う、と。
実際の動画はこちら。
何が違うかというと、ライトの使い方がいやらしくない!といったところですね。煌びやかさではなくクール。

細いラインで光らせるので、そうした効果があるのだとか。派手さ・煌びやかさはないけれど、綺麗にまとめてくる。そんないつものアウディの手法ですね。クワトロエンブレムも光ってます(笑)
⑤ディーラ着。雑感。
助手席で揺られつつ感じていたことは、包まれ感が大きいということ。ドアが分厚く、椅子の座面が相対的に低いためすっぽりとはまっている感があります。181cmの私でそうなら、背の低い女性なら相当大きく感じるでしょう。
トランスミッションはDCTではなくATですが、シフトショックを感じることもなくいたって軽快です。
そこで、最初に感じていた鷹揚且つ軽快であることや、ステアリング中立がA4より軽い、ハイブリッドのトルクによる出足の速さ・・・。A6は大きな車体を軽快に乗りこなす。ただし路面の情報量は日本車ほど希薄というわけではない、という感想になりました。
2t近いボディなのに重たいという感覚はまずありません。ドアもぽんっと開きますし、加速も軽快。段差を超えるときもドシンドシンという感もなく、ややもすれば頼りない感じです。が、頼りないわけがなく完璧に進むので違和感が残るわけです。有り体にいえばアウディのいつもの味付け、ということですが、それが進化したバージョンといえるかもしれません。
営業とも話したのですが、
ベンツC・Eクラスのリアのどっしり感には全く及びません。そして、アウディのどのモデルもそこを狙っていないのだと確信しました。お地蔵さんセブンさんのS4、試乗したS5やR8、oniqさんのS8など、アウディはリアに印象が残る車ではありませんでした。
何を狙っているのかは分かりませんが、何か明確な狙いがあって、この路面情報の少なさ、軽快さを作っているのだということだけは分かります。
ということで、アウディA6 55TFSIは従来的な車の味は薄いけれども、機械的精巧さを上積みしていった上質さを感じ取れる、アウディらしい1台だと言えます。ほとんど違和感なくドライブできたことからA4の相似形であることも分かりました。今のアウディが好きならば、このA6も間違いなく好きになると思います。
アウディ西宮、お地蔵さんセブンさん、貴重な機会をありがとうございました!GWも終わりなので、明日から頑張って仕事をしていきたいと思います^○^