出張の前乗り日に、アウディオンデマンドを利用してR8スパイダーを借りました。
東京プリンスホテルのエントランスで貸し出されるのが通常ですが、指定すればどこでも引き渡し可能です。今回はoniq55さん、BaronMさんと共にホテル前で受け取りました!14時から借りたのですが、昼食を食べている時まではどしゃ降りだったのですが、なんと14時からは晴れ間も見える天気に!オープンに出来そうだとワクワク^○^
スペックをおさらいすると
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4425×1940×1240mm
ホイールベース:2650mm
車重:1770kg
駆動方式:4WD
エンジン:5.2リッターV10 DOHC 40バルブ
トランスミッション:7段AT
最高出力:540ps(397kW)/7800rpm
最大トルク:540Nm(55.1kgm)/6500rpm
540馬力って(笑)久々のNAエンジンな気がします。考えてみるとアウディでNAエンジンは現在はR8だけですね。価格は現行モデルで
¥31,460,000万円!
乗ってみて分かりましたが、こういう車は仮に3000万円で払えるとしても、それだけで買うものではないことが分かりました。
①プリンスホテルから大黒へ

ステアリングのパンチングレザーや操作系はA4のような最量販モデルとも共通しており、なんの違和感もなく運転できました。バーチャルコックピットの収まる部分のカーボン筐体や、センター部の特別仕様はランボルギーニ感もありGoodです。

本物の高そうなカーボン!それにレッドレザーですが、
アウディらしからぬレッドです!発色の良いレッドは余り印象にありません。8SのTTSのレッドレザーとは、また違うかなと。(TTSをきっちり見たことがないので予想ですが)。言うなればマセラティで見るようなレッドです。

乗り込む私とoniqさん。大の男2人がはっちゃけられるもの、それが車!ちなみにアウディオンデマンドのスタッフによると、スーツで借りに着たのは私が初めてとのこと(笑)

幅は広いので多少気を遣いますがなんとか大黒パーキングへ到着!

アウディの誇るオープンモデル2台!A5カブリオレとR8スパイダー^○^

R8の低さを考えると日常使いはちょっと・・・。なんとか事故無しで終わりました(笑)
②首都高周回~海ほたるPA~返却

ここからはオープンで♪誰が8500回転まで回しきれるか!?

ここからはBaronMさんがR8を。oniqさんがA5カブリオレを運転。首都高マスターは流石です。

運転中のBaronMさんを。さすがに少し寒くなってきたのでヒートシーターをオンに。オープン+シートヒーター+エアコンを初体験しました。気持ち良いのですが、冬は
膝が冷えるので膝掛けが要りそうです。でも、R8スパイダーで屋根を開けてるのに膝掛けはちょっと勇気がいりますw

R8からA5を撮影。ゴールドカードの3人ですので車間距離もばっちり。

はじめての海ほたるPAに到着~。前から気になっていたPAなので記念ということで来てみました。ご存じの通り、即位礼のこの日は台風の影響も有り強風且つ曇天(笑)オープンドライブが出来れば大体どこでも楽しいのでまったく問題なしですが!

マタドールレッドの艶やかさはいつ見てもウットリ。グレイシアホワイトのA4の次は濃色にします!マタドールレッドはお上品すぎて私には乗りこなせそうにありませんが、ご縁があれば乗ってみたい(笑)

お隣に止まったご婦人がアウディ好きということで、色々写真を撮り合いをしてもらいました。3人の集合写真はなかなか撮れないので嬉しいハプニングでした。

A5カブリオレをドライブしてはしゃいでいる私。

スタッフへ返却。
③R8スパイダーの感想を
まず操作性は他のアウディと共通しており、全く不便を感じません。バーチャルコックピットも同じで、メーターグラフィックが少し違っている程度でした。あ、ETCの料金をアナウンスしてくれないという違いもあります。
足回りはさすがに硬いと思います。下道を走っているとゴッツンゴッツン来ます。もう少し正確に言うと、エンジンの振動がシートを伝って腰に伝わってきます。自分の真後ろにV10が詰まっているので当然ですが、この
エンジンの微振動が下道を走っていると意識してしまいます。
AMG-GTはフロントミッドシップなので運転席より前に積んでいる違いはありますが振動は皆無でした。普段使いするとなるとAMG-GTの方が圧倒的に使いやすいと思います。
718ボクスターの水平対向エンジンもそれなりの振動をしていたと思いますので、普段使い、長距離はAMG-GTに軍配が上がるでしょう。911(991カレラ)も10分だけ乗せてもらった時、それなりの振動がしていましたがグランドツアラーとしてどうなのか興味が出てきました。さて、R8はそうしたエンジン振動が常時感じられ、段差に落ちるとドッシンガッツンと衝撃を与えてきます。
そして、首都高に入り速度が乗ってくる+路面が安定するとR8はそうしたネガティブ要素を消していきます。というより、
R8でオープン状態にするとエンジン音+速度+風切り音で何も感じ取れなくなります(笑)
これがオープンの醍醐味ですね~!ダイナミックモードにして3速へ落とすとバラッバラッとマフラーががなり立てます。乗っている本人だけ楽しい、最高のおもちゃと化したR8スパイダー!
エンジンは4000回転くらいで、A4の8000回転以上の迫力です。それが6000回転以上となると、もう表現するには経験不足過ぎて無理です。レッドゾーン近くまで回すと
緑→黄→赤ゾーンという演出があります。7000回転以上で黄色が出たと思うのですが余裕がなくて記憶が曖昧・・・w
車線変更などで変な揺り戻しなどは皆無。また、振動が腰にくるという問題は常にありますが、A4で感じるようなリアのばたつきやステアリングを段差にとられる、唐突にパワーが出るetc・・・といった不満点は何もありません。ロールが多きかかったり、アンダーステアやオーバーステアが多少あるのが普通ですが、
ミッドシップスーパーカーにはそうしたデメリットが全くありませんでした。NAエンジンでしたし、唐突なパワーアップ感がなかったのはキャラクターに合っているかと思いました。
他に気になった点といえば、助手席の足下が狭いため足を伸ばしきることができません。リクライニングも少ないため助手席は大変だとoniqさんと話していました。
やはりR8はセカンドカー、サードカーとして買うものだと痛感しました。考えてみれば当たり前ですが、3000万円があったとしても、そのほかにそれに見合ったメインカー+車庫+勇気などが必要であるのでもっともっとお金が必要だと分かります。普段スーパーカーを所有する妄想などしないものですから、数時間ドライブしていると所有した妄想をしてみると、以上のように現実的にハードルが高いとハッキリと認識できました。う~ん、これならライトなスポーツカーである718ボクスターが現時点で狙える車ですね。それにしても、このV10エンジンは素晴らしいのでアウディの他車種でも使ってほしい!ランボルギーニやポルシェとのブランディングの兼ね合いで出来ないでしょうが・・・。
性格上、あまり他の事を頭から追い出すことのできない神経質な自分が、R8スパイダーで爆走していると目前に迫った仕事のことを忘れられたことはその刺激性を物語っています。やはりオープンカーは良いですね~。ジェットコースターだね、なんて話もしましたが、
オープンカーはただそれだけでアトラクションになり得ます♪
718ボクスター試乗のときは「信号待ちであっても、カフェテリアのテラス席にいるかのような気分で待っていられます。」なんて書きましたが、
オープンカーにはカフェ+アトラクションの味わいがあるということですね。
素晴らしい一日でした。ご一緒したoniqさん、Baronさん、アウディオンデマンドのスタッフさん、そして夕食で偶然お会い出来たBaronさんのご家族の皆さん、ありがとうございました^○^
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試乗 | 日記
Posted at
2019/10/27 00:32:10