帰省からの帰り道は、BEV(電気自動車)の冬の厳しさを初めて体験することに。
(主に充電関連の記録です)
夏は、エアコンを使っても実家まで約400km弱を経路充電なしでも走れそうな勢いでしたが、今回往路で約300kmでギリギリなことを確認(恵那峡SAで30分充電で余裕で実家まで到着)。
復路は実家に200Vコンセントが無いので100%からはスタートできません。
まずは朝、実家近くのスーパー「バロー」に充電に。90kWh機です。しかし駐車した直後にアウトランダーPHEVが来て充電分け合うことに(私はe-Mobility powerカードなくビジターなので、クレジットカード等手続きしてる間に向こうが先にスタート)
昨夏以降、90kWh機の充電料金値上げしている中、スタート直後40kWhくらいしか出てない感じだったので「もったいない」と思い、15分でやめてしまいました。ただ、この画面見ると50kWhくらい出てますね
このあと帰り道のイオンの急速充電器に寄るもひと足違いでリーフが充電始めるところだったので断念。55%あったので、恵那まで100km走るにはじゅうぶん。そのまま出発することに。
15時半に家を出て、17時に恵那峡SA着。
約80km走るのに25%減り、29%
ここも90kWh機。次は岡谷〜佐久に点在する充電器まで走れればよい≒180kmくらいという読みで、航続可能距離も100kmサバを読めば大丈夫だろうと15分、61%まで充電できたところで終了
※e-Mobility powerの50kWhより速いものは1分あたりが高く、次に充電予定の「エコQ電」認証充電器が非常に割安なことからこの判断 ・・・これが失敗ポイント
しかーし、ここから中央道を上るにつれみるみるうちに充電が減っていく。岡谷ICを降りた時点で充電量12%。ここからは道中一番標高高い和田峠越え。上り坂で電費2km/kWhだと越えられるか?(%だと暗算できない・・・)まぁ電欠しそうだったら諏訪に降りてこればいいやと進行。
結果、ピークの新和田トンネルを充電量3%で通過。和田宿ステーションまで下ると8%まで復活。このあとは東に行くほど充電料金が安くなる(!)ため、勘と度胸で(※暗算できない)立科の道の駅まで行くことに。
計画ではすぐ隣のスーパー「ツルヤ」で夕飯を買い出すつもりだったのが、閉店時間を過ぎてしまったので、コンビニで買い出してから道の駅へ(道の駅はトイレだけで、お店は閉まってる)
充電量4%で到着。ここ、50kWh機で30分990円
ん? 電圧がわからないけど電流74Aって低すぎないか? 夏は120Aくらい流れていた気が・・・
不安は的中し、30分充電しても20%ちょっと(=15kWhくらい?)しか増えず。家まで100kmあるので届かない
仕方ないので2つ隣の道の駅まで移動。こちらはさらに安くて30分で550円(50kWh機)
しかし、使おうとしたら充電器の画面がフリーズしている(前の人が使ったまま?)。ここがR254に並ぶ急速充電器群の最後(東端)なので、使えないと1つ戻ることに・・・。充電器にあったフリーダイヤルに電話すると「再起動させてみてください」ということでやり方を教えていただき、やってみると立ち上がった!
やっぱり50kWh機だとこのくらい流れるよね
と思ったら16分ほど経ったところで異音がし
車が壊けたかと思った、驚いて見ると先ほど見たのと同じ画面が(=フリーズ)。前の利用者も同じことになっていたわけか・・・
再び電話すると「もう一度再起動」ということで繰り返す・・・
しかし2回目は先ほどの半分の電流しか流れず
(蓄電式の充電器だからか? 寒さのためか?? 急速充電の回数制限ではないと思うが???)。15分間は同じ金額なので、15分だけ充電して終了
家に帰る+αくらいの充電ができましたが、夏だと30分〜1時間弱でできる充電量に2時間近くかかったカタチ
ということで、出発時は24時くらいの到着を予想していたのが1時間余分にかかっての到着となりました
ここで「だからBEVはダメ」というつもりはありません。一度このような体験をしたら次は運用上の対策を打てるので。
ひとまず「冬は多少高くても早め早めに充電しておくこと」が教訓に。
恵那峡→立科は、走行距離158kmに対し、充電量が61%→4%(▲57%)、航続可能距離の表示が274km→20km(▲254km)。「高速道路」「上り基調」「冬」「4人乗車で窓が曇るためデフロスタ(エアコン)使用」の四重苦とはいえ航続可能距離が表示の4割落ちは想定を超えていました。
・・・
同車種利用者の記録をビッグデータとして活用すれば、せめてナビ利用のときだけでも実態に近い航続可能距離が提示できるのでは?と思うのですがいかがでしょう???
あと、この複雑怪奇な充電事情
(料金体系や、同じ時間で充電できる量が全然違う)のままでは、日本にBEVの時代が来るとはまったく思えません。
Posted at 2024/01/27 23:07:38 | |
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