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2019年08月11日

MINI原人のRINDO TREK BEYOND: あの熊嵐の六線沢林道へ

MINI原人のRINDO TREK BEYOND: あの熊嵐の六線沢林道へ  林道、それは最後のフロンティア。そこには原人の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは原人最初の試みとして、調査旅行に飛び出した中古車 ジムニさん号の驚異に満ちた物語である。
本日原人は「アタッテクダケロ」精神でゲート鍵を借りた苫前町六線沢林道と苫前ダム奥の三毛別林道およびその支線林道へクマさんを探しに行ってきた。そのうちまず六線沢林道について報告します。




六線沢林道とは、かの「熊嵐」ヒグマ事件のあった地点よりさらに奥地へ入る林道で小平町の鷲の巣沢林道の反対側にある林道である。かつてアイヌの人々は小平側から六線沢に抜ける地帯をヒグマ狩りに利用していたという。それほどヒグマは多数いたが、ヒグマ事件後多数のクマさんが狩られたため現在では絶滅危惧状態にあるのではと原人は考えている。今回の探索の目的は六線沢林道の現状を調べるとともにクマさんの生息確認(実物・糞や足跡・マーキングなどの痕跡)を目的としている。

7:33  ここがヒグマ事件復元地です。こんなに大きいクマさんなんているはずがないと思うけれど、この事件を起こしたクマさんは体重340kg, 体長2.7m立ち上がった高さは3.5mもあったそうですからあながちウソともいえません。この直ぐ奥に道道1049号苫前小平線の苫前側の終点のゲートがあります。
 
7:35  これがそのゲートです。終点なんだからゲートを設ける意味はないと思うのですが、「これから先は危険だから一般人は車で入るな」とのことなのでしょう。 7:36  今回は留萌振興局留萌建設管理部羽幌出張所に交渉し鍵を借りることができましたので、ほれこの通りゲートは見事開くのであります。


7:44  六線沢林道はこんな感じの深い森の中を進む林道です。地面はウェット状態でクマさんの足跡を確認するには良好なコンディションです。クマさんが逃げてしまわないように、エンジン音をなるべく立てずにゆっくり進みます。林道周辺の木々も目視し、爪痕などがないかどうか確認します。

7:47  国有林の六線沢林道ゲートがあります。もちろんこの林道に入る許可は8月1日に留萌南部森林管理署からいただいております。ダイヤル錠を開けてはいります。

7:49  国有林ゲートのすぐ後に分岐部があります。右へ行く道は六線沢林道の本線、左へ行く道はウェンナイ川沿いの奥三渓林道です。まず、六線沢林道を奥に進みます。

7:55  右への分岐が黄色テープでふさがれています。六線沢2号林道です。草ボウボウでよく確認できませんが、どうやら川を渡る橋が崩壊しているようです。そのまま六線沢林道を進みます。

このすぐ後、なにやら前方に小さな黒っぽい動物がいます。車に搭載したGoPro HERO7にてビデオを撮影しました。タヌキさんです。タヌキさんはYouTubeにアップしても誰もみてくれないでしょうから、動画ではなくスチル写真をお示しします(笑)。これ以外の動物はシカさん2頭と会いましたが、動きがすばやくビデオもとれませんでした。もちろんクマさんは全然いませんでした。

7:57  黄色テープ通行止めです。道路が陥没しているようです。
 7:57
六線沢川の小さな支流を伏流管で道路下を通していたのが伏流管が閉塞して回りに雨水があふれ道路が崩壊したようです。林道ではよくあることです。これ以上いけないので、戻って奥三渓林道に進むことにします。


8:03  奥三渓林道に来ました。道幅は狭く路面は荒れていますがなんとか進むことができます。こちらの林道でもクマさんの痕跡を探して進みますが、ついに見つけることができませんでした。

8:08  道路に大穴が開いています。
 8:08
やはり伏流管のトラブルです。迂回すればなんとか通れるので先に進みます。


8:15  ここで草ボウボウのため進行困難となります。戻ることにしましょう。

8:20  この川ウェンナイとはアイヌ語で「悪い川」という意味です。どうして悪いのかは不明です。

8:34  ついにクマさんや、その痕跡を見つけることができませんでした。すなわち、六線沢・奥三渓林道ではクマさんの生息を確認できませんでした。再びゲートの錠を開け、通過し、施錠します。それにしてもこのALPHA社 No.2780-65Pという南京錠は1万円近くもする受注生産の特殊な錠前です。クマさんが沢山いるわけでもないのに、なんでこんなに厳重にゲートを守るのかは不明です(笑)。

本日の遭遇危険度 クマ2つ

(1つ: ほぼ安全、2つ: やや危険、3つ: かなり危険、4つ: やばい、 5つ: そこにいます)

RINDO TREK BEYOND 2019
(1) 2019年春ついに始動! (2) 進撃の原人完全武装! (3) 兵装ホルダー錆補修
(4) 原人エイド救急箱準備 (5) 増毛信砂・千望台・茶々の沢 (6) 敗退!残雪の小平林道
(7) 泥と残雪の留萌林道 (8) 邪魔者は斬る!ー 新信砂 (9) 春を探しに暑寒・箸別線
(10) 発見!絶景ポイント...別苅線 (11) 終わり良ければ...阿分線 (12) 雪とたたかう千望台
(13) ジムニさん負傷@千望台 (14) J×Sパワー@住吉林道 (15) 蜘蛛糸の有効射程は?
(16) 蜘蛛糸の強度限界は? (17) 春の止止6連発フルコース (18) ミッシングリンクを求めて
(19) サムライ伝説防護ズボン (20) 倒木三昧@小山の沢!!! (21) 妖怪退治@百四号林道!
(22) チルホール愉し@小平滝下 (23) 今回は真面目な林道調査 (24) ポンルルモッペ崩壊!
(25) 小平沖内地区倒木再調査 (26) 赤いブレーキつけちゃった (27) 舎熊岳林道¿徘徊?調査
(28) 超節約スプライシング術 (29) TOOLS&TECHNIQUES1 (30) TOOLS&TECHNIQUES2
(31) TOOLS&TECHNIQUES3 (32) 霧立地区林道再調査 (33) 小平ダム林道再調査
(34) 超節約スプライシング術2 (35) 留萌ダム林道再調査 (36) 小平・苫前化石採集記
(37) 寧楽・オンネの沢・鬼鹿山 (38) 潜入男の仕事場 三軒屋線 (39) 暑寒沢・武好・増毛山道
(40) 増毛山道ボランティア巡検 (41) 本日も待ちぼうけ別苅山道 (42) 道有林留萌管理区地図
(43) 原人遂にクマさんに遭遇 (44) 別苅山道・林道・循環林道 (45) 増毛熊さん探して糞1つ
(46) あの熊嵐の六線沢林道へ  


2018年以前の記事の目次は こちら

南留萌林道概説
南留萌林道概説はクロカン・ドライブ・登山・自然観察・野鳥観察・化石採集・渓流釣り・昆虫採集など様々な目的のため山に入るひとたちのために作成しています。原人の実地探査などにより訂正・補遺が必要な場合、予告なくその都度改訂していき、最善のガイドとなるよう心掛けていきます。
総索引 増毛町  総索引 留萌市  総索引 小平町  総索引 苫前町  付録: クマ出没記
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2019/08/11 19:06:40

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この記事へのコメント

2019年8月11日 19:35
こんばんは😃熊3.5メートルとは驚きです。恐ろしいですね。
コメントへの返答
2019年8月11日 22:06
ns-asmmさん
コメントありがとうございます。
昔は大きいクマさんがいたようです。現在はサハリンにかなり巨大なヒグマがいるようですね。もちろんシベリアのヒグマは超巨大です。

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何シテル?   04/25 19:40
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