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MINI原人のブログ一覧

2016年11月30日 イイね!

MINI原人雪とたたかう MINIpithecus kämpft gegen Schnee 2

MINI原人雪とたたかう MINIpithecus kämpft gegen Schnee 2ついに冬がやってきた。 留萌の冬はシベリアのように厳しい。 この冬を乗り切るには決死の覚悟が必要だ。 MINI原人の冬の風雪とのたたかいをレポートしよう。
しかし、この1週間は降雪もほどほどで、対雪戦闘は激しくなかった。それについて報告します。




ちゃべさんはストーブのそばでごろ寝の毎日です。



11月24日朝: ほんのうっすらと積もる程度。



11月25日朝: 少し増えましたが、ボウ(融雪槽)をやる程度ではありません。

おかりしました。

さあ、ちいさなぬいぐるみのクマさんミシュカ君は雪のなかをあるきます。 ひとあし、ひとあし、たがいちがいに、あしを上げて、あしをつくたびに、雪のうえにちいさなまるいあながあきます。



11月29日朝: かなり積もりました。その後もどんどん降っています。夕にはボウです。



11月29日夕: 憎き雪をボウにて釜ゆでにしているところです。



11月29日夜: 59分間ボウを行い、きれいになりました。灯油消費15L。



11月30日朝: また降りましたがたいしたことはありません。 夕方に少しママさんダンプで雪かきです。

「ふくふくふにゃーん」からおかりしました。

ふくふくは雪をあまり気にしていないようです。 見習わねばなりません。
Posted at 2016/11/30 20:05:12 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月29日 イイね!

MINI原人冬の読書 Winterlesung des eines Buches 2

MINI原人冬の読書 Winterlesung des eines Buches 2昨日の冬の読書が好評だったので、原人はすぐ調子にのり、またまた冬の読書をすることにした。

父親に無理強いされたスキー中の事故で脚に障害を負ったアリーチェ。知的障害のある双子の妹を行方不明にしたトラウマを負い、けた外れの数学の才能を持ちながら、孤独の殻に閉じこもるマッティア。この孤独な少女と少年は出会い、理由もわからず互いに惹かれあい、喧嘩をしつつも、寄り添いながら大人になってゆく。だが、ささいな行き違いからこのかけがえのない絆が壊れる、そして数年後、ふたりはまた再会する。。。

 おかりしました(かっこいいでしょ)。
物理学を学び、素粒子物理学の博士号を取得した新進気鋭のイタリア人作家、パオロ・ジョルダーノの処女作(2008)であり、全世界で空前のヒットとなった小説である。

原題: la solitudine dei numeri primi
邦訳: 素数たちの孤独



見栄っ張りでヤセガマンの原人ははじめイタリア語原書を買ったが、あまりにも難解なので、英訳本も買ってしまった。 しかし、残念ながらこの英訳には少し誤訳があるように思う。

                      ******
 Aveva riflettuto a lungo se chiederglielo o no. Ma tanto l'avrebbe fatto comunque. Lo desiderava troppo.
  ”Vorrei farmi un tatuaggio sulla pancia" esordì.
Suo padre scostò dalle labbra il bicchiere da cui stava bevendo.
  "Chiedo scusa?"
  "Hai capito" fece Alice, sfidandolo subito con lo sguardo. "Voglio farmi un tatuaggio."

彼女はそのことを聞くべきか聞くまいか長い間考えていた。しかし、いずれそうしただろう。それほど強く望んでいたのだ。 
 「わたしね、お腹にタトゥーを入れたいの」彼女は切り出した。
彼女の父親はあわてて口からグラスをはずした。
 「なんだって?」
 「聞こえたでしょ」アリーチェは眼で父親をにらみつけながらいう。「タトゥーしたいのよ」

                      ******
I numeri primi sono divisibili soltanto per 1 e per se stessi. Se ne stanno al loro posto nell'infinita serie dei numeri naturali, schiacciati come tutti fra due, ma un passo in là rispetto agli altri. Sono numeri sospettosi e solitari e per questo Mattia li troava meravigliosi.


素数は1もしくは自分自身でしか割り切れない。素数は自然数の無限の列のなかにあり、2つの非素数にはさまれている。それは他の数と同様だが、他の数よりも離れて存在する。素数はミステリアスで、孤独である。それがマッティアが素数をすばらしいと考える理由だ。
                      ******

この物語は恋愛小説でも、人間成長の物語でもなく、ハッピーエンドもない。 心にトラウマを抱くふたりの少年・少女が大人になる過程のリアリティのある痛みがゆっくりとしたペースで語られる。

アリーチェは仲間にいれてもらうためにタトゥーまで入れようとするが、仲間になることはできない。そして拒食症に苦しむ。マッティアはトラウマから逃れるためにのめりこんだ数学に才能を認められるが、自分の殻に閉じこもり、自傷行為までする。この小説は人間の弱さと苦悩を描き続け、それは読者にも辟易するような痛みをもたらす。

                      ******
Perché lei e Mattia erano uniti da un filo elastico e invisibile, sepolto sotto un mucchio di cose di poca importanza, un filo che poteva esistere soltanto fra due come loro: due che avevano riconosciuto la propria solitudine l’uno nell’altra.

なぜならアリーチェとマッティアはささいな事柄の束の下に埋もれた、伸び縮みする見えない糸でつながっていた。その糸は彼らのようにお互いの孤独を認め合うような2人にのみありえるものだった。
                      ******

アリーチェとマッティアの間にあるのは本当の恋愛感情ではなく、お互いの孤独を埋め合う必要性だった。だが、それが彼らがもつ唯一のきずなだった。

若いひとにとって何よりも大切なことは「仲間」にいれてもらうこと、認めてもらうこと、そして願わくば愛されることだ。 そのためには、いじめすら我慢する。 「普通」の強い人間ばかりではない。この小説を読むことで弱さをもち、絆を渇望するひとびとを理解することが容易になるかもしれません。

              Nobody is perfect, nobody is worthless.
               (誰も完全ではなく、誰も無価値ではない)
                         

原人のくせに失礼しました。 飯田 亮介訳の日本語版(ハヤカワepi文庫)もありますよ。映画にもなってますが字幕は英語です。小説の雰囲気がわかるYouTubeビデオはこちら

  


追伸: このひとには苦悩などないように見える。

こなみかなた作、「ふくふくふにゃーん」よりおかりしました。
Posted at 2016/11/29 17:58:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月28日 イイね!

MINI原人冬の読書 Winterlesung des eines Buches

MINI原人冬の読書 Winterlesung des eines Buchesついに冬がやってきた。 留萌の冬はシベリアのように厳しい。 この冬を乗り切るには決死の覚悟が必要だ。 本日は雪が降ったが、気温が高く、シャーベット状になって道路が走りにくい状態となっている。

MINI原人はHenry David Thoreau (ヘンリー・D・ソロー、1817-1862)が書いた原人愛読書 Walden or Life in the Woods (ウォールデン - 森の生活)を再び紐解き、ソーローが冬をどのように過ごしていたかをのぞきみてみた。

 出版当時の表紙です。おかりしました。

                        ******
I WEATHERED some merry snow-storms, and spent some cheerful winter evenings by my fireside, while the snow whirled wildly without, and even the hooting of the owl was hushed. For many weeks I met no one in my walks but those who came occasionally to cut wood and sled it to the village. The elements, however, abetted me in making a path through the deepest snow in the woods, for when I had once gone through the wind blew the oak leaves into my tracks, where they lodged, and by absorbing the rays of the sun melted the snow, and so not only made a dry bed for my feet, but in the night their dark line was my guide.               (FORMER INHABITANTS; AND WINTER VISITORS)

私は、陽気に浮かれ騒ぐ吹雪を何回かやり過ごして、冬の夜を炉辺で心ゆくまで楽しみました。家の周りでは雪が渦を巻いて激しく降り、フクロウさえ鳴かずに引きこもっていました。私は散歩に出ても、何週間も、ほとんど誰にも会いませんでした。ほんの時たま、森へ木を切りにやって来て、村に曳いていく人を見かけただけです。それでも、私は自然に励まされ、自然と一緒に働いて、森の深い雪を抜ける小道を作りました。オークの葉が風に吹かれて私の足跡に落ち、湿ってなじむうちに、太陽の光を吸収して周囲の雪を溶かし、私の足にぴったりの踏み分け道になりました。雪の踏み分け道は、夜には白い雪面に暗色の筋に見えて、立派な道しるべでした。  (今泉 吉晴 訳、小学館)
                         

なんということであろうか。吹雪をmerry (陽気な)といい、そうした夜をcheerful (ほがらかな)冬の夜と表現して、楽しんでいるではないか。 たった一人で孤立した冬の森の中で、ソーローは楽しんで雪に道をつけるための雪かき作業を行い、とても満足しているようだ。

ちょっと吹雪いただけで「ひーひー」と嘆き、雪が積もれば「はーっ」とため息をつく原人とは大違いである。その後の文章を読んでもソーローがやせがまんをしているようには思えない。おそるべし、森のひとソーロー。原人とは器がちがうのかっ。そうだ、すくなくともブログの読者に器を大きくみせるため、原人は今後やせがまんをすることに決めた。フフフ、ちっとも寒くはないわ。

                  
Posted at 2016/11/28 18:58:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月27日 イイね!

MINI原人増毛線乗車 The final mission to Mashike Station

MINI原人増毛線乗車 The final mission to Mashike Station
and the gift of 生まれし者に
 having created,  与えられた贈り物
to disappear. 死ぬべき運命も

この12月4日に留萌ー増毛間のJR運行は廃止となります。今日はマダムと最後の増毛線乗車にいきました。




乗ったのは12:17発増毛行です。



深川から列車が到着です。



本日はやはりいつになく混んでおります。この後立つひとたちで車内はいっぱいになりました。



礼受駅舎も涙を流しているようにみえます。(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)



こんな車窓からの風景も見納めです。



増毛駅の駅名票です。



運転席のようすです。



雨の中、鉄道マニアさんたちがいろいろな角度から写真をとってました。



留萌駅にて、惜しむひとたちで混雑し、臨時列車も出しています。 廃止するのをやめて、昔のパチンコ屋のように毎月一回廃線にして、翌日復活してはどうでしょうか。 もうかりまっせ。



腹がへったのですき屋でキムチ牛すき鍋定食をいただきました。マダムは単品でいろいろ頼んでました。



これが乗車記念のスタンプを押した切符。 



家に帰ってお茶で一息つきます。最近原人はフルーツ・フレーバー・ティーにこってます。ふくよかな果物の香りが紅茶のおいしさをひきたてて、新鮮な味わいです。

Posted at 2016/11/27 20:24:18 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2016年11月27日 イイね!

MINI原人運命論 2: La vie est une maladie fatale?

MINI原人運命論 2: La vie est une maladie fatale?昨日のMINI原人運命論において、非運命論者にも、明白な人間の運命があって、それは「いずれ死ぬということ」であると述べた。
 運命論をfatalism というが、医学用語ではfatal とは致命的という意味だ。運命と死というものは常に結びついて考えられる。 日本人(原人も)はクルマ運、カノジョ運、オカネ運、クジ運というような物質的な運を考えがちだが、「持つ」ことより大事なことがあることを知っている人たちがいる。

アメリカ先住民の詩人Paula Gunn Allenの詩集
Life Is a Fatal Diseas(人生は致死的な病気)から詩を引用しよう。



From beyond time, 超えて、時の流れを
beyond oak trees and bright clear かしの木と明るく澄んだ
 water flow,  水の流れを
she was given the work of weaving 女に与えられた織りなす仕事
 the strands  いのちの紐を
of her body, her pain, her vision 女のからだ、いたみ、見るものを
into creation, and the gift of 紐に組み上げよ、生まれし者に
 having created,  与えられた贈り物
to disappear. 死ぬべき運命も
 “Grandmother”(祖母)より(原人訳)


アメリカンインディアンにとって、死は生まれし者に最後に与えられる贈り物、その日までいのちの組み紐を編むのが仕事である。

ナンシー・ウッドが、アメリカ先住民、プエブロ族の古老たちから聞き出した伝承を書き綴った詩集「今日は死ぬのにもってこいの日Many Winters)」に美しい散文詩がある。



Now I will tell you a story about dying. It is a beautiful story and
should not make you sad.
When autumn was coming, I went along the path to the mountain.
The sun was shining brightly and gave to the leaves a gorgeous
color. The stream danced slowly over the rocks and made a Song
of Departure. The birds too were telling me that the season was
coming to an end.
But there was no sadness anywhere because all was as it should be
and had been and would be forever. You see, nature does not fight
against anything. When it comes time to die, there is rejoicing. The
new circle of life begins with the death of the old one and so there is
a celebration on every level.


 さあ、これから、死ぬことについて君に語りましょう。とても美しい話です。
聞いて悲しがってはいけません。
 今にも秋が来ようというとき、わたしは山へ行く道を歩いていました。太陽
は明るく輝いて、木の葉を豪華な色に染めていました。川の流れは、岩の上で
ゆるやかな踊りを踊り、「別れの歌」を歌っていました。鳥たちもまた、季節
の終わりが近づいたことをわたしに告げていました。
 けれどどちらを向いても、悲しみというものはありません。というのは、す
べてはそのとき、そうあるべき姿、そしてそうあるべきだった姿、また永久に
そうあるべきだろう姿を、とっていたからです。ねえ、そうでしょう、自然は
何ものとも戦おうとはしません。死がやってくると、喜びがあるのです。年老
いた者の死とともに、生の新しい円環が始まります。だからすべてのレベルで
の祝祭があるわけです。
                                      (金関寿夫訳)

アメリカンインディアンにとって、死はそうあるべき姿。 

懸賞あたってよろこぶ原人は穴に入りたい気持ちです。

追記: 最近原人のお友達が急増しております。原人にとってはなによりの「贈り物」です。
11月19日22:10
11月24日05:26
11月26日23:33

Posted at 2016/11/27 09:41:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

#MINI原人謹告 新型フォレスターが当る懸賞がでているぞ。 https://www.subaru.jp/campaign/forester/#485
何シテル?   04/25 19:40
・ 北海道札幌市在住の「MINI原人」です。 ・ 学名 MINIpithecus roadsterus ssp. cooperS。絶滅危惧種です。 ・ いろ...
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