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イイね!
2011年07月28日

生涯一の恐怖体験

生涯一の恐怖体験 今日は職場対抗のスポーツイベントに参加するため、早朝から一人広島へ。
最も難関と思われた、歓送迎会明けの4時半起きも難なくクリアし、現地で丸一日繰り広げられたイベントの結果も、そこそこ満足のいくものでした。
天気の良い休日に家族を置いてきぼりにするのはとても心が痛みましたが、その分キッチリと楽しんで帰ることはできました。

で、掲題のとんでもない恐怖体験とは、イベントの中身とは全く関係のない話なのです。

自宅を出発してから約1時間ほど経過し、中国道のICを降りた私は、数キロ先のイベント会場へ向けて国道を北上していました。

途中でコンビニに立ち寄った後、国道に戻って信号待ちをしていると、突然、フロントウィンドウ上方から巨大なクモが現れ(!)、思わず固まりそうになるクモ嫌いの私をよそに、そのままツツツッとボンネットの方へと移動していったのです。
普段、ハエトリグモやハナグモ程度なら何とかスルーできる私も、こうした手のひら大のアシダカグモは大の苦手。フロントウィンドウ越しとはいえ、あのグロテスクな姿をこんな至近距離で拝まされ、背筋がゾッとしました。
(でも、慌ててワイパーを作動させなかったのは、今でも賢明だったと思っています・・・)

現場は、早朝ながらそこそこクルマの流れがある国道。信号待ちの間にわざわざ路面から飛び移ってくるはずもなく、どう考えてもコイツは自宅カーポート付近からの同乗客とみてまず間違いありません(-_-;)。
ヤツにしてみたら、訳もわからないまま急に県境越えの旅へと担ぎ出され、秒速30mの風にもクルマのどこかに隠れて耐え続け、移動速度がガクンと落ちたスキに、慌てて逃亡しようと這い出してきたのでしょう。

ともあれ、ひとまずは視界から完全に消えてくれたのでホッと胸を撫で下ろした私。
・・・でも、今思えばこれが大きな過ちでした。

セブンは国道を右折し、いよいよ会場へと続く山道区間へ進んでいきます。
しばらくすると離合も難しい狭い道へと入り、対向車に注意しながら右へ左へハンドルを切り返しながら突き進んでいると、突然、さっきの大グモがフロントウィンドウの左隅あたりに再び出現(!)。
しかも、その次の瞬間には、僅かな助手席側の窓の隙間からススッと車内へ侵入してきたのです(!!)

対向車の気配を音でも察知しようと、両側の窓を僅かに開けていたのですが、これが完全に裏目。
山奥の狭いワインディングロードの真っ只中で、これはまさに最悪の展開というほかありません。

緊急停車できるスペースを求めて先を急ぎつつ、横目で恐る恐る乗客の動きに注視していると、最初こそフロントウィンドウの奥あたりに隠れようとしたもののすぐに方向転換し、インパネ、助手席側Bピラーと伝って、ついに天井に(!!!)。
それでも、ビアンテくらい空間の広いクルマならまだ心理的余裕は残ったでしょうけど、今回の舞台はとびきりコクピットのタイトなRX-7。すでに大グモは私の髪の毛のすぐ先にまで迫り、今にも飛びかかられそうな距離なんです!。
ウワッと、反射的に天井に息を吹きかけると、ヤツはネバッとした糸を残して助手席のバッグの上に着地。
しかし、依然として至近距離にいることは何ら変わらず、セブンの高いセンタートンネルを踏み台にすればあっという間に左腕へ飛び移れる状態です。
極度の緊張を保ったまま右ヘアピンをクリアすると、ヤツはまたもツツツッと不気味な足取りを見せてシートとバッグの隙間に。
そのグロテスクな姿が瞬間的に視界から消え、少し平静を取り戻したその瞬間、前方に待ちに待った退避スペースが!
咄嗟に幅員の広そうな箇所を見定め、やや左スペースを残して緊急停車。
F1のピットクルーのような素早さで助手席側に回ってドアを開け放ち、鷲掴みにしたバッグを強く上下に振ると、幸運にも大グモはその底に張り付いていたらしく、すぐさま地面へ振り落とされました。

まさかの侵入から緊急停止まで、時間にすればほんの数分間の出来事。
しかし、大きな恐怖と人知れず闘い続けたこの緊迫のひと時、全くもって生きた心地がしませんでした・・・。
鈴鹿の130R進入で不意にリアがズズッと滑っても、ここまでは怖くなかったと断言できます(涙)。


そんなこんなですっかり動揺してしまった私は、ワインディングを少しも楽しめなかったばかりか、急な山道を登り切った会場へ着くなりすぐにエンジンを止めてしまうという失態を犯し、高熱に耐え兼ねたセブンはリザーブタンク周辺からグツグツと煮え立った冷却水を大量に地面へ撒き散らすことに・・・。
赤FDの11年の生涯を振り返ってみても、①MINE最終コーナーでのリアスタビリンク破損、②雨のMINEピットロード出口でのスピン、に次ぐ大事件といえます(苦笑)。
この瞬間、帰途に予定していた寄り道は全てキャンセル。
水温計を凝視しながらの慎重な帰還ドライブと、翌日のディーラー行きが決定してしまったのでした(T_T)。

(診断結果は別途書きます)
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Posted at 2011/07/30 00:41:07

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この記事へのコメント

2011年7月30日 1:06
こんな事もあるんですねぇ (>_<)..

予期せぬ侵入者の退避行動..運転中は勘弁して貰いたいもんです。

エンジン何事も無きゃいぃですね!?
コメントへの返答
2011年7月30日 1:27
そ、そうなんですよぉ・・・(>_<)。
あれはホントに事故を起こし兼ねない状況でしたが、「事故原因=クモ」なんて調書をとられずに済んでホントに良かったです(-_-;)。
あ、まだ別のヤツが潜んでいるかもしれないので油断はできませんが(大汗)。

ご心配をおかけします。経過観察中ではありますが、今のところ大事に至ってはなさそうです^^;。

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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