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2011年10月03日

新世代アクセラ試乗記(その1)

新世代アクセラ試乗記(その1) 私にしてはあまりにストレートなブログタイトル・・・これといったものが思い付かなかったので、どうかご容赦ください(苦笑)。

まず本題に入る前に、忘れもしないのが今年6月の新世代デミオの内見会。
来場プレゼントのスポンジケーキに釣られて家族で気軽に訪問したつもりでしたが、その後、話は予想だにしなかった急展開をみせ、気が付けば我が家のガレージにSKYACTIVデミオが収まることになってしまいました。
そこへいくと今回は、2.0L版のSKYACTIVエンジンに加え、鳴り物入りでアクセラに初採用された高効率トランスミッション「SKYACTIV-DRIVE」をいち早く試してみたい、という極めて正当な理由から、DMを送ってくれたいつものマツダディーラーへと乗り込んだのでした。

そんなわけで、デミオの試乗時はメインユーザーの嫁さんにステアリングを委ねて家族全員が同乗したのですが、今回は同行した子供たちをキッズコーナーに置き去りにし、完全なる単独試乗を敢行。
二年前に試乗したフルモデルチェンジ直後の二代目アクセラの感触を思い出しながら、アクセラスポーツ・20S-SKYACTIVのフルオプション装着車で、いつもの試乗コースに繰り出しました。

で、走り出してすぐに気付いた大きな違いは、アクセルペダルにしっかりとした踏み応えがあることでした。
それは、従来のマツダ車の感覚でペダルを踏み込むと、思わず「重い・・・」と感じてしまうくらい。

でも、私がそのことをネガティブに受け取らなかったのは、「踏んだだけきっちり反応する」優れたリニア感が貫かれていたためでした。
従来のクルマであれば、①アクセルON → ②エンジン回転(&音)の上昇 → ③加速度の発生、という具合に少しずつ時間差を置いたステップの存在を意識させられました。
しかも、そうしたタイムラグを感じさせた後で、やや誇張気味の活発なリアクションが待ち構えているため、どこか人間の感覚にそぐわない部分が見え隠れしたものです。
ところが今回の新世代アクセラは、ここが実に気持ち良くシンクロしていたのです。

実はこの部分、同じ”新世代”車でも、SKYACTIVデミオの場合は、CVTという特殊なトランスミッションの介在により時としてリニア感が希薄となるシーンがあることから、常に自然な気持ち良さを感じられるという点では、完全にアクセラに軍配が上がります。
これこそが、同じSKYACTIV技術の思想から誕生した「エンジン」と「トランスミッション」が初めて揃い踏みしたことの大きな意義であり、顕著な成果のひとつと言えるのでしょうね。

ホント、ことアクセルペダルの重厚感やレスポンスのリニアさという点においては、約十年前、私が初代アテンザと比較試乗したBMW3シリーズのジェントルな振る舞いを思い起こさせたほど。
なるほど、最新”Zoom-Zoom”の説明によく登場するキーワード・「統一感」のひとつの表現手法として、これも十分アリだなと深く感心してしまった次第です。

これが、今回の試乗における最大のハイライトでした。

誤解のないように言えば、その他の部分、例えば「デザイン」に関しては、「コレってMAZDASPEEDアクセラ?」と疑ってしまうほどスポーティーで精悍な顔付きへ進化しているし、装備面に関しても、2年前に初めて世に問うた「i-stop」技術を、先駆者(車)の面子にかけて最新・最良の仕様にアップグレードしているし、新世代デミオの画期的な提案である「i-DM」の機能もきっちりと水平展開されています。
つまり、ほぼ全域にわたり二代目アクセラの美点を受け継ぎ、要所要所では着実な進化も遂げている中で、件のアクセル操作に対するリニア感がことさら強く私の印象に残ったということです。


それにしても、このアクセラは、かつて人気を博した大衆車「ファミリア」の流れを汲む小型コンパクトカー。
私の若い頃、ファミリアハッチバックといえばマツダ好きの若者を象徴するような、極めて身近な存在のスポーツハッチバックでした。
そのポジションといい、スタイルといい、ファミリアハッチバックに極めて近いイメージを持つアクセラスポーツが、ここまでの上質な走りや優れた環境性能を最初から備えているとは・・・。
クルマの技術の進化、社会環境の変化、といえばそれまでですが、こんなに実力の高いコンパクトカーでカーライフをスタートできる今の若いクルマ好きの人は、ホントに恵まれているなぁとしみじみ思います。

さてさて、ここまで初回試乗の印象を振り返ってみても、どこか物足りなさが残るのは、新世代アクセラの大きな魅力のひとつであるはずの「走り」、「ハンドリング」に殆んど言及していないからに違いありません。
たった10分程度の試乗とはいえ、二代目アクセラやSKYACTIVデミオに試乗した時のような強い印象が残らなかったのは一体なぜか・・・・。
ここは二回目の試乗の印象と合わせて、あらためて検証してみたいと思います。(つづく)





ブログ一覧 | 隠れ家のテストドライブ | 日記
Posted at 2011/10/04 00:50:42

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この記事へのコメント

2011年10月4日 2:50
私も早速、試乗してきましたぁ♪
同じようにアクセルに対する反応が同じi-stop(ビアンテですが)とは思えないほど力というかトルク感があり、グイグイ前に押し出してくれる感じに感動でしたねぇ。
6速ATのギヤ比の配分や、ロックアップ、またエンジンも高出力化して、省燃費でスポーティ!!
これはアリなクルマかなと感じました☆
(私はスポーツよりセダン派なんですが、セダンには17インチホイールの設定が無い..)
コメントへの返答
2011年10月5日 3:21
おぉ、早速試乗されたんですね!
ホントに仰る通りですね。絶対的な速さとか強烈な刺激こそありませんが、ゆっくりとした加速シーンからテンポ良くシフトチェンジするシーンに至るまで、気持ち良さの演出が絶妙で、ATとしてネガな部分は殆んど感じませんでした。場合によってはAT嫌いの方を振り向かせることができるかもしれませんね(^^ゞ。

私もセダンはぜひ乗ってみたいです。ハッチバックとのボディ剛性の差が、走りの味にどう影響するかについても興味深々ですので^^;。
2011年10月4日 7:50
おはようございます

僕はまだ試乗してませんが、非常に興味をソソられる一台です
独身なら買ってるかも!って感じなので、
インプレッションその2を楽しみに待ってますね
コメントへの返答
2011年10月5日 3:26
おはようございます!(もうすぐ朝だ・・・汗)

私も独身だったら絶対に候補に挙がる1台ですね。たぶん、このアクセラとRX-8とロードスターで散々悩むような気が・・・(笑)。
ともあれ、知人や友人にもぜひオススメしたい魅力的なクルマだと思います。
2011年10月5日 0:47
アクセルとエンジンが直結している・・・
ということがよく分かる試乗記ですね。

でも、よぅく考えると、昔のファミリアの流れから行くと、2000という排気量って大きすぎるような気がするんですよね。スカイアクティブなら1500、もしくは1600でも充分行けそうな気がするのですけどもね。それで燃費が23kmlくらいならいいな。

でもまあ、アクセラのスポーティな走りというのと、
20kmlという燃費を両立しているのはすばらしいですネ。
次のインプレも楽しみです。
コメントへの返答
2011年10月5日 12:31
ありがとうございます。巷ではCVTやツインクラッチなどの新世代トランスミッションが一大勢力となりつつありますが、まだまだATも進化が続くことを実感しました(^^)v。

そうですね、今はデミオがベーシックカーとしての確固たる地位を築いたので、厳密にいえばアクセラはファミリアよりもやや上のポジションに移行してますよね。排気量もまた然りで。ただ今思うと、「ファミリア」の1800や2000は、コンパクトなボディとトルクフルなエンジンの組み合わせで走りに余裕があり、独特の魅力がありました。アクセラはその延長線上で捉えるべきなのかもしれませんね。

SKYACTIVの1500/1600、ぜひリクエストしたいですね。次期ロードスター用という意味でも(^^♪。

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