ビミョーな愛情の話。

ある晴れた日、カーポート奥での会話。

デ ： 「なぁ兄貴、あのオレンジのやつ、
　　　　今度、ナビの地図更新をしてもらうんだってさ～」

７ ： 「ナ、ナビ？」

デ ： 「あ、すまない。兄貴には何のことかわかんないか？」

７ ： 「バカにするな、オレの相棒は代々持ってたぜ」

デ ： 「そいつは失敬」

７ ： 「地図を新しいのにするのもタダじゃねぇんだろ？　それくらい知ってらぁ」

デ ： 「その上ね、先週は先週で、突然バッテリーが死んだって、さっさと新品にしてもらってるんだぜ・・・」

７ ： 「へぇー、意外とカネ食い虫なんだな、オレンジって。」

デ ： 「そうさ。でも、車検前にこれだけお金をかけるってことは、この先暫くは安泰ってことだよなぁ」

７ ： 「だ・か・らぁ・・・それは甘い考えなんだって！」

デ ： 「あぁ・・・ご主人の買い替えはいつも突然って話ね？」

７ ： 「そうよ、でもそれだけじゃなくて、V6のフレンディなんか、オレンジが来るまでの単なるつなぎ役
　　　　だったはずなのに、最後の最後までカネかけて小奇麗にしてたんだぜ」

デ ： 「ププッ、だったら次のオーナーをもう少し選べよって(笑)」
　　　　（※ココ、わかる人だけ笑ってください）

デ ： 「でも、突然の買い替えならまだしも、最初から放出が決まってるというのに、一体なぜなのさ？」

７ ： 「たぶん・・・一瞬たりとも、クルマに愛情を注いでいない自分がイヤなんだよ」

デ ： 「さすが兄貴、ヨミが深いねぇ・・・」

７ ： 「ハハハ、伊達に13年も付き合ってないからなっ」

デ ： 「なぁ、お願いだからさぁ、長くご主人に可愛がってもらえる秘訣を教えてよ！」

７ ： 「・・・・・・・・・・・・・」

デ ： 「ほらぁ、もったいぶらないで～」

７ ： 「バーカ、こんな派手な姿で、今さらまともな買い手が付くとでも思ってんのかよ！(｀_´)」

デ ： 「ハッ！（ﾟ□ﾟ;）　しっ、失礼しましたー」