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2014年10月20日

プチ帰省の旅にて  -その1・パワートレイン-

プチ帰省の旅にて  -その1・パワートレイン- 一般的にマツダ車の聖地・本拠地といえば広島ですが、新型デミオの場合、その生産工場は広島ではなく、山口県にあるマツダの防府工場。
デミオにとっての広島はあくまで企画から開発・育成までの地なので、こうして広島に足を踏み入れても、半分ホームで半分アウェーのような、微妙な感じが伴いますね^m^。

ということで、先週末は家族で嫁さんの実家へプチ帰省。
3年ぶりのNewカーを広島の義父母にもしっかりお披露目してきました(^^)。

つい一週間前に納車されたばかりの我が家のブルーリフレックス号にとって、これが初の県外ドライブ。
加えて、初の高速道路走行や山岳路走行までもが含まれた、盛り沢山の内容の旅となったのでした。

当然ながら、二日間に亘ってこの13Sのステアリングを握る私にとっても、今回のプチ帰省は新型デミオと真正面からしっかり向き合う初めてのチャンス。
すでにこれまで、ディーラー試乗や数度の市街地走行を通じ、フルSKYACTIV車らしい素直で爽快なレスポンスをはじめ、先代SKYACTIVデミオからの全方位にわたる進化の跡はしっかり感じ取れていたので、あとはこの遠乗りステージにおいても同様の好印象が持続できるかどうか・・・そこが最大の注目ポイントでした。
ひとまず、今回のプチ帰省を無事にこなしてくれれば、話題のクリーンディーゼルの陰に隠れた地味な存在のSKYACTIV-G搭載車ではありますが、我が家の嫁さん専用車として十分な及第点を与えることができそうですので^m^。

そんな大きな期待を抱いてスタートした往路は、夕暮れの山陽自動車道を東進した後、闇夜の三桁国道をひたすら北上して嫁さんの実家に到着するという、正味2時間ほどの旅。
それは同時に、「家族4名乗車+荷物満載」という、我が家で想定される最大級の負荷を課した状態での片道100キロの旅ともなったのです。

果たしてその道中、最も私の印象に強く残ったのは・・・
1.3L車とは思えないほど「良く走ってくれた」ということに尽きます(^^)。

このパワートレインの好印象ぶりは、前車のSKYACTIVデミオ(1.3L-CVT)はもちろん、前々車のベリーサ(1.5L-4AT)と比較しても明らかに優位性を感じると思えたくらい。
山陽自動車道やその先の三桁国道に待ち構える長い長い上り坂。
そこでは従来、ただ単に周囲のクルマの流れに乗るだけなのに、時に非力なエンジンが唸りを上げ、しかもその勇ましい音と車速上昇が一致しない惨状についついストレスを溜めてしまいがちだったのですが、今回は全体を通じてそんなシーンは皆無ときました。
アクセルをグッと踏めば力強く、じわっと踏めばそれなりに、常に状況に応じてドライバーの意図した通りの加速態勢へ「スマートに」移行してくれたのが、今回の新型デミオでした。

無論、その立役者が、ロックアップ領域の広いSKYACTIV-DRIVE(6速AT)のリニアで節度感のあるレスポンスだということは疑う余地のないところですが、私がその上であらためてイイなと感心したのは、そうしたドライバーの意志を反映させるためのアプローチ方法が決して一通りではないという多様さ。
例えば、即座にシフトダウンして強い加速をしたい時、アクセルを強めに踏んでキックダウンを誘発するもよし、左手でATセレクターをマニュアルシフトするもよし、はたまた、ダイレクトモード対応のステアリングシフトスイッチ(※Shopオプション)を操作するもよし。
そして重要なのは、何れのアプローチ方法を選んでも、速やかにクルマ側が反応してくれるので、ドライバーの意図通りの加速が極めてスムーズに実現できるのです。

もっとも、ベリーサの4速ATにも「HOLD」スイッチや「Sレンジ」はあったわけだし、SKYACTIVデミオのCVTにも「SSモード」というスイッチがあって、強制的に低いギア(比)に持ち込む手がなかったわけではありません。が、それらは何れも下り坂等でエンジンブレーキを多用する場面を想定したもの。仮に急加速時に使用したとしても、悪戯にエンジン回転数が跳ね上がるだけで、新型デミオが見せたようなスムーズでスマートな加速移行には程遠かったはず^_^;。
このちょっとしたレスポンスの差は一見些細なことにも思えますが、ドライブ距離が長くなればなるほど、ドライバーの疲労の蓄積にジワジワと効いてくる、見逃せないポイントだと思います。

とまぁ、新型デミオ・13Sのパワートレインに関しては概ね、予め想像していた通りの良い印象が残ったわけですが、一方で、個人的に「オヤッ?」と思えた点も少しだけありました。

それは・・・ただ単に私が6速ATに不慣れというだけの情けない話なんですが(苦笑)、旧来のAT車の感覚で運転していると、エンジンブレーキが「利きにくい」・・・というか、エンジンブレーキを「引き出しにくい」ケースが多々ありました。
これは翌日の復路、三桁国道を下って行くシーンがもっとも典型的な例で、下り坂の途中で少しでも平坦な巡航部分があると、ギアがすぐさま6速に入ってしまうので、いざ次のコーナーに備えて手動でシフトダウンを開始しても、時すでに遅し。1速ずつのダウンでは3速や2速へ到達するまで時間がかかり過ぎ、結局はフットブレーキに多くを頼らざるを得なかったというわけです。
・・・まぁ、我が家のベリーサや義母のe-4WDデミオのATは4速止まりだったので、必要なエンジンブレーキを得るまで、そう時間がかからなかったわけですよ(苦笑)。

・・・などと振り返ったところで、今回の新型デミオには”ドライブセレクション”なる機能があったことを思い出しました(汗)。

シフトレバー手前の「SPORT」ボタンを押せば、ATのシフトスケジュールがより低速寄りに振られるので、坂道の上り下りの印象が全く違ってきた可能性もあったのですが、今となっては後の祭り(^_^;)。
そもそも、黙々と一人でドライビングに集中できる環境であったのなら話は別ですが、同乗の家族との会話はもちろん、時に助手席の嫁さんや長男に対しマツダコネクトのコマンダー操作方法を伝授しながらの忙しいドライブですから、そこは致し方ありません(笑)。また次のドライブの機会にこのスイッチの効果を試してみることにしますm(__)m。

あらあら、一泊二日のプチ帰省の報告なのに、パワートレインの印象のパートだけですっかり長くなってしまいましたね・・・。

一旦ここで区切りを付け、次回の「その2」で、ハンドリングについての印象を述べたいと思います。

(つづく)
ブログ一覧 | 隠れ家の新デミオ | 日記
Posted at 2014/10/21 00:19:46

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この記事へのコメント

2014年10月21日 0:32
納車待ちの千葉県民です。
ワクワクしながら読んでます。中国自動車道も何度も全線走ったので、どの辺りかわかりませんが、とにかく長い下り道と帰りの長〜い登り道、、、。
人と荷物満載での快適な走り‼️
たのしみです(^_^)
コメントへの返答
2014年10月21日 22:36
納車が待ち遠しいですね♪
私もつい先日まで、いち早く納車された方々の愛車を見て気を紛らわせていましたので、なるべく沢山の画像を紹介したいと思っています。
中国道はカーブが多くてアップダウンもキツいので、何回走っても退屈することがありません(^^)。まさに6速ATが真価を発揮するステージだと思いますね~。
2014年10月21日 0:35
山陽道も走りましたよ。千葉から九州まで。
もう、10数年前のことですが。
コメントへの返答
2014年10月21日 22:40
基本は80km/h制限の中国道とは違い、山陽道は100km/h区間も多いのでスピーディーな移動が可能です。休日は通行車両が多くなるのが珠にキズですけどね(^_^;)。
2014年10月21日 0:59
ふっふっふ。先輩からアドバイスを二点v(^-^)
パドルなりシフトレバーなりで、トントンと複数回操作してやれば、SKYACTIV-DRIVEは飛ばしシフトでギヤを落とす事が出来ます。6->4とか5->3とか、ボクは多用していますょ。

但し、SKYACTIV-Gはポンピングロスを相当に低減しているせいか、エンジンブレーキが非常に弱いです。G2.0でもG2.5も、さほど勾配がきつくない下りで3速では、どんどんスピードが乗ってしまいます。かといって2速に落とすのもねぇ。。。(^_^;)
更に排気量の小さいG1.3だと、もっとエンジンブレーキは期待出来ないと思います(苦笑)。
コメントへの返答
2014年10月21日 22:52
なるほどー!
連打すれば飛ばしシフトもできるのですね、SKYACTIV-DRIVEは。ちなみに3速落とすには・・・「トントン・・・・トンッ」ってリズムですかね(^_^;)。
さすがは先輩!
ご教授ありがとうございます!!

そうでしたね、エンジンブレーキはそもそもポンピングロスを利用したものですから、ロスを低減すれば自ずと効きも弱くなりますよね(^_^;)。さらにシリンダー容積も小さいとくれば・・・期待した私が間違ってました(苦笑)。
なお、ドライブセレクション(SPORTスイッチ)の効果の有無は、今度検証してみたいと思っています。
2014年10月21日 1:02
こんばんは!
最近の車両は走行抵抗が少ない+変速機多段化で本当エンジンブレーキが効かなくなっていますね もしくは欲しい制動力が得られるギアに速度が合ってなくて入れれなかったり
結果としてフットブレーキを踏まされて「う~ん」となる気持ち良く分かります(笑)
コメントへの返答
2014年10月21日 22:59
こんばんは!
そうですよね、仰る通り最近のエコカーは僅かな推進力でよーく転がるように仕立ててありますから、昔のような減速感覚は一切捨てて、心してかからないといけなかったですね。
うぅむ、きちんと意識改革ができるかなぁ・・・(汗)
2014年10月21日 23:32
こんばんは、DJデミオ早速お楽しみですね。

ダイレクトモード付きパドルシフトの連打が良いと思いますよ。
しかも、コーナーから抜け出して加速して、安定すると、Dに戻ってるみたいですから、実際にはコーナーの手前でブレーキ+パドル連打して、クリッピングを抜けて加速していく過程では、完全に秀逸なAT任せでダイレクトな加速感を楽しむというパターンが気持ちよくて大好きです。
私のDEデミオはSPORTで、パドルがついていますが、SSモードにしないとパドルが作動しないという不満があります。ですから、山道などでは、Mモードでパドルを使います。
でも、2回連打しないと、エンジンブレーキは効いてくれません。
なんせ、7速もありますからね。
しかも、切り替わりのよくわからないCVTなのでなおさらでしょうか。

ダイレクトマニュアルのパドルと、ロックアップ範囲の極めて広い秀逸な6ATが羨ましいです。
コメントへの返答
2014年10月22日 0:21
こんばんは。
少しずつですが、楽しんでますよ(^^)。
・・・自分の専用車だったらもっとイイのに(爆)。

そうそう、そうなんです。パドルを操作して少し経つと、自動的にMモードが解除されてDに復帰してましたが、このタイミングが実に絶妙でした。Cozy-sanの仰る"脱出はD任せ"も容易にできそうです(^^)。
そして何より、ダイレクトモード付の有難さ(^o^)。我が家のビアンテのパドルも、事前にシフトノブの専用スイッチを押しておかないと機能しない仕様なので、このワンクッションが、もどかしいことこの上ありません。

そっか、SPORTのCVTは7速仕様でしたね。連打しさえすればエンブレが効くというのは・・・SKYACTIVデミオのCVTからすれば随分と羨ましく感じます。

私はダイレクトモード付パドルも、変速が小気味良いSKYACTIV-DRIVEも初の所有となりますが、なんだか全く新しいトランスミッションに出会ったようで、日々感動しています(^^)v。
2014年10月22日 12:22
大サービスで補足w

>ちなみに3速落とすには・・・「トントン・・・・トンッ」ってリズムですかね(^_^;)。

6->3に落とすなら、迷わず「トントントン」と三回パドルを引きましょうw

それからダイレクトモードの使い方ですが、タイト~ミドルコーナーくらいであればコーナー進入時にダイレクトモードでシフトダウンで事は足りますが、ロングコーナーでトラクションが欲しい場合、稀にコーナーリング中にオートモードに勝手に復帰してギヤが上がってしまう場合があります(^_^;)。
ボクの経験では、上り区間では潔くマニュアルモードにしてやった方がドライバビリティは良いですが、まぁ色々と試されるのがよろしいかと思います(^-^)。
コメントへの返答
2014年10月22日 21:47
出血大サービス、恐れ入ります!

なるほど・・・トントントンの3連射で良かったんですね。
実際にデミオを担ぎ出して試してみれば判ることですが、まだまだ両親の生活サポートモードが続いてまして、なかなか単独ドライブの機会が作れないものですから、とても助かりましたm(__)m。

さすがはタッチ_さん、SKYACTIV-DRIVEでしっかり走り込んでおられますね(^^)。
たしかに、コーナー出口手前で勝手にギアを上げられると興醒めも甚だしそうですね・・・。マニュアルモードとの巧い使い分けが必要ってことですね。

まずは、私にとって"初物"のダイレクトモードの守備範囲なるものをしっかりと把握していきたいと思います(^-^)。

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