ええっ!
なんでこんなところに!?
嫁さんとのまさかの鉢合わせに私はすっかり動揺して・・・
なんていうと、安っぽいTVドラマの修羅場のシーンを連想してしまいそうですが、決してそうではありません。
そんな、後ろめたいことなんて何にもないしー(笑)
ただ、動揺とまではいかないまでも、思わずドキッとしてしまう偶然の遭遇体験が、ここ最近3件も立て続けに起こったんですよねぇ・・・
あっ、私が鉢合わせた相手というのは・・・
「ブルーリフレックスマイカのDJデミオ」のこと。
ははーん
「今までレアな車種のレアな色ばかり乗り継いできたから、遭遇機会が増えて戸惑ってるんでしょ?」
たしかに、そのご指摘に心当たりはありますよ。
「車種」と「色」がダブルでレアな「チリオレンジ色のビアンテ」を持ち出すまでもなく、過去には「グリニッシュオパール色(2トーン)のボンゴフレンディ」や、「シルキーパール色のユーノス800」など、街で遭遇したらつい興奮してしまうくらいマイナーな仕様を好んでチョイスしてきたのがこの私。
今回DJデミオで選んだブルーリフレックス色は売れ筋からは外れているとはいえ、何せその母体はマツダの国内最量販車種・デミオ。街で同色デミオに遭遇する機会もそれなりに多く、未だに戸惑いを隠せない部分はあるのです(^_^;)。
でも、それだけでは、冒頭の”驚愕のセリフ”には結び付きません。
これから紹介する3件とも、実に巧妙な仕掛けというか・・・周到な演出が仕込まれていたんですよね(苦笑)。
まず1件目は・・・先々週、長女をバレエ教室へ送っていった土曜日の昼下がり。
私は常々、交通量の多い市道脇での乗降性を考慮してスライドドア装備のビアンテを担ぎ出し、かつ、教室の目の前の歩道にきっちり横付けするため、やや遠回りになる西回りのルートを通って、最後に左折を2度繰り返してアプローチするようにしています。
その日もまさに定石通りのパターンで、教室まであと数十メートルの地点まで辿り着き、あとは目の前の十字路を左折すればゴールという、到着直前の信号待ち。
そこで突如、正面の左方向からブルーリフレックスのDJデミオが右折してきたものだから、思わずビックリ。
「えっ、忘れ物でもしたっけ???」
咄嗟に思いを巡らせてしまった私。
だって、無理もありません。その遭遇タイミングといい、その遭遇場所といい、もしも仮に嫁さんが慌てて私達を追いかけて来たとしたら「まさにこの一点」と思えるほどのピンポイントだったのですから(笑)。
ま、次の瞬間にはそのデミオのフロントグリル(赤のガーニッシュ)でディーゼル車だと判り、ふと我に返ったのですが、本当に、タチの悪い「どっきりカメラ」かと思いましたよ。
(たとえが古くてスミマセン・・・爆)
でも、この1件だけだったら、私もわざわざブログネタにはしなかったでしょう。
不思議な遭遇体験はさらに続くのです。
お次は翌週の日曜日。
金曜日から嫁さんの実家に帰省していた家族と合流するために、私が朝から一人で新幹線~在来線~路線バスと乗り継いで、広島市の山間部を目指していた時のことです。
予定通り、JR在来線の駅前ロータリーから、お目当てのバスに乗り込んだ私。
三桁国道を通るそのルート自体は、自らもハンドルを握って何十回も走っていて、何ら目新しさはないものの、運転役から完全に解放されて、リラックスモードで車窓の風景を満喫できることが、私にとっては至福のひと時(笑)。その日も、全行程70分ほどの路線バスの旅に秘かに胸躍らせ、乗客も疎らな大型バスの最後列に陣取ったのです。
定刻に出発したバスは広島市西部の市街地をゆっくり走行しながら、三桁国道に向かって走り始めます。
「さぁ、出発したぞ!」
と目を輝かせ、対向車線側の風景を観察し始めた私に突如飛び込んできたシーンは・・・川向うの細い道を駅方面に向かい、ブルーリフレックスのDJデミオが急いで走行している様子(爆)。
またも突然の遭遇に完全に不意を突かれた私は、思わず
「あれっ? 駅まで迎えに来てくれる話だったっけ?」
いやいや、そんなことはないのです(笑)。
たしかにバスの発車時刻も念のため伝えてはいましたが、肝心なのは現地の到着時刻。
それに・・・だいいち、駅まで迎えに来られてしまったら、楽しみにしていたバスの旅が成立しないじゃありませんか(爆)。
ここは
ヒロシマ。マツダ車シェアが他の地域よりも格段に高いことは百も承知ですが、こうもいきなりドキッとさせられるとは・・・(^_^;)
気を取り直してバスの旅を続ける私に、容赦なく3件目のどっきりカメラが発動します(しつこいか)。
一時間ちょっとの旅を終えて、バスはいよいよ終着点である保養施設の大駐車場に近付いていきます。
皆、もう迎えに来てくれているかな?・・・と遠目にその周囲を見渡していたら、あらビックリ。
なんと、駐車場のほぼど真ん中にブルーリフレックスのDJデミオがいるではありませんか。
「うわっ、先に到着してるなんて、珍しいなぁ・・・」
と内心驚きながら(苦笑)、あらためて手荷物を整理して、徐々に近付いてきたデミオをじっと眺めていると・・・
なんと、ナンバーが違う!
そう、三度目の正直かと思いきや、またもやそれはマイカーではなく、当然ながら家族の姿もありません。
「無事着いたから、ゆっくり来てね~」とメールを再送信し、外で待つこと数分。
やっと、正真正銘の嫁さんデミオが登場したのでした。
それにしても・・・不思議だと思いませんか?
バス停に隣接するその広大な駐車場の収容台数はざっと50~60台といったところ。
その中にはBMアクセラやGJアテンザなど、最新マツダ車の姿も何台か見られましたが、DJデミオは間違いなくこの2台だけ。それが揃いも揃ってマイナーなブルーリフレックス色同士だなんて・・・
過去、レア車種orレア色(もしくはその双方)がスタンダードだった私のクルマ選びも、こと嫁さん専用車に限っていえば、ラディアントエボニー色のベリーサL(2007年)、アクアティックブルーのSKYACTIVデミオ(2011年)と、比較的メジャーな外観仕様をチョイスしてきたお陰で、街で同じクルマに出会うことにも少しずつ慣れ、徐々に免疫ができてきたと思っていたのですが・・・
同色のDJデミオがこうも狙いすましたかのように絶妙なタイミングで出現し、その度ごとにすっかり驚かされてしまうとは・・・私自身まだまだマイナー車根性が染み付いていることにあらためて気付かされた気分です(苦笑)。
というわけで、まさかのタイトル流用となった今回のブログはこれでオシマイですけど、こんな珍体験、「人気メーカー×人気車種×人気色」という王道のクルマ選びをされている方々にはきっと、想像もつかないお話なんでしょうね(^_^;)。