
つい先日、「用品カタログ改名記念」(笑)として、嫁さんデミオに幾つかの追加アイテムを装着しました。
その成果報告はまた近日中にまとめて行うとして、それらの取付け作業のため半日ほどディーラーにデミオを預けた際、代車としてお借りしたクルマが、画像の「AZワゴン改めフレア」だったのです。
凹んだままのリアフェンダーが物語るように、普段からろくに愛情を注がれていないと思われる、ちょっと不憫なこのフレア。
それでも、車検証の記載によれば初年度の届出は2年前で、積算走行距離はまだ1万キロ強。
車内はベーシックグレードらしい必要最小限の装備レベルでしたが、外観から受ける印象ほど車両は古くなく、むしろ機関自体はまだまだ新しそう。
となれば、普段から軽自動車に接することが殆どない私には、絶好の試乗機会。
折角なので、後に予定していたビアンテでのホームセンター行きに、このフレアを代打起用してみよう!
と、キーを受け取った直後こそ気分がパァッと盛り上がったものの、自宅までの十数分のドライブで、その即興プランはあっさり断念。
なぜって、どうにもこうにも、
全くフィーリングが合わなかったのです(-_-;)。
あ・・・誤解のないように言っておくと、ごく一部に代車固有の不具合?と思しき点はあったものの、基本的には単なる「慣れ」の問題であって、決してフレア(ワゴンR)自体の絶対的評価ではないので悪しからず。
で、この代車を走らせてすぐに私が感じた印象というのが・・・
「走らない、曲がらない、止まらない」の三重苦(苦笑)。
ついさっきまでステアリングを握っていた嫁さんデミオを含め、いつものマイカーの感覚で運転操作をすると、ことごとくクルマ側の反応が期待値から外れてしまうのです。
つまり、いつもの感覚でハンドルを操作してもノーズの向きが一向に変わらないと感じるし、いつもの感覚でアクセルを踏んでも一向に加速が始まらないと感じる。挙句の果てには、いつもの感覚でブレーキを踏んでも空走感が続くだけで、瞬く間に停止線を越えてしまう。
ホント、ディーラーを出発して数分の間は、目の前で次々に起こる奇妙なレスポンスがなかなか受け入れられず、久々に運転することの恐怖を味わいました(^^;)。
ただ、ふとしたきっかけで、「ON/OFFスイッチ」のような雑な操作をすれば比較的コントロールがしやすいことに気付き、遅ればせながらやっと心の平静を取り戻せたというのは・・・あまりシャレにならないオチかも(^^;)。
なお、そこからの帰途では、エネチャージのインジケータがシンプルながら識別しやすいことや、13km/h以下で早々とエンジン停止するアイドリングストップが意外に違和感がないことが判った一方で、アクセルONからやや遅れて加速をし始める時の苦しそうでガサツなエンジン音は、最後まで耳に残りました・・・。
無事に自宅に帰り着いた後も、走り出した瞬間の強烈なショックは癒えず、私の頭の中には依然「???」が渦巻いていました。
たしかに、フレアを運転したのは今回が初めてですが、先代AZ-ワゴンなら何度か乗っていたし、今から4年前には代車として2日間借りていたこともあります。
その時は、CVTが発する金属音が気になった以外は、さほどクルマに違和感はなかったと記憶しているのに、今回の違和感の大きさときたら・・・
結局、白いフレアはディーラーと自宅の間を一往復しただけでサヨナラ。
事前に保険内容の説明を受け、署名までして借り出したというのに、走行は僅か10km足らずで終わってしまいました。
前回のAZワゴンと今回のフレア・・・その決定的なまでの印象の違いは、一体何なのか?
そもそも、ベース車であるスズキ入魂のベストセラー・ワゴンRが、2012年のモデルチェンジを境に、クルマの出来が著しく変わったなんて・・・まずもってあり得ない話。ならば、原因は私自身に?・・・と考えても、この4年間で私自身に大きな感覚の変化が生じたとも考えにくいわけで。
やはり、代車の個体不具合が特別に酷かったということ?
ん? 待てよ ・・・この4年間?
言われてみるとたしかに、その間に私の身の上に降りかかってきたものがあったゾ・・・
「SKYACTIV」に
「人馬一体のチューニング」、そして・・・
「i-DM」だ!
これらが渾然一体となって、知らず知らずのうちに「慣れ」の高い壁を築いていたとしたら・・・
ウン、ちょっと謎が解けたかも^m^
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隠れ家のテストドライブ | 日記
Posted at
2015/08/01 00:37:53