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2024年10月21日

雲の上の同級生

雲の上の同級生 日曜日、嫁さんの買い物のお供でやって来た市内のショッピングモール。
お楽しみの自由行動時間に立ち寄った館内の書店。そこで偶々目に留まったこの雑誌を手にした私は、かつてのチームメイトをはじめ様々なF1関係者からの核心的証言のオンパレードに、強く興味をそそられたのです。

そして、私が思わず刮目したのは、スパでの衝撃のF1デビューから僅か2戦目、22歳のシューマッハ選手が電撃移籍を果たした先のベネトンのエースドライバー・ピケ選手が当時を振り返った率直なコメント。そう、私が勝手に師と仰ぎ、愛用のレプリカヘルメットまで作ってしまったあのネルソン・ピケ氏ですよ。
見開き4ページにわたる氏の冷静かつ含蓄に富み、それでいて優しさすら感じる発言に心底共感してしまった私。ふと気が付けば本を抱えてレジの前に立っていました(笑)。

同じように、極めて的確で信憑性の高い証言を寄せたドライバーの中には、あの'90年マカオF3で大被害を被った同年齢のライバル、ミカ・ハッキネン氏も。
実をいうとこの私も、彼らとはれっきとしたライバル・・・いやもとい、同学年でして(笑)。

やがて、誰もがモータースポーツの頂点と認めるF1の世界でチャンピオン争いを繰り広げるようになった二人の同い年。私もそんな彼らには、TV越しの熱い視線をリアルタイムで送り続けたものです(中身は99%の憧れと1%の嫉妬 笑)。

そんな調子だったものですから、2004年を最後にサーキット走行を休止していた私が、突如2010年にタイヤとブレーキを新調してまで瞬間的に赤CHARGE号でコースに舞い戻ったのは、栄光のフェラーリを最後の花道に引退したはずのシューマッハ選手が、41歳にして2010年からメルセデスでF1復帰したことに完全に触発されたものでした。
(私自身は誰も触発できませんでしたが 苦笑)

なぁんて持ち上げてしまうと、私がまるでシューマッハファンであるかのようですが、決してそうではないのです(私はあくまでピケファン)。事実この特集も、時折り大きな物議を醸した彼の予選や決勝中の問題行為を包み隠すことなく大々的に蒸し返してますし、私もその論調には同感です。

ただ、おおよそドライバーに求められるあらゆるレースパフォーマンスを完璧に演じ続けられる、シューマッハ選手ならではの優れた技量・体力・メンタルのバランスは過去に全く見た例がないもので、その唯一無二の才能は素直にリスペクトに値するものでした。いうなれば、F1ドライバーの絶対基準が現れたようなもので、人間業とは思えない鉄壁のパフォーマンスがそれ以降のドライバーの評価を随分と簡素化してくれた気がします。

決して好きではないけれど、そこにいてくれないと困る大事な存在。雲の上という表現が相応しいかどうかわかりませんが、私にとってのシューマッハ氏は、常に意識をしてしまう永遠の同級生なのでした(笑)。

…できれば元気でいてほしかったですけどね。
ブログ一覧 | 隠れ家の趣味
Posted at 2024/10/21 21:10:20

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この記事へのコメント

2024年10月23日 10:47
こんにちは
面白そうですね
買おうかなぁ

その通り、元気で毒舌をはいててほしかったですね
現役時代の悪行のツケだとしたら重すぎますね
回復してほしいです。

私はご存じのとおり? デーモンヒルのファンですので
シューは完全にヒールでした笑
でも、シューのえげつなさのわずかでもヒルにあればいいのにと
それこそ嫉妬もこみで見ていました。

ピケは時代が少し違うと思いますが
ヒルは間違いなくシューの時代を生きたレーサーです
絶対王者たるシューと比較されるのは大変だったと思います

私はカムイが降りてからF1は見ていませんので
最近のことはわかりませんが
年代で見てもシューを超えるレーサーはまだいないのではないでしょうか?
それほどに偉大なチャンピオンだと思っています。

シューと同級なのですね!
私はバリチェロと同級です。
初めてバリチェロが走ったとき
うれしかったものです。
それだけにシューの僕とかしていた時期は苦しかったです(私が)

ミハエル.シューマッハのSWC初優勝をこの目で見れたのは一生の思い出です。
コメントへの返答
2024年10月23日 21:35
こんばんは。

それならぜひお求めください。ヒル選手もたっぷりと語ってますので。
例の故意なアクシデントの直後であればもっとキツめの口調だったかもしれませんが、あれからすでに数十年。育ちの良い紳士らしい、極めて冷静で的確なコメントだと思いました。

ヒル選手は…TOPチームのウィリアムズに移籍して、復帰した王者プロスト選手と組んだシーズンの開幕戦の印象が悪かったのをよく覚えています。
たしか予選も激速マシンのわりには振るわず、決勝は追い上げ中にコースアウトしてリタイア。あの当時はアレジの例といいシューマッハの例といい「才能あるドライバーはマシンのポテンシャルを超えてくる」と信じて疑わなかったので、私はその瞬間にスペシャルな存在ではないと見做してしまいました。
今の私なら、コース上のパフォーマンスには斯くも様々なソフト/ハード両面の要素が絡むことを鑑み、もう少し寛大に捉えることもできたのですが。

現代のF1でシューマッハ選手のレベルに達するドライバーがいるかについても、何人かコメントしてましたよ(^^)。
2024年10月24日 7:14
おはようございます
早速、先輩の本屋さんに予約いれました
待ち遠しいです。

ヒル、地味でしたね~
ルーキーなのに歳もいってたし
確かにあのマシンでプロストとのタイム差は?でしたね。
思えば私は、
スーパーな
スペシャルな
他のドライバーたちの中で
オーラのない普通のヒルが頑張ったいる姿に好感をもったような気がします。そして彼は2世だったというのもポイントです。
当時まだ、帰郷していなかったですが私自身、
自営の父の息子として地元では認知されており
そのレッテルが大嫌いでしたので
ヒルもきっと、父のことは尊敬しつつも
「七光りでそこにいる」と言われるような状況もあったのではないか?
と想像していました。
そしてそれをはねのける思いもありの力走だったのではないかと
思い、感情移入し、応援していたのでした。

しかし不思議なものですよね
ヒル以前の推しは(無論、今も好きですが笑)
ベルガーなのですが
ベルガーとヒルではキャラからなにからすべて違いますね
この数年間での心代わりはなんでしょうか?私?笑

先日、youtubeでおっさんになったベルガー、アレジ、ブランドルが談笑しているのを見てほっこりしました笑

ピケ推しなのですね!知りませんでした笑
今、私の頭の中では1987年鈴鹿の予選でマンセルがクラッシュしたのを見た顔面蒼白のピケが思い出されます。
つまりこのシーンが私にとって=ピケなんでしょうね
今度ピケの魅力を語ってください!
コメントへの返答
2024年10月24日 20:57
こんばんは。

そうですか、楽しみですね♪
良く見たら見開き6ページ分もありましたから、ヒルファンは十分に溜飲を下げられるのではと思います。
残念ながら、同じような目に遭ったビルヌーブのコメントはありませんでしたが、さすがに被害者の会みたいになってしまうからかな?

そっかあ、同じ2世という境遇に共感されたのですね。これは予想していませんでした。アメリカのレース界には昔から"Jr."が結構いて、厳しい目で見られるどころか温かく迎えられている雰囲気を感じてましたが、この辺りは文化の違いかもしれませんね。2世さんならではの苦しみ…私も下手に有名にならないようにしないと(爆)。

それにしても、ベルガーにヒルにバリチェロとは、面白いくらいに私の贔屓ドライバーとカブりませんね。Randonneurさんとドライバー談義をしたらスゴく盛り上がりそうです(^m^)。

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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