
本日、広島のタイヤショップにてMAZDA3のホイールを純正装着の18インチのブラックアルミに換装。
これに合わせて締付ナットもメッキの袋タイプに戻したので、彼是5年ぶりに2020年の納車時の状態に「ほぼ」戻ったことになります。途中で二度ほど、私の個性を主張したいがためにホイールを純正オプション品に換装した時期もありましたが、やはり外観はこのラインオフ姿が最も迫力がある気がします。
なお、「ほぼ」と表現したのは…リアガラスの隅にマツダの創立100周年ステッカーを貼ったままだから^^;。最終的に剥がして下取りに出すかどうかは、あと一週間ほど悩んでから決めます。
さて、今あらためて5年半の所有期間を振り返ってみると、私のMAZDA3ファストバックは・・・
不満らしい不満のない優等生でした(^^)。
注目を集めた圧縮着火エンジン"SKYACTIV-X"は、世界初の技術を実現したエモーショナルな開発ストーリーは抜きとしても、初物に付きものの不具合や不調が皆無だったうえ、同排気量のガソリンエンジン車に比べ、燃費・出力・レスポンスの全方位において着実に上回る手応えが感じられる印象的なユニットでした。
返す返すも惜しかったのは、2.0Lという比較的小さな排気量ゆえ、何れかの性能を突出させられなかったことが、(明らかに突出していた)価格に見合わないと早くから決め付けられてしまったことですね。もう少し底力のある排気量だったなら、もっと明快に燃費なり出力なりに振ることもできたでしょうに。
それにしても、山道でガンガン踏んでいるのに区間燃費が20km/Lを維持するような離れ業は、超リーンバーンの凄さを感じさせる独特な体験でしたね。
もちろん、私の最も大きな購入動機となった6速MTの出来の良さも期待を裏切ることはありませんでした。ハイブリッドモーターが回転数を賢くアシストするエンゲージ時の独自の質感はまさに爽快そのもの。但し、発進時に1速に入り難いことが偶にあったのと、6速が短く高速巡航時のエンジン回転数がやたらと高かったのは玉に瑕。つい(幻の)7速に入れようとしてしまったのは、ホントに一度や二度じゃなかったですから(笑)。
そして、エアサプライなどの補機類やマイルドHybridシステムも含め90kgもの重量増をしっかり受け止めたシャシーも秀逸。一般的な走行範囲では全く破綻知らずのリニアで素晴らしいハンドリングを示してくれました。どの速度域でもコーナリングに不安を感じることはなかったし、高速での直進安定性も抜群。全体的にマイルドで懐の深い味付けという好印象が残った背景には、リアのトーションビームサスが持つ挙動の悪癖を徹底的に抑え込めたことも大きく寄与していると思われます。
斯くも爽快でゴキゲンなMAZDA3のドライブ時、唯一褒められなかったのは…MRCCの加減速制御。高速道路右カーブでの追越し中、左隣りの走行車線の車両を誤認識して急減速するという脱力モノの粗相については、2021年のサービスキャンペーン後は幾分減った気がしますが、ごく単純な追走時に、一定速の前走車の背後でひたすら急減速→急リリースを繰り返すという運転初心者レベルの挙動は完治せず。今週末に実施した長距離ラストランでも幾度となく閉口させられましたが、これはMAZDA3自体の素性とは直接関係ないこととして、不問にします^^;。
そんなことよりも・・・
月曜の夕方、おそらくこれが最後となるシャンプー洗車の最中につくづく思ったのが、この大胆なファストバックスタイルの美しさ。とりわけ、Cピラー周りの造形の妙は専門家筋の評価が高いことからも完成度の高さが窺えますし、2020年WCDOTY(ワールドカーデザインオブザイヤー)受賞はまさに面目躍如といったところでしょう。もちろん人によって好き嫌いはあるでしょうし、その造形のお陰で斜め後方視界が絶望的になったのも事実ですけど、納車から5年半が経過しても、飽きるどころか未だに見惚れてしまうのは只者ではない証拠。いっそCピラー周りだけでも切り取ってガレージの壁に埋め込みたいくらい(笑)。
なんて冗談はさておき、外装に関してはほぼ純正状態に復旧できた一方で、ナビの地点登録やメモリーオーディオの消去、MyMazdaアプリからの登録削除など、地味ながらもどことなく切ない作業が残されています。
こうした安全・快適装備のお陰で事故や故障もなく5年半を無事に過ごせたことに感謝しつつ、送り出しの準備を滞りなく完遂したいと思っています。
Posted at 2025/09/15 21:56:30 | |
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